食生活改善の「10カ条」


  @ご飯をきちんと食べる
 ご飯は食生活の土台です。きちんと食べることが大切です。きちんと食べないと甘いお菓子類やジュース類が欲しくなります。また、ご飯を主食にすれば、副食も季節の野菜や魚介類など良い内容になります。
 パンの常食は避けてください。パンはよほど選ばないと砂糖や油脂類だらけのお菓子のようなものです。しかも、イーストフード、乳化剤などの食品添加物の心配もしなければなりません。副食も季節に関係なくサラダ(ドレッシングかマヨネーズ)、目玉焼き、ハムエッグなど油脂類だらけになってしまいます。パンはせいぜい日曜日の朝程度にしたいものです。

  A液体で満腹にしない
 赤ちゃんは、歯がないからおっぱい(液体)で満腹にするしかありません。しかし、歯がはえたら食べ物はきちんとかんで食べることが大切です。かむ必要のない液体で満腹にすることはよくありません。炭酸飲料水、乳酸菌飲料水、ジュース類、スポーツ飲料、牛乳などはやめましょう。また、このような飲み物を飲んでいると食事がとれなくなってしまいます。飲み物は、水、番茶、ほうじ茶、麦茶、薬草茶、緑茶などカロリーのないものにしましょう。

  B未精製のご飯を食べる
 ご飯は、胚芽米、分づき米(7・5・3)、玄米など未精製の米を常食しましょう。胚芽米はやや白すぎる感じもしますが、家族全員で食べやすいのがよい点です。もちろん、電気炊飯器で炊くことができます。
 分づき米は、3・5・7と白くなります。精米器の置いてあるお米屋さんに注文すればついてくれます。電気炊飯器で炊くことができます。
 玄米も大変によい主食です。電気炊飯器でも炊くことができますが、美味しく食べるには圧力釜で炊くことになります。家族全員で食べ続けるには、やや難しい面があります。
 また、米に雑穀や麦類などを入れるのも大変によいことです。
 いずれにしても家族全員で食べられるものを常食としましょう。

  C白砂糖の入った食品は食べない
 白砂糖、異性化糖(ブドウ糖果糖液糖)などの入ったお菓子類(クッキー、ケーキ、アイスクリームなど)、飲料水(乳酸菌飲料水、炭酸飲料水、清涼飲料すりなど)は極力食べないようにしましょう。
 料理に甘味をつける場合も白砂糖は避けて、黒砂糖、日本酒、みりん、ハチミツなどにしましょう。ただし、黒砂糖やハチミツなどは使いすぎないようにしましょう。

  D副食は季節の野菜を中心にする
 副食は季節の野菜、海草、イモ類を中心にします。動物性食品よりも多く食べるようにしましょう。
 春は、セリ、ウド、フキ、ワラビ、たけのこなど、どちらかと言えば「アク」の強い野菜。夏は、ウリ、キュウリ、トマト、レタスなど水分の多い野菜。秋は栗、イモ、米、麦、キノコなどを中心にします。冬は、レンコン、ニンジン、里イモ、ゴボウ、大根など「根菜」を中心にしましょう。
 季節に関係なくサラダ(生野菜)ばかりというのは好ましくありません。

  E動物性食品は魚介類を中心にする
 動物性食品は魚介類を中心にしましょう。魚介類の選び方は、色(白身、赤身、黒身、青身)で選ぶのではなく、値段で選ぶのが賢明です。一般に高価な魚ほど薬漬けの可能性が高くなります。安い魚に薬を与えてまで養殖する人はいません。安い魚ほど、安全性は高くなります。
 その他、動物性食品は卵程度にしましょう。肉類や食肉加工品(ハム、ソーセージ、ベーコンなど)は極力減らしましょう。

  F揚げ物は控えめにする
 現在の食生活はあまりにも油脂類が多すぎます。天ぷら、フライなどの揚げ物類はできる限り控えましょう。油脂類は、炒め物、ドレッシングくらいにしましょう。

  G発酵食品をきちんと食べる
 味噌汁、漬物、納豆などの発酵食品を常食するようにしましょう。特にご飯、味噌汁、漬物という〔食生活パターン〕は最高の組み合わせです。味噌汁は食塩水ではないし、漬物は塩の塊ではありません。むしろ、乳酸菌の塊と考えるべきです。これほど素晴らしい整腸食品はありません。できればきちんと発行した質のよいものを食べたいものです。

  Hできる限り安全な食品を選ぶ
 神経質にならない程度に、できる限り安全な食品を使うようにしましょう。
 せめて調味料くらいはよいものを使いたいものです。

  I食事はゆっくりとよくかんで
 食事はゆっくりとよくかんで食べる習慣をつけましょう。口の中に食べ物が入っているときは、飲み物は控えましょう。かむことは、食べ物を細かくするだけではなく、歯ぐきを丈夫にしたり、脳の血流をよくしたり、非常に大切な働きをしています。
 楽しい食卓も忘れずに。



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