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塩化ビニール

 

[塩化ビニールの日用品]
 浮き輪やホースに使われているプラスチックです。健康な方でもその独特な匂いを思い出すことができるのではないでしょうか。CS患者の中では苦手な方が多いようですが、私は割と平気です。塩ビのホースは買ってきてすぐ使うことができました。ビニール手袋(一般には「ゴム手袋」と呼んでいるもの。炊事用)も、私は使うことができます。ビニール手袋は、開封したての時は割と匂いが強いので、2〜3日風を通してから使うようにしています。(2、3日ですむというのは私にとっては驚異的なことです。他の素材では、こんなにすぐに使えるものはめったにありません。) ビニール手袋は、調理や皿洗いの時に使います。使わないと指先がひび割れてボロボロになります。

 2002年頃から、私が愛用しているビニール手袋の可塑剤が変わりました。フタル酸系の可塑剤は環境ホルモンの疑いがあるということで、非フタル酸系の可塑剤に変わったようですが、成分は不明です。前よりも嫌な匂いになりました。それでも何とか使えています。可塑剤が変わってから柔軟性が悪くなり、少し時間がたつとゴワゴワになってしまうようになりました。使い替えの周期が短くなり結果としてゴミが増えました。また、新品を下ろす回数が増えたので体にも負担です。企業としては環境や人体によいものを、と思って改良するのでしょうが、私にとっては、このように裏腹な結果になることは少なくありません。

[塩化ビニールの壁紙]
 同じ塩ビ製品といっても、塩ビの壁紙は桁違いに毒性が高いです。建築材料なので、難燃剤などが添加されているためだと思います。賃貸住宅を探している時に(1999年頃)、ホームセンターで塩ビ壁紙を10cmほど切り売りしてもらって嗅いでみましたが、強烈な匂いです。目が痛くなって鼻がヒリヒリして胸がムカムカしてきます。そして、頭が腫れるように痛くなってきて、ゆらゆらとめまいがします。目の前の事物がチラチラと点滅して見えます。新築住宅や賃貸住宅のリフォームしたてのものは、塩ビ壁紙から揮発する化学物質がこのサンプルの何十倍もの濃度になっているはずですから、とても耐えられたものではないと思いました。

 賃貸物件を見て回る時は、まず不動産屋に「前の住人が退去後リフォームしていないもの」という条件を出します。リフォームしていなかったとしても、前の住人が1年しか住んでいなかった物件や、日の当たらない部屋の壁紙の匂いは強いです。どのくらいの年数がたてば耐えられるのか・・・?ということが問題になってきます。何十件も賃貸物件を見て経験的に感じたのは、私の場合、3年経ったくらいではまだまだ匂いが強く、できれば10年以上経過したものがよい、ということです。

[他の壁材は?]
 それでは、「塩ビより砂壁のほうがよいのか・・・?」というと決してそうではなくて、砂壁の場合、後から染み込んだ匂いが強く、それを掃除することができないので、塩ビより有害なものが多かったです。例えば、それまで喫煙者が住んでいた場合、タバコのヤニが砂壁に染みついてしまって、強い匂いがします。

 それなら、「天然木はどうか・・・?」というと、1999年頃、天然木で内装したモデルハウスを何件か見てみましたが、木の匂いが強くて、私は耐えられそうにありませんでした。

 現在は、塩ビ壁紙を使った賃貸住宅に住んでいます。たぶん壁紙は5〜8年くらい経過したものだと思われます。すこし匂うけど、何とか耐えられます。

(2005.1.9)

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