くにこの日記


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2005年12月29日(木)
知事への要望

12月29日
 豪雪の地魚沼でもこんなに早くから3回も4回も、多い人だと5回も雪掘りをするのはかつて無かったことです。
 80年ぶりの大雪とも言われ戸惑う日々が続いています。
 そんな大雪のさなかの27日に女性議員の会で県に出向き泉田県知事をお訪ねしました。
 20分ぐらいの短い時間でしたが災害に関しての要望と、この大雪の実情をお話ししてきました。
 7人の女性議員でしたが松川県会議員のお計らいで、その中でも一番長くお話させていただき感謝しています。
 というのも、豪雪の魚沼市から出向いたのは私一人だったからです。津南からも来ませんでしたので事情のわかる私がお話させていただきました。
 我が家は屋根の上で消す融雪屋根ですが屋根の面積が広く100坪以上あるのでボイラーは毎日の運転で、「490リットル入るドラム缶への給油が2日に1度、しなくてはならず灯油代だけでも大変です。」と申しましたら知事は「3階建てにして落雪なら何もしないで済むのでは?」とのお返事ですので「土地も狭く落雪のままにしておけない道路事情もあり・・・」「そんなに灯油代がかかるなら土地を買ったほうが安いのでは?」
 とまあこんな問答をしましたので「知事さん、一度見に来てください。お願いします。」とお願いしてきました。なんといっても県庁の前には雪の塊の一つですらないんですから・・・見ないと解っていただけないと思いました。
 
 災害と決まると3年の期限がついて補助金が出ますが、この魚沼のような豪雪の地でもほかの雪の降らない地域と同じ3年では事実上1年半しかない期限では工事の総ては終わらないので知事からも期限延長をお願いしてください。」と申しますと「地方分権が進めば知事にもそんな権限を寄こすんでしょうけど、すでにそのお願いは出してあり聞き届けてもらえる方向です。」とのおはなしでした。

 

2005年12月25日(日)
ニート、引きこもり体験発表会

12月25日
 やっと大雪のマークがとれ日中は日差しもさし太陽の有難さをしみじみ感じています。
 それにしても今年は大雪の予報に変わりこれから先、難儀が予想されます。
 豪雪災害に指定されますと国から除雪の補助金が余計出るのですが、ただの豪雪対策本部ができただけでは何も補助されるわけではありません。
 
 少し前の話ですが、16日の夜に広神コミュニティセンターで「引きこもり、ニート経験者の発表会」を開きました。
 私たちも含めると35人ぐらいのお客様が大雪の最中にもかかわらず来てくださいました。
 並柳在住の渡辺正志さんという昭和42年生まれの男性の体験をお聞きしました。
 彼は小学校時代はいじめで登校拒否児だったそうです。大人になってからは何回も職を変えたけど3ヶ月と続かず、アダルトチャイルドを自覚したといいます。
 30歳を過ぎてから引きこもりに入り2度の引きこもりの後、ニートになったといいます。
 その原因は小さいときからの両親の不仲が素のような感じの話でしたね。母親の自殺未遂を2度も目撃、自分で助けた後にじぶんが鬱になったといいます。
 長い引きこもりとニートから抜け出られたのはある1本の電話だったといいます。
 同級生の女性で彼女も障害を持つ身で「気兼ねなくこられる地域生活支援センターに来ないか。」という電話だったそうです。
 「そこへ行ったら誰も自分に注目せずのんびりできた。」というセンターは小出の清水川辺神社の近くにある元わかあゆ社だったところで精神に障害を持つ人のためのセンターです。
 その後ボランティアを各地でしながら世間との接触を重ね今年の春は魚沼市の臨時職員に就職したのです。
 彼はニート時代、弟に養ってもらったといっていましたがあまり干渉されなくて随分助かったといってます。
 母も父も入院しているので顔を合わせなくて住んだのが良くなる理由のひとつだったというのです。
 以下に親の影響を受けるかこの一事だけでもわかるというものです。
 ニートも引きこもりも立ち直るきっかけはタイミングの問題が重要らしいです。
 今後、引きこもりのご家族の役に立つためにこの会を続けるので次からはこれをお読みになった皆さんも是非来ていただいて私たちをお手伝いいただける方は登録してください。
 

