区分
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評 価 基 準
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注 釈
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判定
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1利用者の生活自立への支援
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1.利用者の動機付けに配慮し、少しでも利用者自身でできる部分を増やしていますか。
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■失禁のある利用者については、安易にオムツを使用することなく、排泄間隔を把握し、サービス提供時に排泄の訴えがあった場合は、
トイレへの時間誘導やポータブルトイレなどを使用するなどの配慮をしている。
■臥床時間が長い利用者については、食事の際、できるだけ座位をとる、またベッドから離れるよう援助する。
■利用者が可能な移動方法について工夫している。
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○
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2.現在の能力及び将来の変化を予測し、できる部分は手を貸さずに見守るとともに、そのための設備・環境条件の整備を
行っていますか。
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■一人で着脱ができるよう利用者がとりやすい場所に衣類を収納する等日常着に着替えやすいような配慮をしている。
■日常よく使用するものは利用者が扱いやすい状態にするなど活動を促す配慮をしている。
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○
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3.利用者の障害を正確に把握し、それぞれのレベルでの自立した生活ができるよう配慮していますか。
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■長時間の離床が困難な利用者については、短時間であっても起座できるように援助している。
■車椅子に移乗できない利用者はギャッジベッドを利用し、少しでも起座できる時間を増やしている。
■全面介助者が着替えやすいように、身体の状況に合わせた日常着を選んだり、リフォームしている。
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○
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2利用者の心身の状況や生活習慣等個別性に配慮
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4.サービスの提供にあたっては、利用者のそれぞれのレベルでの自立した生活ができるよう配慮していますか。
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○
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5.「掃除・整理」については、右記の点を考慮してサービスの提供を行っていますか。
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■利用者の同意を得て、必要な物、不要なものを分類し、収納又は廃棄する。
■台所・食堂なども常に清潔を心がけ、衛生面に配慮する。
■レンジ・コンロ、暖房器具からの火災による事故に注意する。
■換気を十分に行う。
■利用者の状態にあった寝具を選び、清潔な状態を保つよう手入れをする。
■床面、通路、階段等の整理に心がけ、安全で自由に移動できる空間を確保している。
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○
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6.「洗濯」については、右記の点を考慮してサービスの提供を行っていますか。
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■汚れた衣服を洗濯するだけでなく、洗濯物の量や状態から利用者の健康状態や生活全体を推量する視点を持っている。
■訪問時間・天候・身体状況等を配慮して、洗いから干すまでの手順と状況を考える。
■収納の際も使う頻度の高いものはとりやすい位置に収納するなど整理し、防虫にも配慮する。
■寝具の清潔保持に留意する。
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○
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7.「買物」については、右記の点を考慮してサービスの提供を行っていますか。
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■必要なもののリストを作り、次回訪問までの間、困らないようにする。
□日用雑貨類は買い置きの残量を随時点検し、なくならないよう配慮する。
□利用者の希望を尊重して援助するが、薬については特に確認して購入する。
■利用者が自分で選び、楽しむ機会が持てるよう、外出や買物をするのを介助できるよう配慮している。
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×
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8.「入浴介助」については、右記の点を考慮してサービスの提供を行っていますか。
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■本人又は家族に健康状態を確認した上で、入浴、保清を行う。
■心身の障害に応じて、苦痛を与えないように配慮する。
■利用者の心身の状況にあわせて部分浴を行うなど入浴方法に配慮する。
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○
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9.「食事介助・調理」については、右記の点を考慮してサービスの提供を行っていますか。
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■利用者の身体状況、咀嚼力、嚥下力、消化力、排泄状態に合わせて調理法やバランスを総合的に勘案して食事内容を考える。
■利用者の食習慣を尊重し、好みの物なども踏まえた食事内容を考える。
■サービス提供時以外の食事にも配慮し、必要があれば、家族への指導やひとり暮らしの場合は配食サービス等の利用もすすめる。
■嚥下しやすい姿勢をとらせる、また利き手の自由を確保する。
■身体状況にあわせて、自分のペースで食べられるよう福祉用具や食器を工夫する。
■利用者に言葉掛けを行い、あせらずに食べられるようにする。
■利用者の状況に応じて、食事の量、水分の補給などの管理を行い、記録表を作る。
■食前の手洗い等衛生面に配慮する。
■食後、口腔内を清潔にする。
■食品の保存状態を点検する。
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○
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10.「排泄介助」については、右記の点を考慮してサービスの提供を行っていますか。
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■必要に応じて排泄経過の記録を取る。
■精神機能の低下している利用者には声掛け、誘導、トイレでの排泄を促す。
■ペーパー類を取りやすい位置に配置したり、トイレの保温に留意する。
■冬季には、排泄用具、排泄場所の保温に留意する。
■心身の障害に応じて、福祉用具の利用などにより、苦痛を与えないように配慮する。
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○
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3利用者の人権 ・意志等の尊重
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11.「利用者とのコミュニケーション」については、右記の点を考慮してサービスの提供を行っていますか。 |
■心理面に配慮し、会話の不足している利用者にはコミュニケーションに気を配る。
■日常生活の各場面でも言葉かけを行う。
■障がいに応じた福祉用具の活用を促す配慮をしている。
■利用者の心身の機能レベルにかかわらず自尊心を傷つけるような言葉使いをしない、幼児語を用いたりしない、指示的な言葉にならないようにする。
■状況に応じた適切な声量、言葉の速度に注意する。
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○
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12.「調理」については、右記の点を考慮してサービスの提供を行っていますか。
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■食前に便器を片づける、換気を行うなど快適で衛生的な食事環境を作るように努めている。
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○
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13.「排泄介助」については、右記の点を考慮してサービスの提供を行っていますか。
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■利用者が気兼ねしないよう手際よく、励ましの言葉かけを行う。
■不必要な皮膚の露出を避ける。
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○
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14.「衣服着脱」については、右記の点を考慮してサービスの提供を行っていますか。
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■全面介助者を除いては、起床時の介助として日常着の着替えを行う。
■着替えの際、安全に配慮し、居室の保温を行う。
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○
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15.金銭や貴重品は自己管理できるように配慮していますか。
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■原則として、利用者か家族に任せ、ヘルパーは必要最低限度のものに限る。
□預貯金の支出入は原則としてヘルパーは行わない。
■金銭を取り扱う場合は必ず書面で確認を行う。
□必要がある場合は、地域福祉権利擁護事業等への橋渡しをしている。
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×
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16.「深夜帯の派遣」については、右記の点を考慮してサービスの提供を行っていますか。
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■預かった鍵の管理を適切に行う。
■物音や灯りによって利用者や家族を起こさないよう、懐中電灯を用いるなどの配慮をする。
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○
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17.訪問介護計画策定時はもとより、実際のサービス提供時にも利用者・家族の意向を十分尊重していますか。
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○
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18.認知症高齢者への対応については、右記の点を考慮してサービスの提供を行っていますか。
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■行動を押さえつけるのではなく、環境を整備したり、受容的な態度で行動を受けとめる。
■医師、看護士等専門職を緊密に連携をとり、適切な対応を心がける。
■家族の相談に応じ、悩みを受けとめるよう努める。
■地域の支援体制(SOSネット等)と適切な連携を図っている。
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○
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