【製品の補足説明】
 

(1)マーキングについて

1.スウォッチの数は、必要に応じて設定します。

・マーク用のスウォッチの数は、通常は1つです。マーキングを色分けしたいケースが出てきたときに、その数だけ増やします。

2.スタイルに登録すると手早くマーキングできます。

・文字スタイルとしてマーク用のスウォッチ(カラー)を登録します。ただし、スタイル名はスウォッチ名と同一(SakuinMark1、SakuinMark2 …)にして下さい。キーボードショートカットを設定すれば、手早くマーキングできます。

 

(2)索引語句の抽出について

1.同一ページ内に、複数のストーリー(テキストフレーム)がある場合でも抽出可能です。また、連続していないページに配置された連結テキストフレームのストーリーも抽出可能です。

2.マーク文字列はテキストとして抽出します。例えばルビや圏点などは除かれ、インデックスは親文字になります。

3.Unicode の文字(Shift-JIS にない文字)も抽出可能です。

4.InDesign 固有の文字(異体字など)は抽出されず、類似の Shift-JIS または Unicode 文字に置き換えられます。

◎2〜4について 具体的には、対象文書をタグ付きで書き出したときのテキスト(Unicode)に準じた文字列になります。

5.改行を含んだマーク文字列は、改行の前後で別々な語句として抽出されます。

6.色フチの文字列は抽出できません。

 

(3)読みの発生と専門用語辞書について

◎本ソフトでは、システム側の IME から読みを取得しています。

1.Unicode の読みには対応していません。

・Unicode の文字は索引語句としては正しく抽出されますが、読みには対応していません。

・読みは不定になりますが、ほとんどの場合、漢字も記号も「?マーク」になります。一部アクセントなどは、「ÄÇÖ」→「ACO」のように Shift-JIS 表現になります。

2.IME 辞書は、MS-IME の環境で運用して下さい。

・ATOK など他の IME 使用時には、実行結果に専門用語辞書が反映されません。

・同様に一般辞書も、MS-IME 以外は結果に反映されません。

・ATOK 向けの辞書を、テキストファイルなどを利用して MS-IME のユーザー辞書に登録できる場合には、そこからシステム辞書を作成することが可能です。
(追加辞書数が多いと、実行速度が低下する場合があります)

3.抽出結果の「★読み再確認★」というコメントについて

・読み仮名が正しく取得できなかったことを示します。読みの中に Shift-JIS の漢字が含まれたままになっているとき、読み文字列の末尾にこのコメントが追加されます。

4.読みの欠落について

・まれに読み文字列の一部または全部が欠落する場合があります。特定の文字コードの組み合わせ(バイト列)によるものか、原因は判明していませんが、処理スピードなど技術的な理由で、欠落のエラー処理には対応していません。

 
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