リフトについて

 NZやAUでは日本と違いTバーやプラッター(Jバー)が多く使われています。もちろんチェアーリフト(普通のリフト)も数多くあります。ペア(ダブルチェアーと言います)、トリプル、クアッド、6!!が存在します。

日本で多く見られる高速リフト(Express)はNZ南島ではコロネットの4・6人乗りと、トレブルコーンの6人乗り×2、カドロナの4人乗り、ハットの6人乗りとコマーシャルフィールドではメジャー(特に6-Chair)になってきました。
AUでも高速リフトは数えるほどしかありません。それ以外は搬器がワイヤーに固定されている低速の物(日本のほとんどの二人乗りと同じタイプ)です。子供連れでリフトを使う場合の注意点を少し。
Cardrona

高速チェアーリフト

 日本と全く同じです。乗り降りの際は速度が落ちるので子供を乗せるのが最も楽なタイプです。場所によってチェアーの高さが高いことがありますので、乗る前に確認した方がいいでしょう。

NZではリフト係員(lifties)の子供へのサポートは基本的にありません。親が自力で乗せるつもりでいて下さい。また乗り降りの際に転んだりしても、余程のことがない限りリフトは止めません。素早く退避しましょう。日本と違い下り乗車は普通させてくれます。

AUではリフト係員が完全に乗せてくれます。子供は一番端に乗せましょう。親はノータッチでokです。

普通のチェアーリフト
 これも日本のリフトと同じです。だだし日本のリフトより高速(多分2.5m/sec位?・日本では2.0m/sec)で運行されているようです。チェアーが高いこともあって、乗るのが結構難しくなります。

中間降り場(使っていない場合が多いですが)があることも多いです。通過の際にストックを引っかけないように気をつけましょう。

Tバー
 日本にはほとんどないので慣れるまではつらい物があるかも知れません。乗るときにはストックを2本まとめてリングを前に向けて外側の手で持ちます。

子連れの場合(子供の数が大人より少ない場合)は出来れば子供を乗せない人がストックをまとめて持ってあげた方がいいでしょう。子供は大人の足の間に入れて乗るのがお勧めです。大人と並んで乗せるのは危険です。

慣れてきた子供なら一人で乗せても大丈夫です。うちのガキの場合3才の時は怪しかったですが、4才からは危なげなく乗れました。ただしこれが出来るのはリフトが空いているときだけです。
Hutt

Jバー(プラッター)

 Tバーの一人乗り版です。足の間に丸い搬器(バー)をはさむので、斜面を滑って降りられる子なら小さい子でも大丈夫です。

子供的には乗ること自体も楽しいらしいです。小さいスキー場だと乗り場に係員がいない事があります。バーに手が届かない・・・・!! きっとその辺にいる人が助けてくれます。
Ohau

ロープトウ
(初心者向け)
たいていのスキー場のロープトウは、ワイヤーにプラスチック製の腰当(つかまるところ?)が付いています。

小さいスキー場や設備の古いところは昔ながらの太い麻縄につかまるタイプです。ほとんどの場合、制動が出来れば乗ることが出来るような超緩斜面に設置してあります。
Remarkables

ロープトゥ(@クラブフィールド)
クラブフィールドではこのタイプしかないことがほとんどです。日本で言うと月山などにある仮設リフト(Tバー)に感覚が近いでしょうか? でもはるかに手強い乗り物です。詳細はこちら

マジックカーペット
要はベルトコンベアーです。ロープトウよりさらに緩い斜面に設置されていることが多いです。スキーを履いたまま乗ります。

リマーカブルのように駐車場からの連絡に使えるように設置してあることもあります。この場合スキーは履かずに乗りますが、これがくせ者です。靴の状態で乗って、途中停止すると・・・・下手するとひっくり返ることもあります。

2005.9 更新

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