Passenger(旅客用)
C62
日本を代表する最大クラスのSLです。ボイラーが国内最大でかつては東海道本線で「特急つばめ」を牽引して、長い客車の先頭で活躍していました。 特に現存する「C62-17号機」は当時のSLとしては、試験走行で129km/hの狭軌鉄道では世界記録をマークしています。東海道線引退後は、広島の呉線で 「急行あき」の先頭に立ち、現在は愛知県リニアモーター館で静態保存されています。
C59
こちらも東海道・山陽本線に主に急行用列車の先頭に立っていました。C62以前には特急も牽引していたりしましたが、東海道本線電化以降は西に活躍の場を移し終焉は広島の呉線でC62と共に 「急行あき」や朝晩の通勤列車で活躍しました。この「C59-164」は2タイプあった中で戦後につくられた美しい流麗なスタイルと力強さが魅力です。現在は京都梅小路機関区で動態保存されています。
C61
C59とC62の中間に位置し、幹線でも保線状態の劣るエリアに配置され、東北本線や山陽本線で活躍していました。特に山陽線では「特急はやぶさ」等の先頭に立っていました。
近年ではJR東日本高崎機関区で復活を遂げ、臨時のイベント列車の先頭に立ち、特に夏休み中にはたくさんのファンが群馬エリアに集っています。今年もたくさん活躍することでしょう。
C57
C59が製造される前に各地で使えるように、C55をさらに扱いやすいように設計されたのがC57です。現在ではそのスマートさから「貴婦人」と呼ばれています。
このC57-180は、JR東日本新潟支社新津機関区で復活を遂げ、イベント列車の先頭に立ち活躍しています。またJR西日本では、早くから山口線で「やまぐち号」としてC57-1号機が活躍していましたが、今春オープンする「京都鉄道博物館」に所属予定です。
D51
日本を代表する貨物用のSLです。当時は1000両を越え全国で活躍していました。 たくさんのバラエティがあり、煙突とドームが繋がっていた初期型から、戦時中はドームが角ばっていたものまで様々です。現在は全国で静態保存されていますが、JR東日本高崎機関区ではD51-498がイベント列車に使用されています。