2005年12月23日(金)
新風会と区長懇談

12月23日
 このところの大寒波は新潟県の65万世帯に停電を引き起こし、いかに電気に頼る生活かを思い知らされる事態となりました。
 我が家の次女も長岡へ通勤の勤め人なのでその影響を受け、泊まるといって電話してきましたので安心していましたら会社の人に送って来てもらったと言っていました。
 私はわが会派の(新風会)忘年会で羽川荘で4時間半も楽しんできました。
 
 少し前のことになりますがその新風会で広神地区の区長さんたちと2度目の懇談会を役場の301会議室で持ちました。
 12月6日のことです。区長さんたちは懇談の前に役所の皆さんと除雪のことや確定申告の話で長時間になりましたが私たちとの懇談にも気持ちよく応じてくれました。
 新風会は4人で形成されていますのでそれぞれが違った角度からお話しました。司会は今回も森島議員が名司会を務めました。
  @2次医療圏問題と小出病院問題(星野邦子)
  A除雪体制について(桜井ただし)
  B新農政について(山之内伸一郎)
  C指定管理者制度(森島守人)
 今回は1時間という限られた時間でしたが、たくさんの質問が出て皆さんの関心の高さがうかがえました。
 その中でも震災による農地の被害がなかなか工事が終わらず期限が来るのを心配される向きの質問ではまったくそのとおりだと思って聞きました。
 そこで市議会も災害委員会で願ってある旨を山之内議員がお話しました。そのほかに女性議員の会で3年の期限延長を知事にお願いしたことを報告しました。
 阪神淡路大震災では10年たっても復興ができていないと答える市民が大勢いるので今回の震災が長く尾を引かないことを願ってやみません。

 「区長さんと懇談会を開き2次医療圏の話をします」と4日に庭山先生にお話したところ、「それでは是非、県に要望書を書いて署名をもらってください。」とおっしゃるので大慌てで用意しました。
 皆さん気持ちよく署名してくださって早速県の福祉保健部の佐藤部長さんと地域振興局の大根田局長さんにお届けしました。
 知事への要望書を佐藤部長さんにお願いしましたら「皆さんの熱意を知事にお届けします。」という部長さんの心温まるお返事のとおり、すぐにお届けいただいたようで感激しています。
 佐藤部長さんとの話の中で「せめて基幹病院ができるまで2次医療圏はこのままにしてほしい。」と言いますと「私もそんな風に感じていました。」と穏やかなお返事でした。
 広神地区はホームドクターも少なく医療にも恵まれていないので・・ともお話しました。

