栃木の郷土料理

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ちたけうどん

“ちたけ”とは、乳茸(チチタケ)というきのこのことです。
きのこの笠に傷つけると、白い乳液が出てくるので、乳茸と呼ばれています。

そのち茸を使った、栃木で人気の料理をご紹介いたします。

ち茸は、
全体に赤茶色で、笠の表面はまるでビロードのような光沢があります。
大きさは、高さ5cm、笠の径5cm位。
広葉樹の林などで、夏から秋に掛けて採取出来ます。

然しながら、最近は、管理された広葉樹林が減ってきたり、
きのこが乱獲されたりで、
なかなか採れなくなったと、嘆いている人も。

・・・・・今日は、偶然にもちたけの乾物を見つけました。

裏を見たら、
やはり・・・原産地“中国”と書かれていました。
見なきゃ良かった!!

いつの日か、那須方面に出向く機会があったら、
生のちたけを探してみるのもいいかも知れませんね。


材料を紹介致します

  • ち茸・・・・・・水で戻したもの、一掴み。大きなものでしたら、数本で十分な出汁が出ますが、ち茸が好きなので沢山入れました。
  • 茄子・・・・・・細めでしたので、4本
  • 豚肉・・・・・・少々(若者向けに入れました。)
  • ごま油、少々。お酒、お醤油。
  • うどん・・・・・お好きな太さで。
  • 青葱、もしくは白葱。

作り方です

  • ち茸は、、、水に戻した後、食べ易い大きさに手でちぎって置きます。
    きのこ自体は食べず、ち茸の出汁を利用する人が居ますが、勿体無いので全部頂きます。
  • 茄子は、、、縦半分に切り、更に縦に薄切りすると、見た目が美味しそうです。
  • 乾、生麺は、、、適切な時間で茹で、冷水に取りぬめりを取っておきます。
    こうすると、汁を入れたときに澄んだ出来上がりとなります。見た目にも爽やかですよ。
  • まず、、、鍋にごま油をひき、茄子とち茸、豚肉を炒めます。
  • 茄子がしんなりしてきたら、、、その鍋に水、お酒、お醤油を加え、ひと煮立ちさせます。 面倒でも、浮いてきたアクは、丁寧に取って下さい。澄んだスープになります。
  • 好みのお醤油味になり、茄子、肉が煮えたら火を止めます。そして、蓋をして、しばらく(10〜20分位)そっとして置きます。パン作りで言えば、ベンチタイムってとこかな・・・
    こうすると、茄子にちたけの香りがギューと染込みます。
  • 食べる前に、、、再度出汁を温め、うどんを入れた器にアツアツの汁を注ぎます。
  • 薬味に葱や七味などを散らし、さぁ、召し上がれ。
2011.8.16
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しもつかれ

栃木を中心とした、北関東地方で愛されている料理です。
今は、味比べのコンテストが有るとか…

初午の日になると、
各家庭のお母さんが、我が家の味が一番!と、自慢の腕を奮うのです。
今と違って、圧力鍋など有りません。七輪やストーブなどに大なべをかけてコトコト…コトコトと。。
子供たちは、その鍋を囲み出来上がりを楽しみに…。
確かに、自分のお母さんの作る味が、一番美味しいと思うのでした。

さて、この料理を作るにあたって、大根を粗めにおろす道具が“鬼おろし”です
見てください。
乱切りよりは細かい、無秩序な乱切り…と言いましょうか。
独特の舌触りに出来上がります。


材料 ・大根・・・・ 1本、人参・・・・ 1/2本(大根の2割位)、
・炒り大豆‥‥ 1カップ、油揚げ‥‥ 1枚
・塩鮭アラ(頭を含む)‥‥ 出来れば2尾分(身では、味が出ません)
・酒かす・・・・ 片手くらい(分量は好みで加減してください) 
・酒・・・・ 大匙2 ・塩・・・・ お好み(味を調える位)
**昔は、新巻鮭を利用しましたので、調味料がいらないくらいでした。**
手順(今回は、圧力鍋で作っています)
  • 下ごしらえ    @大根、人参は鬼おろしでおろしておきます。
       A大豆は、乾煎りしておきます。
       B油揚げは、お湯をかけまわし、余分な油を除き、細かく刻んでおきます。
       C塩鮭もお湯をかけまわし、生臭みを取り、細かく刻んでおきます。
       D酒かすは、板状のものは、細かにちぎっておきましょう。
  • 圧力鍋に、鮭と大豆、酒と水300ccを入れ15分位加圧します。
  • 自然に圧が取れたら、大根、人参、油揚げ、酒かすを入れ再度加圧します。

    **具沢山状態で蓋をするのですが、大根から水分が出てきますので心配はいりません。**

  • 15分位加圧し、自然に減圧してから蓋を開け味見をしましょう。
  • 塩味が足りないようでしたら、塩を加えます。

    **調味料は不要なくらい、鮭のアラから出汁が出ているでしょう??**

熱々で食べるのもよし、冷えた“しもつかれ”もまた美味しいですよ〜

何となく味付けがもの足りないような・・・。多分、この思いは決して無くならないのでしょうね。

2014.2.23
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…ふむふむ…

2014.0.00
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