標本箱を自作してみる
標本箱を買うと10個500円ぐらいの値段になります。
標本箱があると、しまう時に整理しやすくなります。
箱は標本屋さんの通販かミネラルショーなどの大きな即売会でないと入手できません。
ガラス窓つきの標本箱は作れませんが、高さ2cmの浅い紙箱なら自作は可能です。
で、実際に作ってみました。
作ってみたのは写真の下のサイズのものです。
用意するもの
@、カッターナイフ。
A、定規。プラスチック製で長さ30cmぐらい5ミリ方眼のスケール、あればカット用の金属製の30cm〜50cmの定規。
B、カッターマット。新聞紙での代用はやめましょう。カットの時に力を入れすぎると机が傷つきます。A3サイズがあればなお良い。
C、はさみ。
D、書けなくなったボールペン。ボール紙に凹みをつけるために使う。
E、ボール紙。文房具屋で買ってもよし、お菓子や贈答品の空き箱を使うもよしです。
空き箱はつぶさずに標本箱用に取って置きましょう。
F、製本テープ。幅30ミリ以上のもの。私は幅35ミリのものを使いました。
作り方
@、サイズを測り、ボール紙に線を引く。
空き箱を使う時は箱の折り目をうまく使うとやりやすいかと思います。
箱のサイズは、通販サイトだと高さ20(18)mm×縦75mm×横60mmと表示されていたりしますが、若干大きい感じです。
箱を測った実寸だと高さ18mmか20mm×縦73〜74mm×横58〜59mmぐらい。
20mm×74mm×59mm、これで作ると若干大きいので、出来上がりが製品と同じぐらいになるようにします。
ボール紙の厚さの分だけ引いてサイズを調整します。
箱のサイズ 高さ18mm(または20mm)×縦73mm×横58mm
A、線が引けたらカッターでカットする。
折れ線の部分に出なくなったボールペンで線を引いてへこみを付ける。
カッターで浅めの切れ目を入れてもいいですが、切れすぎないように気をつける。
ボール紙のつるつるの面を内側にするため、グレーの面に凹みをつけています。
B、つるつるの面を内側に折る。ボール紙が厚い場合は折れ線の部分に定規を当てると折りやすい。
C、製本テープを巻く。テープ裏面のあわせ紙に方眼線が入っているので、それに合わせて巻くとずれなくて良い。
D、はみ出たテープの四隅にはさみで切れ目を入れる。裏も同様に。
E、はみ出たテープを内側に折り貼りつけて完成。
同人誌でテープ巻き製本をしていたので、3色の製本テープが手元にあります。
それで標本箱を作るとこんな感じです。結構カラフルになりました。
ミネラルマーケットで購入した標本の箱は工作用紙でできていました。
工作用紙なら方眼目が入っているので長さを測りやすいと思います。
テープも巻かずに綴じた裏面が出っ張らないフラットホッチキスで止めるだけです。
自作の標本箱、これもありです。