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07/06/15 ウオジラミとの闘い

ウオジラミをピンセットで取り除き、薬浴させればそれですむ事柄なのですが、
今回の出来事で改めて、金魚のデリケートさ。を知りました。



ふと気が付くと1匹の琉金の尾びれの付け根に何か付いているのを、発見した。

う〜ん。何かエビみたい...
もしかしてヤマトヌマエビが産卵?そんな訳ないですよね。
ヤマトヌマエビは稚エビ時代には海水が無いと育たないので、淡水での繁殖は不可。
しかも金魚に寄生するエビである訳がありません。
色々と調べてみるとその正体は『ウオジラミ』と言う寄生虫でした。画像をクリックすると拡大画像になります。
とある金魚関係の掲示板で質問してみたところ、新しい生体や水草を入れる時に、成虫や卵などの状態で水槽に侵入し、金魚に寄生するそうです。

琉金を購入した時には、2匹共に穴の開くほどながめていましたが、このような寄生虫は居ませんでしたので、どうやら水草に付着していたようです。

左の画像がにっくき「ウオジラミ」です。体長は数ミリ程度です。
そのウオジラミを取り除かなければなりませんが、金魚を手桶の様な物に入れて、水の中で取り除く作業をしないと金魚が暴れてしまい、ストレスや体に傷をつけてしまうとの事でした。

以前勤めていた電子部品製造工場で使用していた、ピンセットがありましたので、それを使って、そ〜っと金魚からウオジラミを取り除きました。その後メチレンブルーにて薬浴させます。
尾びれの付け根に寄生していましたが、その部分は鱗が白くなっていました。
水草などは、結構適当に販売されており、寄生虫やその卵、様々な病原菌、場合によっては残留農薬などが付着している可能性があるそうです。

水草を購入した場合は、少し濃いめの塩水でよく洗った後、充分に濯ぎを行い、さらに念の為カルキ抜きしていないたっぷりの水道水に浸しておいたりすると予防できるとの事でした。
そう言われてみれば、あのホームセンターの水草水槽は、ちょっと汚かったような...
10リットル位の水に規定の量のメチレンブルー水溶液を入れます。説明書には60リットルで10mlを入れる。と書かれていましたので、う〜ん。10リットルでは1/6。2mlでいいや...

小さなケースと大きなケースの水温を同じにしてから、大きなケースからメチレンブルー入りの水を小さな水槽に徐々に移して段々濃度を上げていきます。
小さなケースの水が満杯になったら、半分位捨てて、更に大きなケースから水を足していきます。

もうこの位の濃度になれば大丈夫でしょう。

大きな水槽に琉金を移動します。
数日間薬浴させれば、大丈夫との事でしたので念のため一週間位薬浴させようかと思っていました。。。。。

しかし、これからが私にとってとても勉強になりました。
60cm水槽には相方の琉金1匹が残りました。
最初は泳ぎ回っていたのですが、1日も経つと水草の陰に隠れて出てこなくなってしまいました。

この場所は一番水流の少ないところ。上部フィルターの吸水パイプの真下です。
小出目金もこの下で動かなくなって☆になりました。
飼育セットの水槽で、ピンポンが☆になった時も、吸水パイプの真下で動きませんでした。

餌を与えても、自分のところに流れて来た餌は食べようとしますが、その他は全く興味を示さずにただ、じ〜っとしてるだけ。
反対にメチレンブルー溶液に入れた、琉金は元気そのもの。。

う〜ん。元の水槽の琉金も何か病気に掛かったか。
もしかして、「ウオジラミ」?

目を凝らして琉金を観察しますが、水草の陰に隠れてよく分かりません。
考えた挙句に、2日後に薬浴させていた琉金を元の水槽に戻しました。

すると...あら不思議!水草に隠れていた琉金がすぐに出てきて、一緒に泳ぎまわっているではありませんか。

この2匹はペアなのでしょうね。
だとすると、薬浴させていた方が♀かな?
金魚の事を検索していると、
「ストレスを与えないように・・・・してください」
という言葉を良く見かけます。

正直「金魚に対してそんなに気を使わなくても」と思っていました。
しかし、小さな生き物とはいえ、デリケートなんですね。

これからピンポンパールを飼育しようとしている私にとって、非常に勉強になりました。





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