第3日目 12月13日(木) キュランダ
 朝食は、昨日スーパーによってパンとジュースを仕入れ
てきましたのでそれで済ませました。今日はケアンズに来た観光客の7割以上が訪れると言うキュランダ村に行きます。
行きはレトロなキュランダ渓谷鉄道で、帰りは世界一長
いロープウェイに乗って世界で最も古い熱帯雨林を空中か
ら楽しめる予定です。。
 
 8:20 数組のツアー客を乗せたバスが迎えに来ました。今日のツアーは日本人のガイドさんが初めから一緒です。やっぱりこの方が安心です。

 9:30 ケアンズ駅から高原列車「キュランダ渓谷鉄道」の年代もののレトロな列車が発車しました。ガイドさんが言うことには「トイレは走行中に使用してください」ですって。

 この鉄道は昔、テレビ朝日系列で放送されていた「世界の車窓から」のオープニングにも登場していた見たことがあるような景色です。ガイドさんが言うにはカメラをお持ちの人は写真を撮って、カメラを持たない人はテーマソングを歌ってだって。テーマソングってどんな曲だっけ?

映っていたところはホースシューベントと言うところで180
度のヘアピンカーブ(上部の写真)のところです。私も挑戦しましたが目の前でカメラを構えた人が邪魔になってチャンスを逃してしまっています。

 列車はどんどん高度を稼いでいます。トンネルをいくつか過ぎ、ストーニークリーク駅を通過します。ここは昔、鉄道建設時に賑わったところで娯楽用のホールやパブがいくつもありメソディスト教会もあったと言うことです。今日は保線作業の人が列車に手を振っていました。

 右の写真はストーニークリーク滝です。水量が少なく物足
りませんが水が多いときはすごい迫力で圧倒されるそうで
す。
 
 列車はバロンフォールで停車します。乗客は皆列車から降
りてバロンフォールの展望台へと移動します。
 面白いことにこの列車の停車時間は決まっていないそうで
、汽笛が鳴ったら戻ってきてくれ、2回目の汽笛は発車してい
るとのこと
。なんとも恐ろしい話。
こんなところに置かれてしまっては大変です。ある旅行者
は夫婦けんかして旦那さんを置いてけぼりにしたとかしな
いとか、ガイドさんが言っていました。

 
ここがバロンフォールの展望台です。この滝も水量が少
なく見るからにちょろちょろパンフレットとは大違いです。

日差しはまぶしく真夏を感じさせますがカラットしていて
熱帯雨林の中なんていう感じは無く、素晴らしい避暑地です。豪快なバロンの滝の勇姿は間もなく来る雨季でないとダメなんですね。これも残念。
キュランダの駅に到着しました
 見てくださいオージーの方々のふくよかなこと。これからトレーデングポストレストランでランチですので、みんな急いでいってしまいました。

  左に行くとスカイレール。キュランダ村は右です。
 ランチは右の写真の、手作りオージーバーガーかミート
パイです。ポテトフライが付いています。このハンバーガー
を食べたときえらくでっかいと思いましたが、日本でもメガ
マックとか言ってマクドナルドでもジャンボバーガーを売っ
ているのですね。オージーの違うのはこれが普通サイズということ。

  私がオージーバーガー、妻はミートパイをいただきました。どちらも結構いけます。二日目で二人ともオージーに
被れつつあります。
 食事を済ませてコアラガーデンに案内してもらいました。
 このキュランダ観光ツアーには、15人ほど参加している
のですが、コアラガーデンに行ったのは私たちだけでした、オーストラリアはあちこちにコアラ園があって、コアラと写真が 撮れるんです。

 私たちもコアラを抱っこして写真を撮ってもらいました。

  ガイドさんが、「一日30分、週3日と労働基準法で決ま
っています。もちろん時間外労働などはございません」
などと言っています。何のことかすぐにはピンときませんで
したがコアラの労働時間のことでした。それだけコアラは寝
てばかりいるということなのですね。まあ、ユーカリの葉っ
ぱしか食べないのですから仕方ないですね。

 ガイドさんに写真を撮ってもらいました。ガイドさんに「年
賀状の写真が出来ましたね」と言われましたので帰って
きてすぐに年賀状を作成しました。初めて夫婦の写真で
新年を汚してしまいました。スミマセン

 キュランダ村の観光はこれで終わりです。これからSKY
RALLに乗って空中から世界一の熱帯雨林の原生林を
観ます。
 このロープウェイSkyrallは7.5km有ります。以前は世界一だったそうですが日本のどこかのスキー場に追い越されたとか。世界遺産指定されているキュランダ熱帯雨林のすぐ上をすべるように走ります。

 このSKYRALLは1995年に一年で完成したものだそうです。たった一年でこの広い原生林に自然破壊をしないように道路を作らないで、ロシアからレンタルしたヘリコプターで作成した支柱を運んだそうです。


 莫大な費用がかかったそうですが、特に日本人の観光客がたくさん来てくれたので借金は完済したとのことです。

 キュランダ駅を出ると途中にバロンフォールズ駅とレッドピーク駅があります。ガイドの説明によると駅には遊歩道と熱帯雨林情報館があり降りて観察できるようになっているとのこと。早速、最初のバロンフォールズ駅で降車しようとしたが駅員が腕をクロスさせダメという仕草をして降ろしてもらえませんでした。次のレッドピーク駅は乗り換えでしたので遊歩道に行こうとしたら「ここに並べ」みたいに指示され並んだら次のロープウェイに乗せられてしまいました。

 「ちがうんだってば」と言っても通じません。言葉が通じない事にはなんとも成りませんでした。せっかくの自然観察が出来なくて本当に残念と思うことと、英語がちょっとでも話せたらと思うと悔しいー。
  眼下にはケアンズの美しい景色が広がるのですが、妻にはこの2回の失敗をぼろくそに言われるし面白くないことこの上なし。だったら貴女がちゃんと言えばよかったでしょ(怒)
 キュランダ観光も不満もありましたが無事終わり、ロープウェイの終点カラボニカ駅からバスでケアンズ市内に戻り、免税店に案内されました。ケアンズの市内にはクリスマスツリーが所々に飾られています。雪の無いクリスマスはピンときません。
  巨大なマングローブの街路樹。木の下にテント張りの店があり、ベンチもあって涼しい絶好の休憩所です。
 夕食までしばし時間が有ったのでケアンズセントラルショッピングセンターに行ってみました。ここは今朝にキュランダに行くために来たケアンズ駅の隣です。大きな建物に街がすっぽり入っています。特に買い物の予定の無いショッピングセンターはつまらないものです。
 夕食は、ケアンズの海岸通の「ロウ・プロウン」で旅行会社のパンフレットに載っていたゴールドメニューを予約しておきました。右の写真はカンガルー、ワニ、エミューの盛り合わせです。味は書き表すことが出来ません。メーンはシーフードの盛り合わせ(マッドクラブ、ロブスター、えび、牡蠣、スモークサーモンなど)です。まあ、観光地メニューと言うことで我慢しましょう。
ケアンズでは、歩道にもテーブルが並べられてお客さんが海を見ながら食事をしています。歩道といっても屋根があるのですが。

 さて、ケアンズの2日間が終わります。明日はシドニーに行きます。早朝5:00に迎えがきますので早くホテルに戻って寝ることにします。