高齢者の増加、核家族化の伸展によって有料老人ホームや高専賃等の高齢者住宅の需要が高まることは間違いありません。しかし、高齢者住宅事業は、需要が高まるから経営が安定する、利益がでるという単純なものではなく、需要と事業性は連動しないという特殊な事業です。また、その事業の性格上、地域性・地域ニーズの検討が不可欠で、他の地域で成功したからといって、同じような事業がそのエリアで成功するというわけではありません。
介護保険発足当初は、『特養ホームの待機者を対象に』という低価格の介護付有料老人ホームが急増しましたが、現在、その経営が行き詰っている事業者は少なくありません。現在は『これからの高専賃だ』という人が増えていますが、実際の事業性や将来性を考えると、同じような失敗の経過を辿る可能性が高いと考えています。
新規参入にあたって、最も重要なことは、その高齢者住宅プロジェクトに事業性があるか否かをしっかり検討することです。そのためには、需要検討だけでなく、どのようなサービス・商品が必要か、どのようなリスクがあるのか、どの程度の価格設定が相応しいか等、様々な点から詳細に検討する必要があります。
『開設ありき』ではなく、詳細な事業シミュレーションに基づく、事業性検討が不可欠です。
現在の経営環境・運営中の関連サービス内容、地域性から、 対象者選定・サービス内容の検討を行います。
ボリュームチェックを行い、地域性に最適な建物・設備の基本設計の検討を行います。
事業概要を明らかにするため、全体のサービス内容・システム検討から 数百パターンの事業概算シミュレーション(商品・業務・収支)を作成致します。
介護保険制度・関連制度の方向性、事業収支、設定価格等を検討し、 発生しうる事業リスク、詳細に事業性、将来性を検討致します
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