こんなに派生するとは書いた本人が思いもしませんでした(キッパリ)






元ネタになった拍手お礼小噺はこちら。
無双OROCHI2特別衣装にて。当初は順番固定で3話だけでした。






「へえー、結構いいんじゃないか?」
「むしろ子上殿より似合っているんじゃないかしら」
「……」
「おいおい元姫、一応本人が目の前にいるんだぜ?少しくらい世辞入れてくれよ」
「子上殿の場合、私が言ってまともに聞く事なんてないんだから、居ても居なくとも入れても入れなくとも同じだと思うけど」
「………」
「うへえ、耳が痛いぜ…って、おーい、何黙ったままなんだよ左近」
「どうかしましたか、左近殿。いつもなら『余所でおやりなさい』とか言う頃合いなのに」
「…………」
「本当にどうしたんだよ、左近」
「左近殿?」
「……なんで……」
「ん?」
「なんですか?」
「……なんで俺の特別衣装が司馬昭さんモデルなんですか…こんな歳くったおっさんがこんなひらひら……しかも無理矢理佐和山カラーを出したからピンク系……明らかにおかしいでしょう……」
「何だよ左近、照れるなって」
「そうです左近殿、十分お似合いです」
「照れ…っ?!…い、いや、照れるとかそういう意味じゃないんですけどね」
「じゃあなんだよ、モデルになってる俺の衣装がおかしいってのか?」
「子上殿さぼり癖はともかく、この衣装はそれほどおかしくはないと思いますが…」
「(さりげなく元姫さんも言うようになったなあ)いえ、司馬昭さんの衣装がではなく。
どう考えても、この俺が着るって事に相当無理があるでしょうって意味でですね」
「別に似合ってるんだからいいじゃないか。おっし、どうせだからこのまま諸葛誕にもお披露目と行こうぜ!
あいつの事だ、絶対上辺だけの世辞なんて言えねえし、お前相手にゃちゃーんと感情を出すし、だからこそこの似合う以上に俺とお揃いな衣装を羨ましがるぜー」
「はあ!?嫌ですよこんな防御力が心もとなさすぎる衣装!いくら諸葛誕さん相手でも、俺は直ぐに着替えますから!!」
「左近殿、駄目。私たちは散々貴方の前で(サンタとか)衣装替えをしたでしょう。だから左近殿も見せて」
「えええ?!俺だって(旧作とはいえ)ずっと衣装替えしてたでしょうに!」
「あれも似合っては居たけどよ、上を脱いだ程度で基本的には同じだろ?だったらやっぱこっちの方が皆の反応が面白いって。
左近のあの衣装に比べたら、そりゃあ俺の衣装じゃ防御力は低くなるけどな、その分俺らがついてるし何があっても守ってやるって。だからほらほら、行こうぜ」
「違…っ!防御の意味が違…!!」





左近、理由が言うに言えず四苦八苦。






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無双OROCHI2特別衣装小噺 その弐



「どうしたのかしら。こんなに余裕のない左近殿なんて珍しい。
じゃあ何が…あら、あの遠くから何かを叫んでいる、上下のバランスの取れてないあれは…頭のもふもふ具合からして石田三成、殿?」
「っ!?」
「んー、そしてその隣で一緒に叫んでるデカ物は前田慶次じゃないか?…うわ、あれが噂の呂布モデルってやつか、すげー黒いなあ」
「!!??」
「って、おい左近、何処行くんだよ!?」
「左近殿!?」
「あんたら俺を守るって言いましたよね、今言いましたよね?!だったらあの二人止めて下さい絶対止めて下さいむしろ死ぬ気で止めろ!」
「「えええ?!」」
「司馬昭さん、俺は別にアンタの衣装に文句はありませんけどねっ。
普段から隙あらば人の鎧外して悪戯仕掛けてくるあの二人の前に、こんなひらひらで胸元に手を突っ込みやすくて脱がせやすい衣装で、俺が着て出ていけるわけないでしょうが!
むしろあの人達悦ばせるだけですよ、だって自分から進んで襲われに行ってるようなもんなんですから!?」
「防御って、そっちの防御かよ!」
「…子上殿、ここはお願い。逃げましょう、左近殿」
「元姫!?」
「大して時間稼ぎにならないかもしれませんが、普段のお仕置きを兼ねて子上殿を置いて逃げましょう。頭は役に立ちませんが、少しでも時間稼ぎにはなります。
でも左近殿、逃げるにしてもどこに?」
「え、えーと、こういうときは幸村!…がみつからなかったら(幸村を探してる筈だから)政宗さんでもいい!そうじゃなきゃ信玄公!!
ああ、くのいちを見つけたら幸村に知らせに走ってもらえるから…」
「左近殿落ち着いて。判ったからまずはここから早く逃げましょう。逃げながら探しましょう。
そして子上殿、普段怠けているのを悔いるいい機会、左近殿の為にも頑張って時間を稼いで」
「司馬昭さん、今日ばかりは俺の為に死んでくださいね!」
「ひっでー!!」





王元姫、左近を連れてとりあえず逃亡開始。





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無双OROCHI2 特別衣装小噺その参



『さぁこぉんー!その開いた胸元は俺が手を差し込むためにあるのだろう、今すぐやってやるからそこを動くなぁぁぁぁ!むしろどれだけ啼いても止めるかぁぁぁぁぁ!!』
『おっと、それは俺にしても譲れないねえ。左近のあれを愉しむに、殿さんにゃ悪いが俺が先に行かせてもらうか』
『やかましいわイニシャルGモデルが!目障りなのだよ!!』
『お、おいお前らちょっと落ち着けって…』
『ははっ、兜と鎧のバランスが微妙な殿さんに言われたくはないが、こいつぁ面白いねえ。左近を前にまず喧嘩の華を咲かせるのもありってね、いっちょ派手にいこうかぁ!』
『だから…おちつけって…だあああ、こいつら本当の意味でめんどくせ…!!』
『何やら面白い事になっておるのう。どれ、ここはひとつ儂も混ぜてもらうとするか。勝った暁には思う存分揉ませてもらおうぞ、左近!』
『げ、なんかもっとめんどくせーのが…!おい!全員まず落ち着けって…』
『なんだ貴様は。俺と左近との前に立ちふさがるとは痴れ者が…と言いたいところだが、そうか、貴様のそれがモデルならば布地の耐久度も知れよう』
『は?』
『はっはあ、あれの髪紐なんか使わなくても、首のこれは左近を縛ってみるに具合が良さそうだねえ』
『そういう用途に考えるなよ!』
『さて人の子よ、お主は左近の為に身体を張って儂らを止めるか?それとも…』
『……左近ならあっちに行きました(無理無理無理!絶対無理!!)』





「……本当に使えない……ごめんなさい、左近殿」
「幸村ー、信玄公ー!左近の貞操の危機です助けてくれませんかー!!」



司馬昭、自身の保身の為にあっさり白旗振ってみたり。
そんな司馬昭に王元姫半目、そして左近は半狂乱。



収拾がつかなくなるのでここまで!(だってどれの選択肢にしたってあの衣装じゃ裏仕様(笑))


…って思ってたら色々ネタが派生したり、素敵なSS頂いたりと予想外な展開に。






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