原子力、化学物質、ダム………多岐にわたるテーマ

=高木基金、6月12日に東京で研究成果発表会=


高木仁三郎市民科学基金(高木基金)は、本当に必要としている科学的なデータや分析結果を手弁当で研究しているアマチュアの研究者や、一部の心ある専門家の市民科学研究を助成する市民ファンドとして、2004年度に資金提供した助成研究の成果発表会を、2005年6月12日、東京で開催する。
テーマは原子力の問題、化学物質による健康や環境への影響、ダムをめぐる問題など多岐にわたるが、いずれも生活に深く関わる問題ばかり。主催者は高木基金の会員以外の一般の人たちも気軽に参加してほしいとしている。

日時 6月12日(日)09:30〜18:00
会場 カタログハウス セミナーホール
JR新宿駅南口下車 徒歩8分
東京都渋谷区代々木2-12-2
参加費 資料代 1000円
申込み 当日参加も可能ですが、資料準備のため、6月8日(水)までに E-mailかFax にて名前、連絡先をお知らせを
連絡先 高木仁三郎市民科学基金(高木基金)
 〒160-0004 東京都新宿区四谷1-21 戸田ビル4階
 Tel 090-3435-9513  Fax 03-3358-7064
 E-mail info@takagifund.org 
 http://www.takagifund.org
【 プログラム・発表者一覧 】
9:30〜 9:45 開会・趣旨説明
9:45〜12:10 成果発表 第一部

◆カネミ油症被害者の聞き取り調査:聞き取り記録集の作成   
        カネミ油症被害者支援センタ− 石澤 春美

◆環境的正義の視点からみた環境法・行政立法過程・住民運動  
                     奥田 美紀

◆上関原発予定地長島の自然環境・生態系の調査・解明と保護・
 保全方法の確立に向けての実践的試行と検証
            長島の自然を守る会 高島 美登里

◆六ヶ所村再処理工場に関する包括的批判的研究
           原子力資料情報室 澤井 正子

◆維持基準の原発安全性への影響に関する研究
           原子力資料情報室 上澤 千尋
12:10〜13:00 <昼食休憩>
13:00〜13:25 高木基金からの特別報告

・核燃料サイクル政策に関する委託研究について 
  高木基金代表理事 飯田 哲也
13:25〜15:20 成果発表 第二部

◆高レベル放射性廃棄物地層処分の批判的検討
         地層処分問題研究グループ 藤村 陽

◆JCO臨界事故の原因と影響に関する調査報告書の英訳出版  
     JCO臨界事故総合評価会議 古川 路明

◆伊達火力発電所反対運動の遺したもの
           越田 清和

◆放射線照射による不妊化の科学社会史的研究
  真野 京子
15:20〜15:35 <休憩>
15:35〜18:00 成果発表 第三部

◆我が国に於けるダムの堆砂進行速度を決定する要因と法則性の調査・研究
   岡本 尚

◆江戸期からの慣行的水利用の実態調査・研究をすすめ、新時代の河川管理、
 環境保全の資料として提供する。  
             ナギの会 渡辺 寛

◆市民防災の立場にもとづく奈良県大滝ダムのダム地すべり災害の研究
 国土問題研究会大滝ダム地すべり問題自主調査団 奥西一夫
     
◆1) ホルマリン由来の反応生成物に関する調査・研究 
  2) 魚類養殖場周辺の底質調査
    天草の海からホルマリンをなくす会 松本 基督

◆内モンゴル沙漠化防止に取り組む日本の植林団体に関する調査研究 
  内モンゴル沙漠化防止植林の会 ボリジギン・セルゲレン
18:00 閉会
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