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調理
 

 [コンロ]
 食品を調理するときに、問題となるのは、ガスなどの熱源と食品から出る煙や刺激です。まず、熱源についてですか、私は調理にガスを使っていません。ガスのにおいが苦手なので代わりに電気で調理しています。私が使っているコンロは、「ハロゲンコンロ」と呼ばれているもので、以下のメーカーのものを使用しています。  

ナショナル   ハロゲンコンロ HL−C1
 

小泉成器(株) ハロゲン調理プレート KHL−1301

 

 形状はポータブルの電磁調理器に似ています。電磁調理器は頭が痛くなるので、私は使えませんでした。ハロゲンコンロも近づくと少し頭が痛くなるのですが、何とか使えています。ハロゲンコンロは、使い始めはプラスチックなど素材のにおいが強く出ます。使い始めは、庭で煮炊きしてにおいを飛ばしました。ポータブルコンロなので、延長コードで庭に出して使います。1〜2週間そんなことをしていると、室内でも何とか使えるようになりました。

 火力はガスに比べるととても弱く、炒めものはしんなりと仕上がります。お湯を沸かすのに時間がかかります。火力が弱いので、お料理好きの人は「ハロゲンコンロ」を使うとがっかりするかもしれません。しかし、現在ガスのにおいに耐えられなくて困っているような人は、試してみる価値はあると思います。電気代がそれなりにかかりますが、逆にガス代が全くかからないので、経済的負担はそれほど変わらないような感じです。(我が家はガスを契約していません。)

 小泉社製のものは、弱火にすると1秒ごとに強弱運転を繰り返すので、ぐあいが悪くなります。電圧が1秒ごとに変わるらしく、それに合わせて部屋の電灯が明暗を繰り返します。その感じが、たまらなく気持ち悪くて体にこたえるので、このコンロは強火専用で使っています。ナショナル製のものは、弱火にしても大丈夫です。

[調理中の有害物質をうまく避ける]
 調理中にぐあい悪くなることがあります。食品の包装を開けたときや食品を加熱したときです。過敏性が高かったときは、食品の包装を開けるときに、いちいち家の外に出て行っていました。外で食品の包装を開けてみて、中から刺激性の気体が立ち上ったときは、すぐにその食品を地面において家の中に入ります。その後、夫に頼んで後始末をしてもらいました。反応を起こした食品は、たいてい捨てることになります。もったいないのですが、こればかりはしかたありませんでした。現在は回復したので、そのようなことはめっきりなくなりました。

 食品は加熱すると刺激が増します。茹でるとき、炒めるとき、鍋に入れられた瞬間、刺激が立ち上ることがあります。重症だったときは、一気に刺激が発散すると、ぐあい悪くてどうにもならなくなるので、最初に少しだけ加熱してみるようにしていました。刺激のあるものを加熱すると、鍋にもその刺激が移ってしまい、後始末が大変なので、小さい皿に少しだけ食品を乗せて、電子レンジで加熱してみます。(私は電磁波過敏症があるのですが、注意すれば電子レンジを使えます。) 電子レンジで加熱してみて、刺激を感じるようであれば、その食材を使用するのはやめにします。大丈夫であれば、なべに入れて、本格的に調理にかかります。

 刺激の強い食品は、下茹ですると取れることがあります。庭にポータブルコンロを出して、外で下茹ですることがあります。しかし、刺激のあるものを下茹ですると、鍋に刺激がついてしまい、後始末が大変なので、あまり頻繁には行わないようにしていました。2003年頃は、刺激の強い食品にしょっちゅう出会っていたのですが、その後CSが回復すると共に反応を起こす食材の数が減ってきました。現在は、庭で下茹ですることはなくなりました。

注)ナショナルのハロゲンコンロは、現在は販売終了となっているようです。探すなら中古市場で、ということになります。

(2005.9.12)

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