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2007/11/初旬 2つの過ち...



直添キットによるCO2の添加は上手く行かず、外部フィルターの排水パイプから時々、ボコボコと気泡が出て、とても水に溶け込んでいる状態では無かったので、セットに付属していたアトマイザーによる添加に切り替えた。

直添キットによる添加が、上手く行かない理由を調べる余裕が無く、とりあえずCO2が添加されればいいやと安易に考えていたのだが......
アトマイザーによる添加を始めてから、僅か2日で水槽はコケだらけになってしまった。

添加を始めた次の日から2日間、私は朝7時から夜10時過ぎまでの仕事だったので、水槽も観察せずにいたのだが、

3日目の朝に息子から『おとーさん、水槽が緑色になっているよ』
と聞かされて、照明を付けた時の私は言葉を失っていた。。。
←綺麗だ
師匠に聞いてみると、「立ち上げたばかりの水槽にテトラ20匹投入とは無謀です」と言われた。
確かに、水の出来ていない水槽でCO2を添加、照明も80W近くの明るさがある中でテトラを20匹以上も入れれば、糞尿を処理できず、富栄養化してしまい、2日間でコケまみれになってしまったのも頷ける。皮肉な事にコケが光合成をきちんと行い、コケに綺麗な気泡が付いていた。

一つ目の過ちが、立ち上げたばかりの水草水槽にカージナル・テトラを20匹以上も投入してしまった事。

そしてもう一つの過ちが、このビーシュリンプ水槽にレッドラムズホーンを入れてしまった事。

ビーシュリンプも2匹程抱卵し、次世代の誕生が楽しみだったのだが、ここに1匹のレッドラムズホーンをコケ取り用にと投入してしまった。
勿論、卵を産み増える事が予想されたので、交尾をしないようにと1匹だけの投入だったのだが、成熟している個体で既に交尾済みだったのか、私の知らないところで黙々と卵を産み続けていたのだ。
ある時、ビーシュリンプ水槽で小さな貝を数匹見つけた。
その時は別に驚きもしなかったのだが、その数は徐々に増えて見る限りでも100匹はゆうに超えていた。
水槽の中に手を入れてはプチプチと潰していたのだか、とても駆除できる状態ではなかった。
ビーシュリンプの抱卵が確認できてから一ヵ月後、本来ならば稚エビが発見できるはずなのだが全く発見できず、
ウィローモスのジャングルと化した、流木の下にいるのでは?と微かな期待を込めて流木を引き上げてみたのだか、
そこには、親エビしかいなかった。。。。
稚エビがいないとなれば、この水槽に拘る必要は無くなった。
スネールと化したレッドラムズホーンまみれの水草やモス付き流木はさっさと撤去。
息子が掬ってきた和金を入れると、この和金は小さな貝を美味しそうにパクパクと食べた。

この水槽にはピンポンパールを飼うつもり。
そう、私は密かに(誰に隠すわけでもないのだが)近くの金魚屋から、
国産ブリードのピンポンパール3匹を25cm*25cm*30cm水槽で飼育していた。

水量が18リットル足らずの水槽で、金魚3匹の飼育は数が多そうに見えるが、この水槽のろ過装置はテトラEX75を底面吹き上げ方式で接続しているのだ。

1週間に半分の水換えで、硝酸塩の濃度も安全なレベルで推移している。
話を元に戻して、ヘアーグラスの水草水槽は、CO2添加は中止、照明も2台から1台に変更。
ヘアーグラスは、スリットの入った小さな容器に大磯砂を入れ、そこに植えこみいつでも避難できるようにした。
生体はカージナル・テトラは移動し、代わりにビーシュリンプ16匹、ミナミヌマエビ15匹、ヤマトヌマエビ5匹を投入し、
水が出来上がるまで、このまま放置する事にした。

この放置という言葉は、私が一番得意にしている言葉。
結局このままの状態で年を越す事になってしまった。





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