アオリイカ釣り革命リュック針を開発された
陣内氏が、最近、船を買い換えたとのことで、無理を言って乗せてもらうことにした。
陣内氏の船に乗せてもらうのは、昨年(2009.11.14〜15)以来であるが、毎回、ミズイカ(アオリイカ)の
他、普段やらないクロ(メジナ)等も沢山釣らせて貰っていることから、職場の釣り仲間であるJ氏にも声をかけたところ、
二つ返事で決定し、今回もアオリイカを中心に爆釣を期待しての釣行が始まった。
まずは、いつものように近場で餌となる小アジ釣りをしたところ、小アジに混じってウメイロ系の魚も数匹釣れた。
これは美味いそうだが、地球温暖化の仕業か・・?
そんなこんなで小アジを50匹程釣ったところで、移動して本番スタート!!
まずは、下げ潮を狙いクロ釣りを開始したが、なかなかアタリが出ない・・。今シーズン初ということもあり、
魚が居るのかも分からない状態であったが、しばらくしてJ氏にアタリがあり、ここのアベレージサイズの700g前後
をゲット!!
この後、J氏がウマヅラをゲットした後、私にも待望のアタリがあった。
クロにしてはよく引くと思っていたら、魚はハゴイタ(ウスバハギ)であった。
この魚、とても美味しい魚で、以前、大江で漁師をしている釣り仲間のカツイチ君宅でご馳走になった薄作りの味が
忘れられない美味しさであったことから、いつか釣りたいと思っていた魚で大満足のスタートとなった!!
その後は、餌取りに悩まされ、なかなか釣れない状態が続いた・・。今年は水温が高く、まだ餌取りのカワハギ類が陣取って
いるに違いない・・。
そんなこんなしていると、やっと私にヒット!!
今度のは良型のクロであった。
その後、私はもう1尾クロをゲット!これは尾長グロであった。
ところが、やはり、この後も続かず、タイラバでもしようか、とタックルの準備をしていると、我々の船の前でナブラが
発生!!
すかさず準備していたジギング用スピニングタックルを持ち出しジグをキャストし中層まで沈め、斜め引きを始めたがアタリ無し。
そこで、今度はキャスト後、一旦、底まで沈めてシャクリ出すとヒット!!
上がってきたのはネリゴ(カンパチの子)であった。
何でも今年はネリゴのアタリ年でよく釣れるらしい・・。
ところが、後が続かず、潮も緩んできたことから、遅い朝食タイムとることにした。
そして、潮が再び動き出したところで、場所を移動しマダイを狙うことにしたのだが、その前に私のリクエストで、
ちょっとだけジギングをさせてもらうことにしたところ、しばらくして私にヒット!!
上がってきたのはブリであった。
連続ヒットを期待したが、これも後が続かず、マダイ釣りのポイントへ移動・・。
すると、早速、J氏にアタリがあり、手の平大のマダイをゲット!!そして、直後に私にも同サイズがヒットしたものの、
船べりで落としてしまった・・(涙)
それでも、いい調子に釣れ出したと思っていたところ、アンカーが外れて、付け直すこととなった。
ところが、これからがなかなか釣れず、また辛抱の時間帯へ突入した。
しばらくして、150m程浮を流していた私にヒット!!
何とか刺身が取れるボチボチサイズのマダイであったが、実は、あまりにも流し過ぎて浮が
見えなくなったので回収したところ、掛かっていたという何とも格好悪い釣りであった(笑)
その後、波風が強くなったため、移動することにしたが、そろそろ夕マズメである。
メインのミズイカ(アオリイカ)釣りを始めたいところだが、波風が強過ぎて本命ポイントへは
入れない・・。
仕方が無いので、風裏ポイントへ入りアンカーを打つことにした。
ここでミズイカ釣りを始めることとし、皆、活きアジにリュック針を装着し浮を流し始めたが、
しばらくやってもアタリが出ないので、私は、浮を横目で見ながらタイラバを落としてハタ狙いを
始めたところ、一発でアタリがあったのだが、エギングロッドだったことからドラグを緩めていたため、
ヒット後、根に潜られてしまった。
やられた〜っ、と思ったが、少し待ってみたところ、運良く魚が根から出たため、ポンピング
で魚を浮かせ、無事ゲット!!
魚はアカジン(スジアラ)であった。ハタ類の中でも最高級に位置する魚で、シャブシャブは
絶品である。
完全に暗くなったところでタイラバを止め、エギング開始。当然、リュック針にアジを付け浮釣り
は継続中である。(笑)
ところが風が強く、エギでは底が取れない・・。また、何故かアジの泳がせ釣りもアタリが出ない・・。
そんな中、陣内氏も仕掛けを投入・・。すると、しばらくして浮きが沈んだ!
