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「水俣」を子どもたちに伝えるネットワーク(略称:伝えるネット)の田嶋いづみさんが横浜の小学校に出前授業に行ったときのことを以下のように伝えてくれたのでご紹介する。 |
【文責:司 加人】 |
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2006年12月12日、横浜市立瀬が崎小学校の5年生に出前をしたときの衝撃です。いつもは子どもたちへの自分の伝え方の拙さなどで、終わって帰ってくると疲労感と自己嫌悪からの脱力感に襲われるんですが、この日は違いました。
いつものプログラムをこなし、最後に宇井先生から贈られた言葉を子どもたちに紹介しました。 |
人生には 自然を破壊したり
人びとを苦しめたりしないで済む
そういう選択をする機会が必ずある
もし人が 生涯にたった一つでいい
本当に良かれと思う選択をしてくれたなら
この社会はきっと変わるはずだ
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私は、そういう機会を見過ごしたかもしれない。
でも、みなさんには未来がある。きっと、決断や選択や、そういうときがあると思う。
そう、呼びかけました。
その出前を終え、子どもたちと給食をとるため教室に行ったところ、写真のような貼り出しがありました。背後の掲示にご注目ください。先生といっしょに写っている子どもたちのうちのひとりの少女が、この切抜きを持ってきてくれたそうです。
宇井先生のことを心に刻んでいる子どもたちがいたんです!
そのことを知らずに、たまたま宇井先生の話をさせてもらったわけですが、伝えることができて本当に良かったと思いました。
宇井先生に深い感謝を。
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写真:写真の中の一人の少女が宇井純さんの新聞記事(右上)を切り抜いて、教室に提示していた!
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