実は、金メダルを獲得したジェニファー・ハイル選手は、
ソルトレイク五輪で4位と悔しい思いをしてから、それをやった人なんです。
モーグルの基本は、ターン技術とスピード。
だから、それを磨いた!
体格的には、上村愛子選手とほぼ同じなのに、彼女の滑りは、男子並みです。
エアに関しては、極端に難易度の高い技をやるより、
難易度を落としてでも完成度を上げた。
それが、今回の結果につながったと・・・。
彼女は、上村愛子選手と同じぐらい努力したと思います。
しかも、勝つために何をすべきなのか的確な判断をした。
決勝の採点は、甘かったけど、予選と決勝の滑りを総合すれば、
彼女が金メダルにふさわしいと思えます。
ブログの書き込みで、『カリ・トラ選手、すごい!』って書いたけど、
予選と決勝を総合すれば、やはりジェニファー・ハイル選手が金メダル!
ちなみに、今回のトリノ五輪モーグル女子で、最も素晴らしい滑りは、
予選のジェニファー・ハイル選手の滑り。
次が、決勝のカリ・トラ選手の滑りです。
ビデオに録画してる方、是非もう一度、予選と決勝の滑りを見て下さい!
今回のトリノ五輪モーグル女子で、日本人は、惨敗。
しかし、自分達のレベルが、よくわかっただろうし、今後何をすべきかもわかったのではなかろうか。
だとすれば、あとは実行あるのみ!
まずは、ワールドカップで日本人が表彰台を独占できるようになってほしい。
バンクーバー五輪でのメダル獲得は、その先にある!
(ちなみに、ジェニファー・ハイル選手は、昨年と一昨年のワールドカップモーグル女子総合優勝!
2連覇!今シーズンも絶好調で、今一番波に乗ってる選手です!)
そして、おいら達見る側は、
1.モーグル競技の基本は、凸凹急斜面をいかにうまく速く滑るか。
2.採点は、減点法なので、ミスをすればするほど点数が低くなる。
3.最終的には、総合的に強いものが勝つ!
ということをしっかり理解して、彼女達の今後の努力と滑りを応援し、見守りましょう。
2006年02月15日(水)
|