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今年初めての南会津
2006/7/25
ついにクワ・カブの季節になりました。灯下採集にも熱が入るところですが、 残念ながら今年は梅雨明けが遅く、まだ梅雨が明けていません。南会津の気温を日々チェックしているのですが、夜は 20度を完全に下回り、10度付近、場合によっては一けた台の日もあります。 7/20に遠征を考えていたのですが、とてもクワが飛ぶような気温ではなかったので中止。 今年初めての南会津遠征はクワ友である、Sさんとご一緒することになりました。
何となく照れくさいですね。 明るいうちに、各町村のポイントを案内します。 でも、ここなら絶対!と言うポイントを私は知らないのです。昨年までは条件の悪い日ばかりに来ていますので、クワが飛ぶ濃いポイントが分からないのです。 桧枝岐村、南会津町はかなり広くて、街灯を一本一本丁寧に見て回るとあっという間に日付が変わり、効率の良い灯下採集ができません。 ここぞと言うポイントを集中的に攻めないと、オオは採れないと私は思っています。 必然的に、案内する場所もそれこそ皆が知っているようなポイントや昨年オオ♀を同行者が発見した場所になってしまいます。 一通り、各町村を回り、温泉・食事の後、桧枝岐村から採集開始です。 しかし、桧枝岐村の気温は17度。条件的にはかなり厳しいスタートになってしまいました。 一番最初にゲットしたのは、小さなコクワ♀。普通ならば見向きもしませんが、私は拾っちゃいました。 この後、一匹も採れないかも知れませんので、念のため...本当のタコボーズは嫌ですから その後、ノコ♀やミヤマ♀などを拾い、とりあえず一安心。 しかしオオにはなかなかめぐり合えません。 昨年ここに来て、同行者がオオ♀を見つけた時も気温が低く、今回も可能性としてはあるのですが、う〜ん。難しいかな。 そのオオを見つけたポイントに向かうと何と、街灯が消されていました。 これはショックでした。このポイントはオオを見つけただけでなく、ノコやミヤマの♂が飛来する場所で、私の中では一番のポイントです。そのポイントの街灯が消されているとは... ここ、南会津町のある地区では、マナーの悪い採集者に嫌気が差したのか、水銀灯を焚いての灯火採集は全面禁止になりました。街灯下を回る灯下採集者もエンジンをかけたままで徘徊し、民家の中まで入り込んできて地元の方は迷惑がっています。年々灯下採集も厳しくなり、ますますオオを採集するのは難しくなっています。
今回も条件が悪くて、オオは採れませんでしたが、灯下採集も南会津では、これからかなり厳しいものになるでしょう。 桧枝岐村では、オレンジ色の街灯に全て変えられています。 南会津町のある地区では、街灯が次々と消されています。条件が良くなるこれからは、競合者がかなり押し寄せるでしょう。しかも地元の方に迷惑にならないように、採集をしなければなりません。 国道沿いだけの街灯回りでは、恐らくオオは採れないと思います。 次の朝は桧枝岐村は快晴。気温もグングン上がりそう。ひょっとして今夜は条件が良いかも... 同行されたSさんは休暇は今日まで。残念ですが、帰られければなりません。 しかし私は明日は夜勤。今晩もう一晩ここで採集を続けても明日の朝、帰宅して仮眠をとれば仕事には行ける。 Sさんには言いませんでしたが、「もう一晩」と私は考えていました。 しかし、私は帰る事を決めました。 ガンガン気合の入った採集をする方から見れは、「お気楽採集者」と思うかも知れませんが、それでもいいと思うのです。 『何が何でもオオクワ』じゃなくてもいいんじゃないかと... スキーを始めた若い時は、それこそ吹雪だろうが、雨模様だろうが取りあえずスキー場まで行った。 ゴルフを始めた時も、雨でもプレーした。 年をとるにつれて、条件の良い時しか滑らなくなった。雨が降るとゴルフ場にすら行かなくなった。 車中泊で体力を消耗してから夜勤に行くなんて、今の私には体力的にちょっと無理。 日帰り感覚で、クワ友さんや息子と一緒に南会津の街灯を回り、「もしかしてオオが採れる」とドキドキしながら採集する。 こんなスタイルでもいいんじゃないかと思う様になった。 でも行かなければ採れない。 まだ今シーズンチャンスはあります。 また行きます。
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