ホームスモール・データ・バンク

レンタカー


[車内の空気は大丈夫?]
 仙台に帰省するときに、レンタカーを借ります。初めてレンタカーを借りたのは、2003年9月です。もともと車の中の空気が苦手な私は、レンタカーに乗れるのかどうか、自信がありませんでした。

 仙台空港に着いてから、空港にあるレンタカー会社に見に行きました。あらかじめ電話で、レンタカー会社の人に事情を話し、「その場で車を見せてもらい、においが大丈夫かどうか確認してから、車を借りるかどうか決めさせてほしい」とお願いしました。空港の営業所には、借りられる車は1台しかないということでした。何台かある中から選びたかったのですが、しかたがないので、その車を見に行きました。その1台は、まだ半年くらいしかたっていない新車で、車の中はとてもにおいが強かったです。これではとても乗れないと思いました。

 レンタカー会社の人の説明によると、どのレンタカー会社でも、空港には1台か2台しか置いていないそうです。これでは選択肢が狭すぎます。その車は断って、仙台市の街中で探すことにしました。

[レンタカーを選ぶ]
 空港から仙台駅まで、バスで行きました。仙台駅についてから、電話帳でいくつかのレンタカー会社をピックアップし、電話で確認しました。私が、車のにおいに敏感だということを話し、保有台数や、「その場で自由に車が選べるか」などを問い合わせました。

 仙台駅構内にあるレンタカー会社は、借りられる車が10台以上あるというので、そこに見に行きました。「車内の空気を嗅いでから借りるかどうか決めてよい」と言ってくれました。車の経年数を聞き、古いものから試させてもらいました。レンタカーはたいてい3年以内に製造された車だけだということです。最初の車検までは使用し、その後、手放して買い換えるということでした。それで、3年目のものを中心に見せてもらいました。そのレンタカー会社はありがたいことに、車をぜんぶ青空駐車していたのです。直射日光にさらされていたため、3年目の車はかなりにおいが抜けていました。エンジンをかけてみて、よくにおいを嗅ぎ、エアコンをつけてみて、よくにおいを嗅ぎました。トランクの中も嗅ぎました。「問題なし」という車はなかったのですが、そこそこ耐えられそうな車が見つかったのでそれを借りることにしました。

 その車には、3日間、乗り続けました。やはり、車内の空気はタバコのにおいなどがあって、居心地が悪かったのですが、大きな症状が出ることもなく、無事過ごせました。

[ひいきのレンタカー会社]
 それ以来、帰省の度にそのレンタカー会社を利用しています。半年後にまた帰省したときに、前回借りたものと同じ車両を借りようとしましたが、もうその車はありませんでした。3年たって車検の時期が来た時に、その車を手放してしまったのだそうです。また新たに何台かにおいを嗅いでよさそうな車を探しました。このように、レンタカーは、車両の入れ替わりが激しいです。

 このレンタカー会社の名前は「JRレンタカー」です。仙台の場合、駅構内に青空駐車しています。炎天下に置かれているので、車内のにおいが抜けるスピードが早いです。他の地域の「JRレンタカー」も同じように車を管理しているかどうかはわからないのですが、似たような方法である可能性は高いと思います。仙台以外のところに出かけることがあっても、「JRレンタカー」を試してみようと思っています。他にも、青空駐車しているレンタカー会社があるかもしれません。電話で問い合わせてみれば、確認できると思います。

[タバコのにおい]
 レンタカーは芳香剤のにおいがしないので助かるのですが、車によってタバコのにおいに強弱があります。何台か試してみて、においの少ないものを選ぶと良いです。私はタバコのにおいより新車のにおいの方が苦手なので、3年目のものを選びましたが、タバコのにおいが苦手な方は、新しめの車を選ぶと良いでしょう。古い車の方が、確実にタバコのにおいは強くなっているからです。

[カーエアコン対策]
 2004年8月に、自家用車のエアコンに反応を起こすようになり、車に乗れなくなってしまいました。(→スモール・データ・バンク「自動車」参照。) それ以来、カーエアコンのにおいが苦手です。レンタカーのエアコンもつけることができません。帰省するのは、カーエアコンをつけなくてもよい季節にしています(春か秋)。デフロスター(フロントガラスの曇り取り)も使えないので、こまめに車の窓を開けて、フロントガラスが曇らないように気をつけています。それでも曇ってしまったときは、ディッシュでふいて曇りをとるようにしています。

[ガソリン対策]
 レンタカーは、最後にガソリンを満タンにして返すことになります。私はガソリンスタンドに近づけないので、夫に任せています。私は、あらかじめ、ガソリンスタンドから少し離れた場所で車から降ろしてもらい、そこで待っています。夫は、給油をした後、私を拾いに来てくれます。

 満タンに給油すると、車がガソリン臭くなることがあります。これを防ぐためには、ガソリンスタンドで、「エアー抜きをしないでください。」とお願いするといいです。車の燃料タンクから給油口まで、パイプがのびています。そのパイプにまでガソリンを入れて、給油口まで満たすのが、「エアー抜き」という方法です。「エアー抜き」しないようにお願いすれば、燃料タンクにはガソリンが入りますが、給油口までのパイプは空なので、その分ガソリンのにおいが出にくいのです。ガソリンスタンドで、「エアー抜き」といっても通じないときは、「ガソリンを給油口までいっぱいに入れないでください。」と言えば、通じると思います。

(2005.11.4)

ホームへ戻る
このページのトップへ
「第2部 第1章 電磁波過敏症(携帯電話)」へ続く
スモール・データ・バンクの目次に戻る