2005年12月21日(水)
12月定例会最終日

12月21日
 12月議会定例会が今日終了しました。
 19日、20日と一般質問があり16人の議員が壇上に立ちました。
 今回目立った質問では「子供の安全対策について」が3人いました。
 私は2つの質問をしました。以下に記します。
@指定管理者制度について
 市の持っている480施設のうち、今回はあまり問題のない29施設を制度に出すようであるが、今後第3セクターなどの赤字問題を抱えた施設などはどのように対処するのかをお聞きします。
 ご承知のようにこの指定管理者制度の大きな目的は利用者の満足度を上げて住民サービスの向上を図ることと経費の節減という2つの相反する命題を解決するために民間の知恵と発想を取り入れようとするものです。
 せっかく各町村が作った施設ですから何とか復活する道を探ってほしいと思っています。
 そこで、大所、高所から見られる管理体制を持ったところを制度の相手として探してはどうかと提案します。
 1施設ずつ違う管理者に委託するのではなく大きな管理者に預け、各施設ローテーションを組んで冬はスキー場、夏はゴルフ場や観光施設というように従業員も年間雇用に結びつくのでは?
 又、評判の悪い従業員が無いように接客教育や訓練も施し、再来のお客様が増えれば長期滞在型にも結びつきます。
 そういったノウハウを持った所を探してみてはいかがでしょうか。
A魚沼市の財政について
 昨年は合併と地震が一度に押し寄せ次々と来る災害に、日夜市民のためにトークの日を設けるなど誠意努力されてこられた1年間に敬意を表します。
 しかし、当市の財政に目を転じてみれば、合併という波を乗り越えただけに9月決算では一般会計の経常収支比率が104%という数字で驚いています。
 17年度の決算がどう出るのか怖いものがあります。
 いずれにしても補助金カット、交付税削減の大波はすぐそこに見えています。
 18年度の予算編成を目前にして市長はどのような方針で臨むおつもりかお尋ねします。
 なお今までに何度か答弁に出てきました行政改革策定委員会でプランを策定し2月議会で報告するということですので一つ一つの細かいことではなく、大枠は市長が決めるものと思いますのでその中の大筋、方向性をお聞かせください。
(再質問)
 一番たくさんかかる経費が人件費になるわけですが今年度策定されるという組織機構再編に望みを託すということになるのでしょうか。
 課長が課長でなくなることもあるわけですので職員の方には気の毒な面もありますが自立した自治体を目指すためにはやむをえない部分もあると思います。「合併に伴う職員の勧奨退職制度は文言を変えて現在も残っている」という先回の答弁を聞いて少しは安心してこの提案ができるというものです。
 違う庁舎間の課の統合は難しいと前回の私への一般質問に答弁されましたが同じ庁舎の課の統合はいかがでしょうか?
 似たような課で財政課と管財課、商工課と観光課、3つある教育委員会小出本庁舎にある総合事務所は市民課に組み込んで・・・と考えてゆけば道は開けるのではないでしょうか。
 私の知っている広神総合事務所は窓口の担当者がたまたまいなくても全員が対応し、ほとんど残業はありません。
 広神の人口9200人あまり、災害多数ありのところですが総合事務所を11人でやっています。
 ほかの総合事務所は何人いるかご存知ですか?小出14人、堀の内13人、湯之谷13人、守門13人、入広瀬14人です。
 細かいことを申しましたがいかがでしょうか?
(再々質問)
 私も人数が問題なのではありません。要は勤める人の気構えが大事だと思っています。今後9年間で持続可能な自立する自治体を目指すためには自分たちでできるものは自分たちでやるという市民への啓蒙が大事だと思います。
 市民は市民で自立を目指し行政は行政のできる行革をやるということだと思います。市長が大鉈を振るわなければだめだと思います。
 平成18年度の1年間は市長にとって重要な年度だと思っています。
 財政を考える上で話は分庁舎方式にも及びますが、基幹病院や小出病院、2次医療圏など目白押しの医療問題をどうするか緊急の課題を持っているわけですが保健課や福祉課が守門にいて市長がさっと行って相談できない状況にあり困ることもあると思います。
 さらに問題と思うのは今度又大きな災害が起きたとき分庁舎方式では対応できないと危惧するものです。
 弊害といわれる縦割り制度、4月にはどの程度緩和されるのか期待してお伺いします。
 
市長答弁の一部(大まかにしか覚えていませんので、詳しくかけませんが)
 我々の考えていることを議員の皆さんも考えておられるんだなーと思いました。
 三役の中でそういうことを話し合っていました。2月には提案を考えています。

2005年12月14日(水)
一般質問

12月14日
  3日も降り続く、時ならぬ大雪に誰もが「まだ12月だというのに2月のような
 降り方をしてこんなことは初めてだ。」と言います。
 聞くところによると、昭和19年から20年にかけてこんな降り方をしたと言う人がいます。
 津南では昨夜のテレビで220センチ積もり大雪対策本部が置かれたと報道されました。
 実際こんなに今から降ればどうなるかとても心配です。
 12月19日、20日に開かれる一般質問の質問者が決まり議会より送られてきました。
 19日  1番 高橋(和)議員      2番 榎本晴美議員
      3番 大塚フミ子議員      4番 桐生克巳議員
      5番 佐藤貞一議員       6番 桜井 将議員
      7番 大屋角政議員       8番 住安孝夫議員
 20日  9番 星 孝司議員      10番 皆川雄二議員
     11番 森山英敏議員      12番 五十嵐昭雄議員
          13番 山之内伸一郎議員    14番 星野邦子
     15番 浅井守雄議員      16番 森島守人議員

