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  平成20年9月定例会

 @今議会の見どころ   A議会を終わって   B傍聴者から寄せられたの意見 


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平成20年第3回定例会(9月議会)の見どころ


報告第5号   19年度決算・一般会計等健全化判断比率の報告  ことば解説            

実質赤字比率 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率
−(13.21) − (18.21) 19.7(25.0) 144.3(350.0)

()早期健全化基準 単位%
*新たな破綻法制(地方財政健全化法)による菊川市の数値
・()内の数値を超えると破綻とされる。全国でも北海道赤平市が少し超えるだけ。緩んだ基準との指摘もある。
・一般会計と特別会計の実質収支を合計し、マイナスなら連結赤字 当市は黒字
実質公債費比率は、県下最下位、次は牧之原市。原因は、牧之原市と共に牧之原畑総合開発の負担金による
・当市は、これでも全国平均では「中の上」の位置。
 
報告第6号   19年度から20年度へ繰り越した「一般会計繰越明許費」報告          
          @ 掛浜バイパス    16,223千円 
          A 公文名・富田線   16,947千円
          B 駅南土地区画整理  81,186千円
                計    114,356千円

報告第7号 19年度 水道事業会計 資金不足比率報告書 「資金不足なし」 
報告第8号 19年度 病院事業会計 資金不足比率報告書 「資金不足なし」 

            
議案第58号  選挙運動の公営に関する条例制定
        「菊川市議会議員及び菊川市長の選挙における選挙運動の公営に関する条例」という。
        内容 ・選挙に際し、次の項目に関する経費は法律に基づき、税金で負担する。
           ・これは、町村選挙にはない。市になると獲得しなければならない得票数も増大し経費も掛かる。
           ・金持ちだけの議会構成を防ぎ、なんびとも参加できようにした国の法律による。
           ・制定は、各自治体であるが、県下新市を除きすべてで制定している。
        @選挙運動用自動車の費用
        A選挙運動用ビラ作成の費用(市長のみ)
        B選挙運動用ポスター作成費用
         ・供託金没収時は、該当しない
          ・費用には、条件と金額制限がある。

議案第60号  菊川市環境基本条例
        ・町当時は、リサイクル事業等、個別に取り組んでいたが、市になり組織も大きくなった。
        ・各条例を統率する憲法的なものが必要になった。基本条例を制定し、今後、2年間をかけ法整備を行っていく。

議案第62号  平成19年度菊川市一般会計決算認定
        
        主な質疑
        総務企画委員会
        Q 職員が短期で移動し、エキスパートがいない
         現在、専門職が求められている。組織の再構築にあたり検討していきたい。

        Q 実質公債比率等の詳細の公表は
        A ボリュームが大きいので、ホームページで公表したい。

        Q 耐震化されていない消防庁舎の建て替えは
         本部としては、早くやりたい。広域化の話もあり様子見である。

        福祉環境委員会
        Q けやきにある「つばさの会」とは
        A 袋井養護学校の放課後対策事業として18年度から始まった。
          来年度から、小笠へも開設する。
        Q 中央児童クラブの利用実態は
        A 内田と横地を分離開設した。横地は大幅に増加した。
        Q 市立内田保育園はパートが多いが
        A 今後の幼児教育充実を図るうえでも「よし」としていない。
        Q 菊川の水質浄化対策は
        A 合併浄化槽と下水道が有効である。単独からの切り替えは補助率を高めている。

        建設経済委員会
        Q 地元要望の実施状況は
        A 自治会で優先順位を付けてもらい、全体で40%実施している。
        Q 市道の草刈りは、予算化できないか
        A 距離が長く無理である。地元にお願いしたい。難しいところは予算化している。
        Q 休耕田が多いが
        A 20年度に3段階に分けた調査を行う。家庭菜園等の活用も検討する。
        Q JR菊川駅外のトイレは
        A 21年度以降に着手する。

        教育文化委員会
        Q 学校体育館の耐震化は
        A 小笠東小は、建替中。小笠南小は、改築に向け調査を行う。 
        Q 学校給食の地産地消食品は
        A JA職員を含めた「地産地消推進会議」を行っており、地元農家との契約栽培も考えたい。

