2002年12月2日

有機でのヤギと羊飼育

 皆さん、こんにちは。ラジオ・ハバナの科学技術環境の最新版ブレーク・スルーへようこそ。私はラジオ・ハバナのサイエンス・エディター、アーニー・コロです。いつも、あなたに魅惑的なこうしたテーマのニュースをお届けできるのが楽しみです。

 今日、値段がかからない有機農法を使って、羊とヤギの生産を向上させているプログラムについてお伝えしましょう。動物性たんぱく質の生産は、栽培漁業から小規模な生産単位での羊やヤギの飼育まで、利用できるあらゆる手段を用いて、この数年のうちにキューバで増やさせなければなりません。低コストで子羊の肉を提供するプログラムが、キューバ東部で開始され、食事で動物性たんぱく質をおおきく増やしてきました。プログラムは、個別生産者に高品質の家畜を提供し、農家が自分で繁殖を始められ、獣医の手助けや商用規模での家畜生産に欠くことができないワクチンも得られよう熟慮されています。

 プログラムは、キューバの気候条件に上手く適応し、共通の疾病に抵抗力があることが判明している羊やヤギ品種を利用できるようにしています。小規模生産ではすぐの成果は達成できませんし、集約的に牛を飼育する場合よりも家畜が大きくなるのに時間もかかります。ですが、飼育する場所をどこにでも広げられるので、輸送費がそれほどかからなくなり、地元で利用可能なあらゆる資材を活用することも可能になります。

 国有農場と個々の生産者との契約では、羊やヤギのうち、いくらかを提供した農場に戻して売ることを求めています。国有農場がそれらを販売して利益をあげるためにです。ですが、残りの家畜は、それらを飼育した家族を養うために使われたり、農民市場で多少は高く販売され、家族の収入となっています。

 羊もヤギも簡単に放牧できるので、プロジェクトには多くの女性が参加していますし、彼女たちは仕事だけでなく、家族の食事内容を改善し、いくらかの金銭も手にするよい方法も見出しています。

 これとはまた別のとても成功しているプログラムで、いまキューバ東部で急速に動いているのは、都市有機農場です。それは、とても重要な雇用創出源となっており、国連食料農業機構が推奨する一人あたり日量300g以上まで、一人あたりの野菜摂取量を既に高めています。

(キューバのラジオ・ハバナからの記事)
  Arnaldo Arnie Coro, Cuba,s, Organic Sugar: Break through,2001.サイト消滅

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