徒然絵巻

2004年05月09日

宮川OLM 2日目
谷底の鎌滝テン場は、夜中からどしゃぶりがつづく、タープ代わりのブルーシートに容赦なく雨水がたまり、ときおりバケツの水をひっくり返したかのように水がおちる音がする。

テントの外から歓声が聞こえた。どしゃ降りの中、満面の笑みをうかべたふりーすとん氏が立っていた。
彼のネットには、立派な面構えをしたアマゴがおさまっていた。
父ヶ谷在来型アマゴは、腹に小黒斑紋がほとんどない という特徴がある。

特に、鎌滝の上流部は、滝と滝にはさまれ、地形的に隔絶された区間が存在しており、
父ヶ谷在来型のアマゴが、グループとして生息していることが興味深いと思う。

父ヶ谷でも 入渓しやすい場所では、漁協による稚魚放流と釣り人による初眼卵放流が行われていることから、交雑の影響があり、在来型の特徴が薄れ始めている。一般の人から見れば、あまごはすべておなじにみえ、自主放流は美談として語られているようである。しかし、在来型が残る場所において、地域的生物多様性を無視した放流については、首を傾げる。


今回 ふりーすとーん氏が掛けたアマゴは、父ヶ谷在来型のアマゴの特徴がよく出ており、うれしかった。

きのこ鍋 

前日の焼肉のあまり肉に白菜・マイタケ・えのき・シメジ・うどんをいれて 味噌仕立てにした。

みなさん 土砂降りの中 竿をふり体が冷えていたためか、きれいに平らげてくれた。
うまそうに食べてくれたので 作りがいがあった。
あいにくの雨にもかかわらず、たのしい宴会になりました。

ふりーすとーん氏・INHARDY氏ありがとう!!

いつも兄貴のような ヨッシー氏ありがとう!!
膝に装具をつけ、仲間に支えられながらの
父ヶ谷 鎌滝でのOLM。 

膝ゆえに あきらめかけた源流、

ついに源流にもどってくることができた。


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