徒然絵巻

2004年05月15日

古川 探索 2
先週に引き続きINHARDY 氏と古川に行った。

運良く八幡トンネル横の車止めゲートを工事関係者が通らせてくれたので、午前中は女王の滝 上流部から源流点を探索した。


今まで、渓流つりといえば、ザイルをかつぎ、山を登り、滝を登り、沢を遡行するという山釣りをしていた。
この古川は、紀州の山間部をとおる国道からすぐに入れる渓谷である。

澄み切った水の流れ、エメラルドグリーンの淵、

紀伊半島の特徴であるまるいパーマークの天然アマゴ

何日もかけて沢をのぼり、源流点ちかくの平場にでてきたような雰囲気がする。

膝に負担をかけられない今の自分にはありがたい渓谷だ。

この谷は、あまごの魚影が濃く サイズ18・19センチ主体であった。


テンカラに興味津々のINHARDY氏が、テンカラをふる。
まだテンカラは2回目ということもあり、ぎこちなさが残るが、それでも、アマゴが毛ばりをくわえる。

毛ばりをしらない天然アマゴは、毛ばりを沈めてながすと いくらでもつれてしまう。


日本の渓流には、テンカラがにあうように思う。
無駄のない仕掛け、アマゴの習性を利用した伝統の技 「テンカラ」。

沈む毛ばりのあたりさえ取れればテンカラは誰にでもつれる。


源流点が近づき、なだらかな なめ滝が続き、川幅が狭くなってきた。


女性的な美しい渓谷 古川 女王の滝上流の探索を終えた。


午後は、県境の三重県側上流の本流を探索した。

女王の滝上流とは、雰囲気がかわり、高低差のある男性的な渓谷である。


つれるアマゴの特徴も女王の滝上流の腹部小黒斑紋のないグループに対して
県境付近の下流では、腹部小黒斑紋があるものにかわる。

国道が川の横を通るものの、車の通行はほとんどなく、アマゴの魚影もこい。
日暮れが近づき、納竿し古川探索を終えた。


戻る
前へ
次へ