徒然絵巻
古川 山ツツジとアマゴ (竹株流トバシ実地テスト) |
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「にいちゃん なかなか よおとぶびよるみたいやな」
毎日あきもせず、櫛田川の河原で竿を振っていたため、ウナギつりのおじさんとなじみになっていた。
みみずを餌に、投げ竿をならべてウナギをねらう夜釣りの常連さんである。
会社からの帰宅途中 毎日欠かさず竹株流トバシの振込み練習をし、風きり音をさせないで振込みができるようになってきた。
竹株先生が立っていた場所から、まったく同じ位置にけばりを打ち込めるか確認するため、自宅から120キロはなれた古川に行った。
アマゴを掛けるということであれば、ノンドラグ捨て針釣法で不自由はしていない。
しかし、意地である。100人に1人というならば、人の100倍振ればいい・・・・・・
竹株先生が “天から馬鹿 (テンカラ馬鹿)”というならば、俺は “天からアホじゃ”
フロロなら簡単に振れるものを、竹株流のハイループは一筋縄ではいかない。
竹株流トバシは「修練」で飛ばす。というより、「執念」で飛ばす。ここまできたら意地である。
古川に着くと、たまたま 竹株先生の車があった。
友人別宅の蒔きストーブ用に、川に崩れ落ちた 樫の木を切り出しに来ているとのことだった。
先生から頼まれ、山ツツジとアマゴの写真をとった。
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