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掃除機
 

[掃除機改造!]
 掃除機は進化を続け、排気がクリーンだという商品が次々販売されてきました。アレルギー疾患の増加に伴い、需要が増えてきたためです。

 しかし、排気対応型の掃除機を使っていても、私は排気のほこりっぽさに耐えられません。現在では0.3μmの粒子まで取れるという掃除機が出回っていますが、その掃除機の排気でも私は息苦しくなってしまいます。そのため我が家では掃除機を改造して使っています。

 この項はCSには直接関係ないのですが、アレルギー疾患の人のために書き加えました。

 まず掃除機を使用する前提として(多分CSの人はすでに十分承知していることだとは思いますが)、使用するゴミパック(使い捨て)は抗菌処理していないものを選ぶことです。抗菌処理のものは、排気とともに抗菌剤が排出されるので、耐えられないにおいになります。電器店で抗菌していないものを買うようにします。無ければ注文しましょう。

[吸引力の問題]
 仙台にいたときは、掃除機の吸い込み口に延長パイプをつけて、本体を部屋の外に出して使っていました。



 吸い込み口が象の鼻のようになっています。本体を屋外に出せるので、排気も外に出ます。仙台の家はフローリングだったので、これで十分対応可能でした。

 しかし札幌の家はカーペットなので、「象の鼻」方式では吸引力が弱すぎます。延長パイプを使うと、吸い込み口が本体のモーターから遠く離れてしまうので、吸引力が落ちてしまうのです。この方法だと、カーペットにからみついた髪の毛や埃は、まったく取れる気配がありませんでした。そのため、吸引力を落とさずに排気を外に出す方法を考え出しました。

 

 掃除機本体に長いビニールの筒をつけて、その筒の端を窓の外に出します。排気は筒を通って屋外に排出されます。

[掃除機改造のしかた]
用意するもの
養生用ビニールシート(幅1800mm長さ6m。ホームセンターで入手。素材はポリエチレン。)
梱包用テープ(できるだけにおいの少ないものを選ぶとよい。) 我が家では、透明タイプを使いました。

作り方
【1】 ビニールシートを輪にして、テープでとめて筒状のものを作る。


【2】 掃除機本体をビニールですっぽり覆う。


コンセントは、本体に収納できなくなるので、しまうときも出しっぱなしになります。

【3】 掃除機本体の車輪は使えなくなるので、移動のための台車を作る。



使い方
筒状ビニールの端を窓の外に出して、コンセントを差し込んだら、あとはいつもと同じように掃除機をかけます。かけ始めは、うまく排気が外まで行っているか、よく確認します。ビニールがねじれていて、排気がうまく出て行かないと、破裂します。掃除機の移動に伴って、ビニールの位置を変えて、うまくさばきながら掃除します。

注意
我が家の掃除機では、3年間問題なく使っていますが、機種によっては、本体に負担がかかって故障する恐れがあります。その点、あらかじめ覚悟が必要です。

 この掃除機を使うようになってから、排気の問題は解決しました。吸引力も十分あるので、カーペットもきれいになります。

(2006.1.15)

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