有料老人ホーム事業を理解し、経営力を着けていただくこと
これからの要介護高齢者を対象とした有料老人ホームは新しい事業ですから、これまでの元気な高齢者を対象とした有料老人ホームや、福祉施設である特別養護老人ホームとは、必要なノウハウや経営管理のポイントは大きく違います。
介護保険制度の報酬改定等に大きく左右され、入居者や家族とのトラブルも多く発生するなど、その経営・事業運営は簡単なことではありません。私たちは、コンサルティングの中で、商品設計を行い事業開設をサポートするだけでなく、長期安定的に老人ホーム経営や、優良なサービスの提供ができるよう、しっかりと経営力をつけていただけるようにサポートをしています。
プロジェクトの事業リスクや問題点を理解していただくこと
有料老人ホームは、超高齢社会に向けて需要が高まることは明らかですが、現在でも入居者募集に苦労しているホームも多く、今後は、経営が悪化し事業閉鎖や倒産となるホームも増えてくると考えられています。また『サービス内容が話と違う』『転倒して骨折した』等のトラブルで、裁判となっているケースも少なくありません。有料老人ホームの長期安定経営に、最も必要なことは、経営上・業務上のリスクやトラブルを理解することだと考えています。
有料老人ホームには、制度やサービス提供上、避けることのできないリスク・やトラブルがありますし、プロジェクトによって、その可能性も大きく変化します。私たちは、事業運営上、どのようなリスクやトラブルがあるのかを説明し、その対応方法を含めサポートしています。
変化に対応できる商品を設計すること
有料老人ホーム事業は、30年40年という超長期経営が必要ですし、入居者それぞれにニーズは違っていますから、時代によって変化していくニーズや、入居者個々の要望に対応できることが必要になります。また、これからの有料老人ホームは、特に要介護の重度化に対応することが、サービス提供上不可欠になります。老人ホームは労務集約的事業ですから、重度要介護高齢者の増加に対応した介護システムの構築やハード・設備検討など、重要な課題です。
ニーズが多様化するこれからの時代には、有料老人ホームのサービスは、画一的なものではなく、入居者の生活やニーズの変化に合わせて提供することが求められてます。私たちは、個別ニーズ対応を、システム・ハード・ソフトの視点から、商品・サービスを設計しています。
入居者の満足に立脚したサービスを検討すること
『有料老人ホーム事業は利益率が高い』という人がいますが、競争社会の中で、利益率が高いまま超長期的運営が可能かと言えば、そんなに簡単なものではありません。逆に、収支シミュレーションだけに頼った計画では、効率性や人件費削減など実務に基づかない計画推進となり、結果、サービス提供や入居者個別ニーズに対する視点がおろそかになって、短期的には成功しているように見えても必ず破綻することになります。 有料老人ホーム事業の成功は、適正な利益を確保しつつ、地域社会の中で必要とされる優良なサービスを提供し続けていくこと意外にありません。そのためには、サービス内容の検討(商品シミュレーション)、サービス提供方法の検討(業務シミュレーション)の詳細検討が不可欠になります。私たちは、入居者・家族の満足、そしてスタッフの働きやすさに立脚し、商品設計を行っています
|