院生の独り言

ある いんせい
「長いこと更新しないでゴメンナサイ」の反省文    <2005/02/09>

【独り言】を長いことさぼっていた間にも、いろんなことを体験しました。この間の“空白”を取り戻すため少し順不同になるかもしれませんが、どんどん報告していくつもりなのでお許し下さい。


●2005年2月4日(金)

生前の愛犬・ラッキー

ラッキー1歳、私が小学5年生の頃。今はじいちゃん(左)とラッキーは天国で旧交を温めているかも・・・・。
我が家の老犬が死んで、四十九日も過ぎた。犬なりに立派な葬式をして、今は霊園の棚に好きなお菓子と共に安置されている。周囲に比べてドデカイ骨壺が何ともおかしい。長生きしたラッキーの骨は少しスカスカだった。あれだけ精一杯看病をして、「何も思い残すことはない」と思っていたのに、月日が経つにつれて、やっぱりいろいろな思いが募る。“あの時こうすれば良かったんじゃないか・・・”という答えのない問いは終わらない。しかし、逆に、最近では忘れていたラッキーの若い頃のエピソードなどを家族で話すと、その当時感じた喜びがまた再現される。まだ犬小屋や食器などを片づける気になれなくて、そのままにしている。私の想像以上に大きなものを残していったあいつに、「お前、やるな〜!たった16年しかこの世にいなかったのに。」と思ったりもする。私は誰かにこれだけの思い出を残せるだろうか。はてさて・・・・。

きょうは、熊本の県会議員が数名、「水俣病を勉強しなおそう。」という試みで原田先生、花田先生のレクチャーを受けられた。私は田尻さん、永野さんと共に院生の一人として傍聴した。やはり、課題は最高裁判決を受けて、誰を対象に何をすればいいのか、ということである。水俣病患者と一口に言っても、既に様々な裁判や救済策によって異なる処遇を受けており、各々の実態と個別のニーズを正確に把握しなければ、いかなる対策も第二、第三の見舞金契約を繰り返すことになりかねない。2月8日は、集団申請中の「出水の会」が環境庁交渉を行う。11日は有識者によるシンポジウムがカネミ油症と水俣病関係者合同で行われる。どちらも参加して、今何が起きているのかを見て来ようと思う。ああ、またまた大出費だ・・・。(T_T)






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