>>トップ
カブトエビ農法=
“宇民さんちのお米”は今年も順調とか


独自のカブトエビ農法で農業界の注目を集めている徳島県の宇民正儀さんから「今年もカブトエビは元気でがんばってくれました。8月末には新米が収穫できそう」とのお便りをもらったので紹介したい。

カブトエビは遊泳もするが、泥底を這い、80本くらいある肢で泥をかき混ぜて、土と一緒に有機物や藻類、草の芽、ミジンコ、ユスリカの幼虫などを鵜呑みにしてしまう。このため化学肥料や農薬を一切使わない、文字通りの有機栽培が可能。このカブトエビの性質に目をつけた宇民さんの米作への導入は数年前になるが、試行錯誤を経て、ここ2−3年は安定した収穫量を上げている。

昨年は口コミも手伝って、東京、大阪、奈良、和歌山から沖縄まで「宇民さんちのお米が食べたい」という人たちが増え、嬉しい悲鳴を上げたという。宇民さんが栽培しているのは「花越前」と「ヒノヒカリ」の2種。このうち早稲米の花越前は5月12日に田植えをして以来、生育は順調で、この8月末には刈り入れができるという。反当収穫量は「そこそこ」だそうで、少しは余裕がありそうなのでご希望の向きは直接電話で申し込むこと。「≪環っ波≫で知った」と言えば優先出荷してくれるとか。


6月、今年も地中からカブトエビが発生した 日光に当ると腹を赤くして泳ぐ 悩みは猪の出現で、知恵比べの毎日とか
(2004年6月25日、宇民正儀さん提供)
【連絡先】〒779−3600 徳島県美馬郡脇町田上
      TEL/FAX  0883−52−3674
(C)2004. ≪環っ波≫ All rights reserved