議案第71号  平成20年度 一般会計補正予算(第2号)
          8億1360万円を追加し 177億5560万円とする
            主なものは
            ・財政調整基金費 3億3690万円
              ・前年度繰越金 6億7365万円の内、1/2を積み立てた。
            ・市単独道路改良工事 1億5737万円
              ・市道東447号線 用地買収経費
            ・長期債元金償還費 9431万円
              ・借金を繰り上げ償還

        主な質疑
        Q 平川会館盗難事件とは
        A 5/12夜間、65万相当のテレビ等備備品が盗難にあった。
          全地区センターへセキュリティー契約を行った。
        Q 職員参集安全確認システムとは
        A 返信可能な連絡用携帯メールを導入した。
        Q 臨時雇いの内訳は
        A 業務増により、身障者も含み雇用した。
        Q 小笠医師会の負担金は
        A 「私のかかりつけ手帳」を13万部増刷(3市で負担)し、開業医で配布する。
        Q 剪定枝等処理事業補助金とは
        A 剪定木材を内田の小林建材へ持ち込むと5円/Kgで引き取ってくれる。
          後日、市から持ち込み者へ補助金が支給される。
 
請願・陳情について    
@ 後期高齢者医療制度の撤回・中止もしくは抜本的見直しを求める陳情書(静岡県保険医療協会)
  審査結果(福祉環境委員会)
  「元へ戻せばよい」という問題ではない。政府も見直しを検討中であり、継続審査とする。
A 社会補償費の自然増を抑制する政府方針の撤回を求める陳情書(静岡県保険医療協会)
  審査結果(福祉環境委員会)
  健康づくりや相互扶助を充実させる必要がある現在、何らかの抑制も必要である。
  したがって本件は、不採択と決定した。
B 菊川市平和都市宣言事業に関する請願(市内、山本治樹ほか5名)
  全会一致で採択した

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A 終わって                  戻 る

@ 今回の議題は、地方財政である。政府は、健全化に向けた新しい4つの指標を示した。
  ・下記の健全化判断基準を公表しなければならない。
  ・この率が、早期健全化基準を超えた時は、健全化計画を策定する。
  ・さらに財政再生基準を超えた時は、財政再生団体へ転落する。
健全化判断基準

19年度 早期健全化基準% 該当財政
実質赤字比率 13.21 一般会計+小菊荘特別会計
連結実質赤字比率 18.21 上記+国保等+水道・病院等
実質公債費比率 19.7 25.0 上記+焼却場等一部事務組合、広域連合
将来負担比率 144.3 350.0 上記+菊川生活環境センター(くみ取り)

*1 実質公債費比率(借金の度合いを示す) 19.7%は、県下最低である。
   しかし、全国的に見れば、中の上あたりにある。
   原因は、牧之原市(ワースト2)と同様に県営牧之原畑総事業(総額約600億円)にあるとされる。
*2 昨年から、借入金の途中返済が可能になった。昨年は、利率7%以上の1億円余を返済した。
   今年は、今補正予算で利率6%以上の元金を約1億円。
   3月には都市計画税の財源約2億円弱を返済に充てる計画。

A 会計監査
  会計監査員の牧野氏は「審査意見書」なる膨大な書類をつくり議会へ報告している。
  決算の概要および意見として、一般会計では、会計概要・予算の執行状況・財政状況・款別決算状況・結び・基金運用状況など、また公営会計では、経営成績・財政状態・経営分析・総合所見まで記載している。
  その内容が、またすばらしい。職員は、どうしても物事を隠したがる。したがって、全体の状況を表示したがらない。
  そこを牧野氏は突いて、各項目に散らばっている細目を拾い集め、これは改善すべきと指摘している。
  私は、いつも審査意見書を詳細に読み、全体像を把握してから各項目の質問書を作ることにしている。
  あるとき、牧野氏に県や国等の監査研修を受けて、マニュアルに従って作成しているのかと質問した。
  ところが、「これは、私の趣味です。一度こういうものをつくりたかった」たいしたものだ。根性のある者がここにもいたか。
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B 傍聴者から寄せられたの意見     戻 る
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