2005年2月、数ヵ月ぶりの沖縄。“辺野古の闘い”はいぜん続いていたし、名護のガジュマルの大樹も健在だった。最新の話題である「古宇利大橋」を渡った。ただ、なにかひっかかったのは気の回しすぎだろうか?………。

05/02の沖縄近影・局面       ※下の写真をクリックして下さい。
▼辺野古の闘い▼
■那覇で

現地に呼応して、沖縄の海の玄関、泊港(とまりん)でもへリポート建設反対の座り込みが行なわれていた。この日は「68日目」だった
=2005年2月18日09:30ごろ、泊港・ターミナルビルで
■辺野古で

大浦湾を望む公園から見た干潟。この原風景、いつまで見られるだろうか?
前日(2月21日)、名護市の要請で移設した座り込みキャンプの道路側には反対キャンペーンのボードがリニューアル?
沖合に目をやると8隻ほどの作業船がかなりのスピードで反対派が立てこもるやぐらの間を走っているのが目撃できた
ちょうど支援のピースボートのゴムボートがやぐらで頑張る人たちのために昼食を受取りに来た
海側から見た座り込みテントは移設とともにきれいになった?………
ヘリ基地反対協議会が配布しているパンフレット
=いずれも2005年2月21日11:00〜12:00、辺野古の海岸で
▼名護ははや春が▼
名護市のシンボル「ヒンプンガジュマル」。高さ19メートル、幹周り10メートル、樹齢250年以上のガジュマルは魔除けの意味を持つ門と家の間のついたて「ヒンプン」の貫禄十分。名護大通りの中央で春の陽射しをいっぱいに受けそびえたっていた
曇り気味だったのに、この時だけ突如晴れた。名護の町も名護湾も何事もないように静かだった。サクラは散り、木々はすでに鮮やかな若芽をつけていた
名護城址へ通じる石段の途中で見た風景。ウグイスなど野鳥を捕捉する鳥かごだ。仕掛けた人へ。「これは違法行為ですよ〜!」
=いずれも2005年2月21日14:00ごろ、名護市で
▼古宇利大橋を渡る▼
2005年2月8日、全長1960メートルの「古宇利大橋」が開通。地元島民が請願を開始してから26年。まさに悲願達成というところだろう。総工費279億円の90%は国庫補助。その長さは無料の一般道路としては日本一。27年間にわたって運航されたフェリーは前日営業を停止。しかし、島民の悲願達成に水をかけるわけではないが、月曜日の午後という時間帯でも通行車両は相当なもの。早くもゴミの投げ捨てが目立っているという。美観は往々にして無責任な外来者が壊す。便利さと環境破壊を交換しないでほしいと願わずにはいられなかった。

橋の上から屋我地島側を望む
古宇利島側から大橋を望む
早くも“島特産紅芋アイスクリン”の屋台が
=いずれも2005年2月21日15:30ごろ、古宇利島で
▼知らない風景が▼
モノレール(ゆいレール)の開通(2004年8月)によって、これまでの地上からの風景と異なる那覇の町の姿が楽しめるようになった………。でも、那覇空港着の最終便が数分程度の遅れだったら待ってくれませんかね、「ゆいレール」さん!

=いずれも2005年2月23日09:30ごろ、「儀保駅」付近で




(C)2004. ≪環っ波≫ All rights reserved