2005・5・29


500人が参加
 5月29日、山形民商第39回定期総会が、ホテルキャッスル(山形市)を会場に開催されました。
はじめに民商会員物故者ならびに原水爆犠牲者への黙祷をささげ、その後議事へと移りました。
 石沢正平会長は、この春の運動を振り返って、「山形民商の会員一人一人の努力の結果、拡大、署名活動など、いずれも全国に誇れる、仲間を励ます運動となった」と報告しました。
 運動方針では、佐藤明事務局長が、「憲法改悪の動きが強まり、さらに歴史的に例を見ないほど中小業者をはじめとする庶民いじめの政治が横行している。今こそ民商が出番。切実な要求実現のため、幅広くアンテナをはり、班支部を中心に要求のある人が先頭に立って、機敏に活動をしていこう。」と提案しました。
さらに、阿部孝司副会長を中心に、日本国憲法憲法と教育勅語の前文の読み合わせをしました。
  会場からの発言では、天童支部、上山支部の多彩な活動が報告されたのをはじめ、昨年、原水爆禁止世界大会に参加した武田さん(天童)は平和への思いを熱く語りました。また、新入会の笹目さん(蔵王)は、「まだ入会したてで何もわからず総会に参加しましたが、学校以来読んだことのなかった憲法をあらためて、みんなで読み合わせして、とても新鮮な気持ちになりました。そして、憲法を守る意義がわかりました。」と発言、会場から大きな賛同の拍手が巻き起こりました。
 総会は、「消費税の大増税に反対し憲法改悪を許さない大運動を繰り広げましょう」の特別決議も採択しました。
また、この秋、創立40周年を迎えるにあたり、記念事業実行委員会の中川和夫委員長より取り組みの現状と記念事業への参加・協力の訴えが行われました。
 役員に再任された、石沢正平会長は、「今回の役員は、40、30代の若い世代が理事に選出されたことが特徴です。みんなの団結と協力で民商を今まで以上に、大いに盛り上げていきましょう。」と新役員を代表してあいさつを行いました。

小竹輝也山形県商工団体連合会会長、高橋嘉一郎日本共産党山形市議、渡辺ゆり子同市議、今野誠一同市議、橋本直樹日本共産党上山市議が来賓として参加してくださったほか、山形地方農民蓮、日本共産党山形市議団、やまがた健康友の会、山形県商工団体連合会、まごころ交通さんからお祝いを頂戴いたしました。

また、以下の団体、個人から祝電メッセージを戴きました。まことにありがとうございました。
山形市長 市川昭男様、共立社山形生活協同組合 議長 廣部君子様、弁護士 三浦元様
山形県保険医協会、やまがた健康友の会、医療法人松伯会、鶴岡民商、西村山民商、新庄民商、酒田民商
 

『営業、暮らし、健康」で8項目を要望
婦人部が県に交渉

 山商蓮婦人部協議会は5月18日、県庁を訪れ、中小業者婦人の切実な要求をまとめた8項目の要望書を知事あてに提出、さらに具体的な事案も持ち寄り、話し合いました。

 「自営業者婦人、家族専従者の実態調査の実施を」との要望に対し、県は「2001年実施の中小企業庁の実態調査があるので、今後みなさんとも相談の上、業者婦人の実情を聴取する方向で行きたい」と回答。また、「天童市の小売業者が、60歳を過ぎたことで銀行から事業者ローン500万円の一括返済を迫られているが、分割返済できるよう指導を」の要望には「詳細を聞いたうえで適切な指導を行う。」、「国保税滞納者であっても、特別な事情がある場合は、保険証を無条件で交付するよう市町村を指導して」との要望には「指導する。」と回答しました。
 「国会審議中の介護保険『改正』案は利用者の負担増になり、まともなサービスも受けられない。国に反対の意思表示を」との要望に、小泉康一・介護保険推進室長(厚生労働省出身)は、「負担増になるかもしれないが、ご理解を」と回答。これには婦人部代表らが怒り、「業者の実情を無視したとんでもない発言」と口々に抗議しました。
 山形民商小関婦人部長は、「要望を十分言えてよかった。これからも手をゆるめず要求実現にがんばっていきたい」と話しています。




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