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07/04/28 金魚すくいから...



大型連休の初日に、息子とメーデーに参加した。
メーデーと言っても今では、各会社の組合員が出店を出して、和やかなお祭りみたいなものだ。
その中で息子が夢中になったのが、1等の景品が大きな水鉄砲で1回100円のくじ引き。
600円使って2等と3等の水鉄砲を当てた。
次に2回で100円の金魚すくい。
定石通りに最初は出目金をひたすら狙い、取れたら次は小さな和金(後で知ったのだが小赤と言う)を取るように息子に言った。
結果は小さな出目金2匹と小赤2匹。息子は嬉しそうに我が家に持ち帰った。

さて、どうしたものか...
クワガタを飼っているので、プラケースは山ほどある。
水槽の中から空気をブクブクとだすやつ(エアーポンプと言うそうだ)を買いにホームセンターに行くと小さな水槽の金魚飼育セットが販売されていた。
『はじめてでも安心!今からすぐにおさかなが飼えるよ!』の文字に騙されて、購入してしまった。

30センチ足らずのプラスチックの水槽に外掛け式のフィルターが付いて、2500円也。
高いんだか安いんだか分からないが、金魚のフィルターと言えば、水槽の上に付いている大掛かりなフィルターしか知らなかった。こんな便利な物があるんだ〜と感心しながらお金を払った。
これは後日撮影した画像だが、こんな感じで金魚の飼育が始まった。。。

しかしすぐに息子は飽きて、世話をしなくなり、私も金魚には余り興味が無いので、そのうちに義父の家の池送りになるだろうと予想していたのだが...


07/05/10 衝撃の出会い...


水槽の底に赤・白の石でも敷こうと息子と一緒にホームセンターに足を運んだ時、見た事もないような可愛らしい金魚が売っていた。
水槽には『ピンポンパール』680円の値札が貼ってあった。
なるほど、ピンポン玉のように丸く泳ぎは下手なようだが、返ってそれが愛嬌があって、水槽の前で30分も眺めていた。

値段も手頃で、琉金とも違うこの金魚に一目惚れして1匹買って持ち帰った。
2日後には2匹目を購入。

小さな水槽に小赤2匹、小出目金2匹、ピンポン2匹と過密状態になってしまった。
後で思えば、水の安定しづらい小さな水槽に僅か10日間程度の期間で次々と金魚を追加し、しかも和金系と琉金系を混ぜて飼育するなどとは、暴挙としか言いようがなかった。
案の定、最初のピンポンは尾びれが腐ったようになり、水槽の底で動かない時間が増えた。
2匹目のピンポンは体中に白い斑点が発生し、数日後には2匹共に☆になってしまった。
ついでに金魚すくいで持ち帰った、小出目金も☆。。。
興味本位で金魚を飼いだした無責任さを自分自身で責め、息子と一緒に泣きながら畑に小さな金魚達を埋めてあげた

「もう金魚は飼わないの?」 息子が私に聞いてきた。
「ピンポンパールは飼うのが難しいんだね。お父さんは少し金魚の事を勉強してから、もう一度ピンポンパールを飼おうね。。。」
息子は頷いてくれた。


ピンポンパールを知る


これがピンポンパール。
正式な名前は 短尾珍珠鱗と言うそうだ。
珍珠鱗(パールスケール)と言う中国産の金魚の種類の
尾が短く、丸での個体を選別し固定化したものをピンポンパールと呼ぶと言う。
珍珠鱗(パールスケール)の「珍珠」とは中国語で真珠の事。
なるほど、これでピンポンパールの意味がよく分かった。普通の金魚のような鱗ではなく、真珠のような鱗になっているからだ。
正面から見るとその体型がよく分かる。丸々と太っていかにも『泳ぎが下手です。』と言わんばかり...
その体型から「転覆病」にかかり易く、鱗が普通の種と違う為に、鱗が充血しやすく、水温変化、水質変化、などに注意が必要との事だった。
金魚飼育は全くの初心者で、ズボラな私にピンポンパールなど飼育できるのだろうか?



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