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旅行計画表(例)

 以下は、私が年末年始に避難旅行したときの計画表です。私は普段から、携帯電話の電磁波で頭痛などの症状が出てしまうのですが、年末年始になると、その症状が格段に強まります。社会全体での携帯電話の通話量が増えて、環境中の電磁波が強まるためではないかと思っています。(年末準備の連絡、年始の挨拶、年賀メールなどが、年々増加しているようです。)そのため、年末年始は、携帯電話の電磁波量の少ない場所に避難することにしています。電磁波過敏症(ES)のための避難とはいえ、旅行先では化学物質にも反応するので、CS対策も念入りに行っています。実物はメモ程度のものですが、今回サイトに載せるにあたり、わかりやすいように書きなおしました。

1日目 12月31日
○往路
7:50 出発。出発前に歯みがきして、歯ブラシを荷物に入れる。
水道の水抜き(凍結防止)。戸締まり。

8:00 バスで地下鉄駅へ。
8:00のバスが天然ガス車なら、8:10のバスに乗る。
それも天然ガス車なら、8:15のバスに乗る。注1

8:50→9:20 地下鉄で移動。
大晦日なので、休日ダイヤ。注意する。

9:20 バスターミナル。
はじめて行く場所なので、携帯電話のアンテナ位置確認。
電波が強いようなら、時間まで、地下で待つこと。

9:40 地下鉄駅より高速バスに乗る。
バスは前の方の座席に座る。車内のトイレの位置を確認。
空いていたら、他の乗客から離れた席に座る。(携帯電話を避ける。)
寝られたら、寝ていく。(耳栓する。)
トイレに芳香剤があれば、様子見る。はじめは、夫に確認してもらった方がいい。
場合によっては、ビニール詰め。
車内で、昼食(持参)を食べられたら食べる。食べられなかったら、バスを降りてから。

13:00 バスを降りる。
タクシーでホテルまで。
タクシーに乗る時、車内のにおいを嗅ぐ。
行き先を言って料金を聞きながら、時間かせぎ。その間に、車内をよく嗅ぐ。
ダメなら次のタクシー。(繰り返し)

○部屋を決める
ホテルに着いたら、携帯電話のアンテナの場所を確認する。どのくらい離れているか。
ホテルの外観、周辺、ざっと見ておく。(注意深く)
外気の匂いを確認。
チェックインの時刻(15:00)まで、時間をつぶす。昼食は、このときでもよい。

部屋に案内されたら、室内の空気をチェックする。はじめのひと嗅ぎで、有害度を判定する。
耐えられそうなら、その部屋に。
有害度が高いなら、何が原因かを探り、原因次第では部屋を替えてもらう。

有害な物の影響をできるだけ取り除いて、部屋の空気を判定する。
(まずは、すぐに対応できるものだけ、やってみる。)
電気モノのコンセント、はずせるものははずす。
(テレビ、冷蔵庫のコンセントを抜く時は、配線に注意する。)
空調をいったん切る。
その上で、部屋の中のものを、1つ1つ嗅ぐこと。

明らかに有害であり、すぐにビニール詰めできるものは、してしまう(芳香剤など)。
収納庫、すぐに目張りできるようならしてしまう。(マスキングテープで目張りする。)
電熱線がむき出しのタイプの湯沸かし→ビニールで包む。(目の痛み)
冷蔵庫のにおいを嗅ぐ。
壁紙を貼り替えたばかりではないか。リフォーム(修復の跡)などチェック。

その後、外気がよければ、いったん換気する。(5分くらい)
その上で、部屋の空気を判定する。
部屋を替えてもらえば解決するような原因なら、替えてもらう。
どの部屋でも同じ条件ならあきらめる。
リフォームのあと(壁紙の貼りかえなど)があれば、他の部屋も同時に行ったのか、ホテル側に確認。
他の部屋が大丈夫なら、部屋を替えてもらう。
(壁紙は、特に汚れたり亀裂が入ったりした部屋だけ替えることがある。)

部屋を替えても仕方のないもの。
禁煙ルームがないなら、タバコのヤニの匂い。
芳香剤の残留臭。
客室清掃の洗剤臭。消毒臭。
浴室、カビ取り剤、漂白剤などの残留臭。
家具の合板の匂い。家具・設備のプラスチック・ゴム臭など。

外気(局所的なもの)が原因なら、部屋替えでよくなる可能性がある。
ボイラーの近くの部屋など(排気)。
あるいはES的に、高電圧設備の近くなど。
その時は、避難案内図を見て、建物の形状と部屋の位置を確認し、大丈夫そうな場所を割り出す。
外に出て、一回りして、確認。

部屋を替えてもらうなら、もとの状態に戻す。(コンセントをさす。ビニールをとる。テープをはがす。)

部屋替えは、1回まで! それでダメなら、あきらめる!!

