引退した私の1頭目のジェフ



☆★☆ 2008年5月10日に13歳2ヶ月で永眠しました。☆★☆

写真の説明 雪のハッカイサンをバックに散歩するジェフとお姉さん 説明終わり





☆ 自己紹介 ☆

ジェフの写真


(以下の文章は2005年4月に記したものです。)

ジェフは平成7年3月12日生まれで、イエローのオスのラブラドール レトリバーです。  
アイメイト協会を卒業したのが、平成8年11月22日でした。
私と一緒に暮らし始めて、9年たちました。

初めの頃は、『さすがに盲導犬!!
スーパードッグ!!』でした。

無駄吠えはしないし、歩くときには、わき目も振らずにまっしぐら…、
ところが今は、家の中では甘えん坊でペット化してる状態です。
でもハーネスを付ける時に、『これからお仕事で、お出かけするから、うれしいな。』
という感じで自分から頭をハーネスに入れて、喜びを全身で表します。

ジェフの写真


私たちの住んでいる南魚沼地域では、雪がたくさん降ります。
そのために始めの頃は、排便の始末は雪ごとガバッと、取るようにしていましたが、時々取りきれていないこともありましたので、
困ってしまい知り合いのユーザーのかたに、相談をしたところ、直接袋に入る『ションベルト』のことを教えてもらいました。

初めのころは『ツー』(大便)が袋の中にうまく入らない事もありましたが、
最近は 失敗することはほとんどなくなりましたので大変助かっています。
この ションベルトは 盲導犬だけでなく 
一般のペットを飼っている人たちにもお勧めしたいと思います。
ぜひ試してみてください。
散歩の時に持っていると道路は汚れないし、簡単に始末することが出来ます。

ジェフの写真


『盲導犬はストレスがあり、寿命が短いのでは?』と、思われていますが、決してそんなことはないと思います。
生活環境は良いと思いますし、健康状態にも気をつけています。
食事にも気をつけて、体重のコントロールもしています。
なによりユーザーの子供と同じように大切なのです。
オーバーな表現かもしれませんが、『命を預けて歩いているのです。』

盲導犬に出会った時には、だまって勝手に許可なく触らないようにしてください。
  お願いします。

犬の動きをハーネスを通して感じて指示を出して行動しているのですから。
あなただって、だまって急に触られたら、どんな気分になるでしょうか?  考えてみてください。
びっくりしたり、驚いて声を出したり、いやな気分になるでしょう。

全国には11ヶ所の盲導犬の訓練施設があります。
そこから、一年間に合わせて数十頭の盲導犬が誕生していますが、初めてのユーザーとなる人もいますし、
二頭目、三頭目と待っている人も多くいるのです。
今では、全国に約1000頭の盲導犬が活動していますが、
 盲導犬が誕生するためには、数百万円かかるといわれています。
皆様の善意やボランティア、寄付金でまかなわれるところが多いのです。
どうか皆さま、これからもご支援、ご協力をよろしくお願いします。




私が栃木県の国立塩原視力障害センターにいた時の話なのですが、
『さくら あんパン事件』というのがありました。

それは、塩ずけのさくらの葉が飾り付けてあるあんパンで、
ラップしてあるもので、1コを知り合いにいただきました。
『三人とジェフとで分けて食べてね。』と、もらった物でした。

それをジェフは、通りすがりに私が気付かぬすばやさで、
音も立てずにいつの間にか、ラップごと食べてしまったのでした。
それは季節限定のパンで、なかなか手に入らない物なのです。

 部屋中を探してみたけれど見つかりません。
やっぱりジェフが食べてしまったのかと、二人には買って返すことになりました。
しばらくの間は、うらまれたものでした。
げに、食べ物の恨みは恐ろしいです。
私も、まだ食べたことがなかったのです。




私にとっては、大失敗!
でも、ジェフにとっては大感激?かな。

それはテーブルの上に置いたドッグフードを、三日分をまとめて食べてしまった事があるのです。
水を飲む事も出来ないくらいにお腹がふくれて苦しそうでした。
『腹も身のうちですよ、ジェフ君!』

一人暮らしなので、家族として一緒に暮らしていると、
思う事は、そばにいてくれるだけで安心で幸せな気分にしてくれたり、寂しい思いをしないですむのは、動物(パートナー)が、いつもそばにいてくれるためなのでしょうね。
  どうも ありがとう、感謝しています。

これからも私の目となって、あと少し一緒にいようね。

院長

院長とジェフの写真


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