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07/6/30 緑の恐怖



半月前から分かっていた。
白濁ではなく、アオコがこの水槽には発生してしまった。
素人なりにも、この緑色の水になると部分的な水交換では解決しない事をうすうす感づいていた。

認めたく無かった。
10年前と同じ繰り返しになる事は絶対に認められなかった。
家族の前で「今度の水槽は違うよ」と自慢した手前、その内に何とかなる。と言い聞かせてきた。

しかし、琉金が緑色のフンを付けながら泳いでいるのを見て、受け入れざるを得なかった。
10年前に「ま緑色」になった水槽を一度だけ、全部換水したことがあった。
次の日、綺麗な水の中で和金が緑色のフンを随分としていたのを見て、『ああ、水中の藻も食べていたんだ』と、
このアクア初心者は学習していた。
6/27の水交換から3日後には、ここまで濁りが進んでしまった。
たった3日で緑色の水になってしまうとは...
この先どうなるのか不安すら覚えた。

アオコの発生原因として、
○直射日光が水槽に当たる。
○肥料の入れすぎ。
○魚の飼育数が多い、餌の与えすぎなどで老廃物が過剰に発生している。
○フィルターの目詰まりやろ過能力不足。
などが記載されていたが、心当たりは今のところ無い。
○直射日光が水槽に当たる。 部屋の角に置いてあるので、直射日光は絶対に当たらない。
蛍光灯の照明時間も1日当たり、10時間程度。
○肥料の入れすぎ。 水草水槽ではないので、肥料は入れていない。
○魚の飼育数が多い、餌の与えすぎなどで老廃物が過剰に発生している。 飼育数は少ないぐらい。餌も1日2回1・2分程度で食べつくす量を与えている。
○フィルターの目詰まりやろ過能力不足。 上部フィルターのマットは1週間で交換。
外部フィルターはウールマットは外してあるので、目詰まりは考えにくい。
思い当たるのは餌の与えすぎ。と言うか、餌の食べ残し。
今までは、フレークタイプの餌を上部フィルターの排水口の上にある穴から投入し、排水と共に一端水槽底面近くまで沈んだ後、浮き上がる餌を琉金が食べるのを眺めるのが楽しみだった。
この餌の与え方が悪かったのか?
食べ残しが溜まっていたのかも知れない。
とりあえず、餌をフレークタイプから粒状で浮上性の物に変更してみた。

粒上の浮上性の餌を6/28に買ってきて水槽の角から数粒与えた。
餌を与える時はろ過装置を全て止め、水流が起きない中で餌を与え、食べ残しが無いように全て餌を食べつくしたあとに、ろ過装置を稼動。しばらくこれで様子を見てみる。


07/7/05 遠いピンポン...


6/27の換水から8日後の水槽。
照明を消してデジカメのフラッシュを炊いて撮るとこんな感じ。
思ったほど緑化は進んでいない。
画像では緑色が濃くなっているように見えるが、水槽の照明を点けて撮影すると、濁りや緑色が薄く写る。

「そりゃそうだろ。アオコの原因なんて無いんだから。」
と一人でブツブツ言いながら水交換をした。
その前に恒例となった、水質検査。
上が60cm水槽。下が30cm水槽。

驚いたのが、30cm水槽の水質が悪化していない。
前回6/14に調べた時は、全換水後9日間で硝酸塩・亜硝酸塩のレベルが物凄く上がり、左側二つの色が真っ赤になっていたのに、6/22から2週間近く水を交換していないのに、それ程レベルが上がっていない。
たかだか10リットルの水に外掛けフィルターのみの、水槽の水質が安定したのか?
う〜ん。喜んでいいのか、悪いのか複雑な気持ち。
60cm水槽の総アンモニア量も測定してみた。
全く問題ないレベルだ。
こちらは30cm水槽。
試薬液の量を少し間違えたが、問題の無いレベルだと思う。

もしかして、30cm水槽は安定してきたのかな?
30cm水槽はこのまま換水をしないで、様子を見てみる事にした。
20リットル換水後の水槽の様子。
少しは改善されたが、『又、再び緑色に染まるのか。』
と思いながらの換水は何だか辛いものがある。

しかし、なぜ60cm水槽はアオコが発生したのだろうか?
アナカリスをホームセンターで購入した時、アナカリスの入っていた水槽はお世辞にも綺麗といえなかった。
その時にアオコが付着していたのだろうか?

しかし、仮に何かにアオコが付着していたとしても、この条件では発生しないと思うのだか...
アオコが発生してしまったら、ほとんどのWEBサイトではこまめな換水を勧めている。
しかし、バクテリアの事を考えれば、あまり換水はしたくないし、なにより原因が把握出来なければ、又発生してしまうだろう。 う〜ん。困った。

アオコ除去剤なるものも販売されているようだが、この先ピンポンパールを飼育する予定の水槽で薬品関係はあまり使いたくない。これも原因が分からなければ、薬品の効き目が切れたら、又発生するのではないだろうか?

アオコについて調べていくと、「凝集作用のある薬品」を使い粒子の小さいアオコを集めて粒子を大きくし、物理ろ過のフィルターで濾し取ると言う対処の仕方が載っていた。
なかなか良い方法だとは思うが、本当に濾し取れるのだろうか?
今だって、流木のアク抜き用の活性炭マットを上部フィルターに入れている。
流木のアクの粒子よりもアオコの粒子は小さいのか?

この先、どうすれば良いのか分からなくなってきた。
バクテリアの繁殖を考えれば、換水は出来るだけ行ないたくないし、アオコ除去剤も使いたくない。
しかし、この薄緑色の水をした水槽では、アクアの楽しみが半減してしまう。

次の換水までには、決断しなければならない。
○全換水し、水槽をリセットする。(これだけはやりたくない。今までの立ち上げを全て否定する事になるから...)
○部分的な水換えをこまめにやる。(バクテリアの繁殖にはかなりのダメージがあるだろう。これも嫌だ)

かすかな望みを賭けて凝縮作用のある薬品を入手する事にした。

いつになったらピンポンを飼育できるのだろうか...物凄く遠くに感じてきた。
ホームセンターのピンポンは恐らく夏の間しか販売しないだろう。
ネットでも購入できるが実際に生体を見ることができない。自分の目で見て気に入った生体を飼育したいものだ。
飼育までの道のりはまだまだ遠い...





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