徒然絵巻
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竹株渓遊先生に、紀州テンカラ竹株流トバシを見せていただいた同じ場所でレッスンをうけた。
前回、竹株流トバシの実演を拝見したとき、
竹株先生の“立ち位置” ・“毛ばり着水点”・“振込みリズム”・などを、頭に叩き込んで松阪に戻り、
イメージトレーニングを続けていたことから、まったく同じ場所でのレッスンを希望したからである。
紀伊半島伝統のトバシの技術を集大成した神業ともいえる「紀州テンカラ竹株流トバシ」
自分のテンカラに、この技をとりいれたいという衝動を抑えることができなかった。
会社の帰り 毎日かかさず ハイループで振込みの特訓をしていた。
手の豆がはじけ、利き腕がひとまわり太くなった。
全く飛ばない状態から、たまに飛ばせるという状態になっていた
竹株先生いわく、だいふ進歩しているが、竿の風きり音がしている間は、まだまだのレベルとのこと。
竿の風きり音をしないようふることを意識して練習をするようにアドバイスをうけた。
「紀州テンカラ竹株流トバシ」には、近道はない。
何人もの釣り天狗が、竹株流の門をたたいたものの、実際に体得できた人は、100人に1人とも聞いた。
竹株流トバシを完全にマスターした人は、5本の指の数にもおよばないとのこと。
ほとんどの人が、そのむずかしさゆえに志なかばで挫折するらしい
この技をとりいれるためには「修練」により体で覚えるしかない。と感じた。
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