○部屋の調整
部屋が決まったら、今度は念入りにCS・ES対策をする。
部屋の中のもの、1つ1つ嗅いで、怪しいものはすべてビニールで包む。
クローゼット・洗面所の収納庫の合板臭・接着剤臭が強ければ、マスキングテープで目張りする。
電気モノで、頭痛、目の痛みが出るものをアルミ箔で包む。さらにビニール袋で包む。
どこをどういじったのかを紙に書き、入口のドアに貼っておく。
(チェックアウトのとき、部屋を復元するのに必要。戻し忘れを防ぐ。)

シャワーの型式を確認する。水を出してみて、水質を確認。
部屋のカーテンの匂いを確認。匂うようなら、カーテンを閉めない。極力、開けたままにしておく。
(レースのカーテンと厚手のカーテンのそれぞれを嗅ぐ。)
開けっぱなしだと、夜、外から丸見え…。ホテルの立地、部屋の位置などから判断し、やむを得ない場合は閉める。

空調をつけてみる。確認。→使うかどうか決める。
外気の状態が大丈夫なら、換気する。
換気扇を回しっぱなしにするか決める。(室温との兼ね合いもあり。)
(↑自分でオン・オフできるのなら。)
エアコン、換気扇のon・offで、室温は下の表のようになるはず。
室温との兼ね合いで、加減する。

  暖房
on off
換気扇 on まあまあ暖かい 寒い
off 暖かい やや寒い


着替えるかどうか。部屋の空気が悪かったら、そのまま。よければ着替える。
脱いだ服は、部屋か洗面所に干す。(付着した匂いを飛ばす。)

部屋の空気が悪ければ、
今後、持ち物をビニール袋に入れておき、使うたびにビニールに戻す。
空気がよいときは、出しっぱなしにしてもOK。
判断がつかないときは、念のため、ビニールに入れる。

ツインのベッドのどちらに寝るか決める。
枕の向きを決める。
壁際の配線、壁紙の匂い、ベッドの合板部分を避ける。

○夕食まで
一息ついたら、お茶を飲んだり…
電気ポットがあるなら、夫がお茶を沸かすとき、注意する。
水がよくないようなら、浴室でわかしてもらう。換気扇まわす。(←外気との兼ね合い)
私はミネラルウォーターをわかすこと。

その後、時間があれば、部屋の設備をひととおり確認。
館内を廻って、ひととおり確認。
ホテルの周辺も歩いて見ておく。

避難場所にもよるが、夕方から、携帯電話の通話量が増えるはず。
頭痛、体の圧迫感など。
どの程度か意識してチェックする。→記録をとっておく。(来年以降のため)

○夕食
レストランに移動。
好きな席を選べるなら、空調の場所、換気扇の場所を確認して、体感で決める。(空気の流れを見る。)
電気モノの場所(照明も含む)もチェックすること。
テレビがあるようなら、距離をとる。
事前に、固形燃料を使うような料理がないかを聞く。
そのような料理は、あらかじめ加熱して燃料が燃え切ってから出してもらう。
卓上コンロも同様。
固形燃料・卓上コンロの料理があるときは、レストランが混んでいる時間を避ける。

○就寝まで
入浴。夫は温泉(大浴場)。
私は水質を見て、よくないなら、1日目はシャワーなし。2日目の夜に浴びる。
水質がマシなら、部屋でシャワーを浴びること。(浄水カートリッジを通す。)
夫のタオルは、洗面所に干し、部屋に持ち込まない。(温泉の匂い)

パジャマに着替えたら、それまで着ていた服をどうするか決める。
部屋に干すか、ビニールに入れてカバンにしまう。

はさみ・スプーンを洗う。
部屋に備え付けのティッシュと、手持ちのティッシュを使い分ける。
体に触れる部分に使用→手持ちのティッシュ
それ以外→備え付けのティッシュ。

備え付けのタオル類のにおいを嗅ぐ。
寝具のにおいを嗅ぐ。
タオルの方がマシなら、枕を覆う。かけ布団の襟元にかぶせる。

日記をつける。
部屋の中で、消灯後まぶしそうな部分、デジタル時計などを紙で覆う。
アラームセットする。

23:30頃から、携帯電話の通話量が増えて、頭痛がひどくなるかもしれない。
横になってやり過ごすこと。1:00過ぎれば、大丈夫だと思う。
札幌の自宅にいるよりずっとマシなはずなので、がんばること。
夫と新年の挨拶をして、消灯。

2日目 1月1日
(以下略)


注1:私は天然ガス燃料のバスに反応して、乗ることができません。ディーゼル車のバスになら、乗れます。私が利用するバス路線は、天然ガス燃料の車両と、ディーゼル燃料の車両とが入り交じって運行されているので、天然ガス車を避けて、ディーゼル車に乗るようにしています。(→スモール・データ・バンク「バス」参照)

解説1:この旅行は避難のためなので、私は同じホテルに何日間かこもりきりになります。外出 して、人が集まるようなところに行くと、携帯電話の電磁波を浴びることになってしまうからです。避難中は、長時間ホテルの中で過ごすことになるので、これだけ念入りな部屋のチェックと対策を行っています。ふつうの旅行で、一晩寝るだけの場所なら、ここまでの対策はしないことが多いです。

解説2:ホテルには、早めに着くように計画しました。明るいうちに着いた方が、ホテルの外の環境をよくチェックできます。また、部屋を替えてもらうにしても、早くチェックインした方が、他に 空いている部屋があって有利です。
 

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