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第4回東京湾統合沿岸域管理研究会シンポジウム
「東京湾の水質管理と環境ホルモン」(横浜市大シンポジウム)
−東京湾の干潟・浅場・アマモ場の維持と保全(仮題)−

 近年東京湾の水質は改善されているようですが、江戸前といわれる魚の宝庫を支えていた干潟・浅場・アマモ場はすっかり少なくなってしまっています。これらの再生・保全はどのような意味を持つのかなど、横浜・川崎・東京・千葉などの大都市に囲まれた東京湾の再生について考えたいと思います。

第4回東京湾統合沿岸域管理研究会シンポジウム
「東京湾の水質管理と環境ホルモン」(横浜市大シンポジウム)
−東京湾の干潟・浅場・アマモ場の維持と保全(仮題)−
日時 2004年12月4日(土)10:00〜16:00 (受付開始:09:30 開場:09:45)
場所 はまぎんホールヴィアマーレ(桜木町)
プログラム [午前の部 10:00〜12:25]
開会挨拶-シンポジウムの趣旨(横浜市大、林しん治)
東京湾の干潟の過去と現状(東邦大学、風呂田利夫)
東京湾のアマモ場の過去と現状(海辺つくり研究会、森田健二)
日本沿岸のアマモ場の多様性とその起源(総合大学院、颯田葉子)

[午後の部 13:30〜16:00]
干潟・浅場を取り戻す技術と課題(港湾空港技術研究所、中村由行)
東京湾で自然再生を実現するには(東京大学、清野聡子)
総合討論(司会:横浜市大、林しん治;東京大学、清野聡子)
主催
共催
後援
東京湾統合沿岸域管理研究会(横浜市大環境ホルモン研究施設内)
横浜市大・(財)横浜学術教育振興財団・「金沢八景-東京湾アマモ場再生会議」
第25回全国豊かな海づくり大会かながわ実行委員会
連絡先
(事務局)
〒236-0027 横浜市金沢区瀬戸22-2、横浜市立大学内、
横浜学術教育振興財団事務局(担当、前田百合枝)
電話:045-787-2396
Fax: 045-787-2397
電子メール:shinji@yokohama-cu.ac.jp (林しん治)
(シンポジウム開催責任者)
横浜市立大学大学院総合理学研究科、教授、林しん治
(電話+Fax 045-787-2380)
電子メール:shinji@yokohama-cu.ac.jp (林しん治)

第4回東京湾統合沿岸域管理研究会シンポジウム
「東京湾の水質管理と環境ホルモン」(横浜市大シンポジウム)
講演と総合討論の内容
東京湾における干潟・浅場・アマモ場・藻場に関する最新の研究成果をわかりやすくまとめ、それらの研究成果をいかに自然再生に生かすか、またその社会的な意義を論議します。シンポジウムの最後に講師全員がパネリストになって総合討論を行います。会場からの積極的なご参加を期待しています。
「このシンポジウムの開催意義」  林しん治(横浜市大大学院)
東京湾の水質改善をめざして行ってきた過去三回のシンポジウムをふまえて、今回のシンポジウム開催の趣旨について説明します。
「東京湾の干潟の過去と現状」  風呂田利夫(東邦大学)
東京湾の干潟の過去の姿と現状とを紹介し、東京湾にわずかに残された干潟についての研究成果と、水質や生態系に及ぼす干潟や浅場の重要性について話します。
「東京湾のアマモ場の過去と現状」 森田健二(東京久栄・NPO法人海辺つくり研究会)
環境教育や自然再生を目的として、近年、各地でアマモ場の移植が行われています。東京湾でもアマモ場の再生は可能かどうかを解説し、アマモ場の再生の意義、再生技術の現状などについて説明します。
「日本沿岸のアマモ場の多様性とその起源」 颯田葉子(総合研究大学院大学)
最新のDNA解析技術等を駆使した研究成果をもとに、日本沿岸のアマモ場の多様性とその起源について解説します。
「干潟・浅場を取り戻す技術と課題」 中村由行(港湾空港技術研究所)
各地で始まりつつある干潟の再生事業やそれを支える基礎的な研究事例について概説し、干潟・浅場における自然浄化が円滑に行われる仕組みを紹介し、東京湾でも干潟・浅場の再生が可能かどうか、干潟・浅場再生の意義と問題点をまとめます。また、東京湾に残された干潟や浅場のネットワークの再生の重要性と、そのために必要な技術的についても話します。
「東京湾で自然再生を実現するには」 清野聡子(東京大学大学院)
自然科学や技術の成果をどのように自然再生にとりいれるかについて、特に水辺とのつきあいの文化・歴史の視点から、住民やNPOの主体的参加の重要性について述べ、それらに関わる研究者の役割についても考えます。
「総合討論」 司会:林しん治・清野聡子
会場の参加者と共に、干潟・アマモ場の再生を通した東京湾の水質改善について、問題点をまとめ、今後の方向性を探ります。
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