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ホワイト・アイ カブト
2006/07/05 ホワイト・アイがやって来た |
3年程前から、クワ・カブ飼育を始めて色々とネットで情報を集めていましたが、その当時からどうしても気になる個体がいました。皆さんご存知かと思いますが、目が白い国産のカブトムシです。 そのルーツは弥栄カブト・クワガタワールドというショップで2001年に見つかった1匹の白目の♀でした。 オオクワのホワイトアイも存在しますが、目の大きさから言ってカブトの方が神秘的に見えます。 一昨年あたりから、欲しいとは思っていたのですが、何せ値段が高く、ひと夏しか生きることのできない国産カブトに何千円もお金を掛けるとなると、私の飼育技術では自信が無く、ちゅうちょしていました。 今年も初夏の季節になりオークションでホワイト・アイカブトを眺めていると、脇で息子が『欲しい!』と騒ぎ出しました。 と、いう事で今年はホワイト・アイ (WE)カブトの飼育に挑戦です。 ♂・♀が白目のペアを入手し、ブリードに成功すれば次世代は100%白目の子供が誕生するのですが、累代が進みなかなか上手くブリードできないようです。又、産卵数も少ないみたい... そのなかで最初に目に止まった出品がWE♂3匹のものでした。 『とりあえずホワイト・アイの♂が3匹いれば、普通の黒目の♀と掛け合わせても、白目の遺伝子は持っているみたいなので、落札しよう』と、早速オークションに参加。思ったほどの高値にならずに落札。 ホワイト・アイの遺伝を調べてみると
う〜ん。と言う事は♂の白目を3匹持っていても、♀が普通の黒目個体だと白目の遺伝子は持っているが、黒目しか出現しない事が、分かりました。 『このままだと、白目の個体が出現するのは再来年か...』 私の性格ではそこまで待てません。 そこで、オークションに目を向けて見ると、まさにピッタリの出品がありました。 白目の♀単品での出品です。温室などで飼育せずに常温で1年掛けて飼育した生体だそうです。 私も一昨年だったかに、国カブを4月頃羽化させようと、12月まで常温で飼育し、その後は温室で育てた事がありましたが、余り長生きはしてくれませんでした。冬の間はしっかりと低温で飼育したほうが、丈夫なのでしょう。 出品生体の紹介文などから、しっかりとしたお方である事が良く分かります。早速入札、無事に落札となりました。
何れのお方もとても親切でしっかりとしたお人柄でした。このように良いお方とのお取引が出来た事を感謝します。 しっかりと飼育して、ホワイト・アイのカブトを来年の夏に羽化させようと思います。 |
2006/07/10 ペアリング |
ここ東北ではまだ肌寒く、我が家にやって来たホワイトアイ・カブトも温室の中で個別に飼育しています。 温室の中はこの他に、ヘラクレスのペアや羽化間もないギラファなどが入っており、満杯状態です。 ホワイトアイ・カブトをペアリングさせても、産卵セットのケースを玄関に置いたのでは、ちょっと温度が低くて産みそうも無く、梅雨明けを待ってから、交尾させようかと思っていました。
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2006/07/14 産卵セット(A血統♀) |
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2006/07/16 B血統(WW×WW) |
A血統の♀を産卵セットに投入しましたが、このペアは兄弟。ホワイトアイ・カブトのブリードは元々が1匹の♀ですので、累代が進み、ブリードは難しいとの事。このA血統でブリードが失敗したら来年の夏にホワイトアイが生まれなくなります。 「もう1匹ホワイトアイの♀を手に入れよう」 早速オークションで♀を落札。今日我が家にやって来ました。
6/28ビッダーズで3匹落札・入手の内の1頭
7/14ビッダーズで落札・入手 画像を撮影後にすぐに交尾させ、一週間程餌を食べさせてから産卵セットに♀を投入予定。 完全未交尾の黒目の♀5匹はしょうがないので、そのまま飼育しています。(ゼリーの消費が半端じゃない...) |
2006/07/29 暴く... |
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2006/08/11 B血統ブリ成功 |
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2006/08/25 驚異的な成長 |
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2066/09/13 大変な事に... |
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2006/09/30 常温飼育へ |
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2007/05/04 マット最終交換 |
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2007/06/06 蛹化 |
2007/07/11 羽化ラッシュ |
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