大きくアワセを入れると、ロッドが大きく曲がった。
上がってきたのはミズイカで、600gサイズ。
その後、陣内氏ばかりヒットしてキロサイズまでゲット!!
ところが、更に風が強くなり船がガブりだした・・。ここで夜を明かすのは大変と判断した我々は、
風裏のポイントを求めて移動・・。
なかなか良い場所が見つからず、結局、堤防の際の風裏へアンカーを打つことにしたが、風の影響は
少ないものの、潮の流れも悪く海底もフラットで魚やイカが釣れそうな雰囲気は無い。
しかし、危険を冒す訳にもいかず、ここで夜明けまで待つ事にし、各々泳がせの浮を流したり、
エギング、タイラバ、ワームを落としてみるものの不発・・。
ここで、粘って陣内氏が子イカと500gクラスを数匹釣るも、私とJ氏は未熟なため不発・・。
そして、浮は流したまま宴会タイムへ突入・・。これも楽しみのひとつである(笑)
程よく酔ったところで、陣内氏は就寝。私とJ氏は往生際が悪くネチネチと粘るも釣れない・・・。
更に粘って、J氏は子イカをエギと泳がせでゲット!!
やはりポイントが悪いのかサイズは出ない・・。
そんな中、私も泳がせで子イカをやっとゲット!!
これで諦めて寝ることにした。
翌朝、夜明け前に起きた陣内氏は、皆を起こして、堤防先端付近へ移動・・。
最後まで寝ていたJ氏も渋々起床。かなり不機嫌そうな顔をしている・・(笑)
そして、堤防先端付近でアンカーを打って釣りを開始したところ、堤防の先端付近に人影が・・。
よく見ると5人近くいる。そして、どうも我々が邪魔なのかブツブツ言っている様子・・。何か気まずい雰囲気。
そんな中、陣内氏がまたキロクラスのミズイカをゲット!!流石である。
私はというと、また、浮は流しっぱなしで、エギをやったり、タイラバをやったりしたものの不発。
と、ここで私の浮が見えないことに気付き、リールを巻いてみると何か重たいのが掛かっている。
少し寄せたところで、グングン首を振る引きが伝わり、ヒラスズキと判明。この釣りの外道でよくヒットする
ため分かるのだが、ここで、堤防から釣っている人の電気浮と絡んだのが分かった。オーマイゴット
相手に声をかけ、エラアライを繰り返す魚を寄せ、なんとか船に上げることができた。
ヤッター!と歓喜の声が船上に響くも、魚は二つの仕掛けがグチャグチャ絡まり、切らないと外せない状態。
相手の仕掛けはカマス用サビキであった。
陣内氏が、仕掛けを切っていると、「向こうの針が口に掛かっとる。アジを付けてたリュック針が無かばい。
向こうの人が釣ったとじゃなかと?」と言うので、私もビックリ・・。
向こうには話しも聞かれているし、この状態からして私も腹を決め、堤防の方に声をかけ「そっちの針に掛かってる
ので、魚は後であげます。」と言い、とりあえず生け簀に入れることにした。
しかし、どう考えてもおかしい・・、私がヒットしてやり取りを始めたときは、向こうの電気浮は常に浮いていた。その
浮をかわすつもりだったのが、引っ掛かったのを私は見ているのだ。
明るくなってから、陣内氏が魚を生け簀から取り出してみると・・・
陣内氏が口を開けて中を覗くと、喉の奥にがっちりとリュック針が掛かっているのを発見!!
やはり私の泳がせアジを食って針に掛かったものだった。
改めてブツ持ちスナップを要求しパチリ!!丸々と太った美味そうなヒラスズキであった。
魚は、一旦、「あげます」と言っていたことから、今更、「あげない」とも言えず、相手のサビキ仕掛けも切って
しまったことから進呈することにした。
どうせ、この魚を持ち帰ったところで、今回は高級魚のオンパレードで、スズキまで食えなかった筈である(笑)
その後は、青物の泳がせ仕掛けまで投入したが不発で、イカも釣れないため、帰ることにしたが、帰港前に、
近場のアジポイントでラスト勝負をすることにした。
ここでは、皆、アジ狙い、ワームでの底物狙い、エギでイカ狙い等々・・色々やった。
私は、ワームでイトフエフキやカサゴを釣って、今回の釣り目を13目としたところで納竿とした。
今回は、波風が強く本命ポイントへは入れなかったことや夜に雲って月が出なかったことからメインのイカは不発だった
が、オプションの根魚、青物は釣れたため、私としては満足できるものであった。
しかし、またチャレンジしたい魅力の陣内艇であった。