富山県
の郷土料理
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けんちん汁

さて、けんちん汁とは…
幼い頃は、
生まれも育ちも関東地方なのですが、秋になり根菜が美味しくなる頃になると
必ず食卓に出てきたものでした。
で、改めて何処の郷土料理なのかと問われますと…
答えに窮してしまいます。

私は、今や、全国各地で、
其々の地域特産の野菜や調味料で味付けされ、愛されているのだと思います。
いわば、日本人の為の郷土料理だと言えるのではないでしょうか。
一応、Webで検索してみました。
神奈川県の鎌倉が発祥の地とか・・
もともと精進料理であり、建長寺の僧侶たちが作っていたもので
「建長寺汁」が「けんちん汁」と訛っていったと記してあるものが有りました。

…で、母の作るけんちん汁は、醤油仕立てでした。
ここでは、富山県で食されている、味噌仕立てをご紹介しましょう。

では、作り方を…

う〜ん、味噌仕立ては、
口に入るとまったりとして、飲むというよりは食べるという感覚でした。
材料(およそ4-5人分)
  1. 豆腐  1/2丁
  2. 大根  中細1/3本位
  3. 人参  細1/2本
  4. 牛蒡  15cm位
  5. しめじ 1/2株
  6. 里芋  小5個
  7. 蒟蒻  1/2(板蒟蒻)
  8. ネギ  1/2本
  9. 出汁を取った干し椎茸  小5個
  10. 胡麻油 少々
  11. 味噌(大さじ4)、酒(大さじ2)、醤油(大さじ1)
  12. だし汁(昆布と椎茸でとったもの   約1L 
        精進料理なので、動物性のものは避けました。
作り方
  1. 豆腐は、簡単に茹でてから布巾で大まかに水分を絞っておきます。
  2. 大根、人参を食べやすい大きさに薄切りします。いちょう切りが見栄えが良いかも…
  3. 牛蒡は、皮を包丁の背でこそげ、半月切りにしてから、水にさらしあく抜きしておきます。
  4. しめじは石づきを取り子房に分け…最近、分けてあるものが売られていますよ〜
  5. 里芋は、皮を剥き塩もみしぬめりを取り、小さめに切っておきます。
  6. ねぎは、斜め切りです。
  7. 板蒟蒻は、茹でてすりこ木でたたき、一口大にちぎっておきましょう。
  8. 材料の準備ができましたところで・・・・
  9. 鍋に胡麻油を熱し、大根、人参、里芋、蒟蒻、豆腐、牛蒡、シメジ、干し椎茸の順に炒めます。
  10. だし汁を加え、野菜を柔らかく煮ます。
  11. 野菜が煮えましたら、味噌、酒を加え、お醤油で味を締めます。

富山県で食されている味噌の詳細が分かりませんが、
お隣の石川県では加賀味噌が知られています。
米味噌で、やや辛口、長期熟成タイプですので、関東でも近いかと思います。


2013.9.11

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