BPM活用法(2)〜CD購入時のハズレを減らす

 

1.はじめに

CDを買うときに参考にするものとしては、ネームバリュー・ジャケット・レビューが主になってきます。

最近は試聴も充実してますので、実際に耳で確かめてから買う人も多いでしょう。

今後はネット配信が音楽購入の主流になることを考えると、CDを保有する、という価値は低下を免れません。

手元には気に入ったCDを残したいと思いつつも、やはりCD購入には慎重を期することになると思います。

ここでは、価値あるCDを手元に残すためのCD購入時の判断材料としてのBPM活用法を考えます。

(ネット配信でも音源購入時には熟慮する、という場合は参考になります。考えることが好きな人にお勧め)

 

2.好きなテンポのCDを買う

これははいたって簡単な活用法です。

アルバムの平均BPMをみると、そのアルバムがどの程度のテンポを持っているか分かります。

「もっとスローな曲が多いCDが買いたかった」、とか、「もっとノリがいいかと思ってたのに」という失敗を高確率で減らすことができます。

 

次に、標準偏差(S.D.)をみるとBPMのばらつきがわかります。

BPMのばらつきはアルバムのまとまりを読む手がかりになります。

 BPMのばらつきが少ない → 一貫したノリで統一感を感じるアルバム

 BPMのばらつきが多い → いろいろなノリがつまったバラエティさを感じるアルバム

 

さて、BPMからアルバムのテンポを超えたことが、読み取れそうな雰囲気がでてきました。

次項でさらに詳しくみていきましょう。

 

BPM活用法(3)〜BPCの解説

BPM活用法(4)〜アルバムのクオリティを予測する