2005年12月10日(土)
補正予算

12月10日
 昨日の議会の初日はたくさんの補正予算の審議をしました。
 マイナスの補正予算が多い中で目立つのが職員の超過勤務手当てでしたので聞いてみました。
 総務課長の答えは災害のための超過勤務というので,どの課も災害ならまだしもそうでない課まで残業しているのはどうしてか?と聞きますとみんな関係しているし、昨年より残業時間は少ないと言いました。
 私は「残業は各課長が指示しなければできないと聞いている。104%もの経常収支比率の当市の課長なら自覚を持ってあたってもらいたいと思います。」とお願いしておきました。
 実際、昨年より少ないなどと悠長なことを言ってられる状況じゃないと思うのは私だけでしょうか。

2005年12月8日(木)
文化会館10周年

12月8日
 昨日は19:00より堀の内中央公民館で行われた文化会館事業に出席しました。
 平成8年開館した小出郷文化会館も10年の節目を迎え皆さんの意見を聞く場を設けたものです。そして次ぎへのステップを踏み出そうという意気込みを感じました。
 15・6人の人たちが集まり話し合いをしました。とても濃い時間を共有できたと思っています。
 8:30までの1時間半でしたが文化会館に臨むことという項目のときに1階に車椅子でも使えるトイレが欲しいという要望を出してきました。

2005年12月5日(月)
広神中学校で総合発表会

12月4日
 午後12:30から広神中学校で「総合発表会」が開かれました。
 自分たちで考え実験したり経験したり作り上げたものや考えを地域に提言しようという画期的なものです。
 昨年はそばうちだったりお菓子作りだったり楽しかったので今年はどんなものが出るかと楽しみにしていきました。
 今年もそばやこんにゃく、納豆、豆腐作りなど多種多様で3時間半楽しませてもらいました。
 今年は見学者の体験の場所が多く更に充実したものでした。よさこいのステップを一緒に踏んでみたり農政を考えるなど、地域の人とディスカッションするなどなかなかのものでした。
 近隣ではあまりこういうことをする学校はないということでしたがこの経験がうまく地域に提言できたり、将来地域おこしに結びつけばよいが・・と思いながら帰ってきました。
 

2005年12月3日(土)

12月3日
 昨日2日午前中、議運が開かれ12月議会の日程と議事をしましたのでお知らせします。
  12月9日 定例会初日 開会10:00
    12日 特別委員会   10:00 小出病院対策調査特別委員会
    13日 委員会     10:00 福祉環境委員会
    14日 委員会     10:00 総務文教委員会
    15日 特別委員会   10:00 災害復旧復興対策特別委員会
    19日 本会議     10:00 一般質問
    20日 本会議     10:00 一般質問
    21日 本会議     10:00 本会議

2005年12月2日(金)
臨時議会

12月2日
 11月30日の臨時議会では「議員と特別職の期末手当を0.05ヶ月引き上げ、一般の職員はトータルすると4000円下がるということですね。」という明快な質問をする議員もいて議員と特別職の2件は否決、一般の職員の分は採択という結果になりました。
 これを採決するまでに各派代表者会議を開くなどしていろいろな議論がありましたが、統一した見解には至らず採決になり議長を除く25人中9人が賛成で賛成少数で否決となりました。
 賛成者側からは「議運で何も問題がなかったのに否決するなんて・・」という声がありますが議運では議事と日程だけで内容の事前審査はしてはいけないことになっていますし、突然出されても題名を見ても理解できないこともありますのでこれも問題だと思います。
 県内21市町村のうち13市町村が出て5市町村が値上げをしないことを決めているという当局側の答弁を聞けば、当局側も問題ありと思いながら出すものについては今度は少し教えて欲しいものだと思います。そんなことは出来ないのでしょうか。
 反対することが必ずしも良いとは思わないので議会運営をもう少し考えてみたいと思います。