網走から札幌

バスの窓は白く凍って何も見えません。ガイドさんは「これで少しは北海道を感じていただけました？」などちょっと得意げに言っています。

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ＡＭ７：３０ホテルビューパーク悠遊亭出発。今朝の網走の最低気温はマイナス８℃だったそうです。
　バスは増築工事中の網走刑務所を右手に観ながら網走湖の北岸を北見に向けて走ります。
　網走湖の北岸には広大な刑務所の農場があります。ガイドさんが改めて北海道の刑務所について話してくれました。
「北海道の道東には刑務所が多くあります。それは囚人たちに北海道開拓に必要な道路を作らせるためだったと。今走っているこの道路も別名囚人道路と呼ばれていると」

　緋牛内というところでこの道路は国道３９号線に出ます。Ｔ字路に交差する右手上方には囚人たちを弔う「鎖塚」がありました。囚人たちの犠牲の上に北海道の開拓の歴史があると、鎖につながれた状態で出土した遺骨を土地の住民達が懇ろに葬り花を供えているそうです

バスは２時間走り続け、キタキツネ村に到着です。これがキツネと思わせるマルマルと太ったキツネがエサをねだっています。

これがキタキツネ？

キタキツネ村から更に大雪道路を石北峠に向けて走り、バスは標高１０５０Ｍの峠を越えます。
　北海道の道路は道央との生活道路だと思うのですが、一面では観光客用の観光道路をとして意識的に作られているようです。今の季節でも走っているのは観光バスが主、と言うよりバス以外の車にはあまり合いません。
　　石北峠を越えると石狩川の源流です。石狩川を堰きとめた人造湖大雪ダムが一面氷に覆われていました。

層雲峡の銀河の滝、と流星の滝。どちらが男滝でどちらが女滝か忘れてしまいました。いずれも滝は氷結していて水は流れていません。

今回のツアーでは層雲峡の氷瀑まつりは車窓観光の予定でしたが添乗員さんの計らいで下車観光になりました。氷瀑まつりには旅行会社各社がスポンサーとして参加しているようです。

氷瀑まつりは夜カラフルにライトアップされるようで、その時は訪れた人を幻想的な世界に案内してくれるでしょう。

北海道の各地で行われている雪や氷を生かした地域おこしのイベントに感心します。

　それにしても周りの山には雪が見えません。太陽に照らされる氷像がかわいそう。

このツアーに参加した理由のひとつは旭山動物園の冬の動物を見ることでした。

　昨年の夏も訪れたのですがその時は時間に追われていた事と、暑さの所為か動物がさっぱり動かなくてがっかりして動物園をあとにしたのでした。

大きなアザラシが円筒の水槽を上下する様子は何度見ても面白いものです。
ただ、シャッターチャンスが難しいですね。

本当はホッキョクグマが観客めがけて水槽にダイビングする様子を写真に撮りたくてしばらく待ったのですがいいチャンスがありませんでした。

　でも、夏に来た時はこの熊はグターっとして全然動かなかったのですから、まあ、いいとしましょう。

なんといっても、冬の旭山動物園の人気者はキングペンギンです。ペンギンの散歩は一日２回行われています。

私達は午後２時半の公演？を観に行きました。さすが人気のイベント、スタートの２時半にはコースの周りには鈴なりの人並み。

でも、何とか可愛いペンギンさんの散歩を写真に撮る事が出来ました。
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この動物園では４種類のペンギンを飼育しているそうです。これはフンボルトペンギンというそうです。
　お散歩できゃーきゃーさわがれるキングペンギンを見てうらやましそうにしていました。

猛獣館の動物達です。ライオンはなぜかお客さんの前で寝そべっています。

アムールトラは檻の中をぐるぐる廻っています。
ユキヒョウと言うそうです。木の上にいる動物という事で下から自然に近いかたちで見ることが出来ます。
　
　ここではこれらの猛獣を間近で見ることが出来るのがポイント。

旭山動物園を15:15に出発して道央自動車道で札幌に。

　途中砂川ハイウェイオアシスでトイレ休憩、トイレ休憩と言っても旅行社提携の土産物やに連れ込まれた感じ。札幌のホテルには１８：００に到着。今日のバスでの走行距離は約400キロ。北海道は広いの一言。

　夕食は、キリンビール園でジンギスカンの食べ放題。100分一本勝負、いざスタート。　野菜の上にラム肉を上げ焼けるのを待っていただきます。ジンギスカンと言えば生ビール。やっぱり美味しかったです。食べ放題ですから腹を仇にお変わりをいただきました。（いやしいねー）