3月20日、春分の日、お彼岸の中日です。 墓参りをして、これから高野山に行って来る事を ご先祖様に報告。 天気は好かったのですが風が強く、電車で旅 行に出掛けるには心配なほどです。 常磐線は相馬〜岩沼間が強風で列車が運休 することがたまにあります。予定した相馬駅発 上り15:16の原ノ町行きの列車より1列車早い 14;45発の電車に乗り込みました。 列車のダイヤは心配に及ばず定時運行でした が転ばぬ先の杖、それでは今から長年の夢であ った高野山へ行ってきます。 最初の乗り換えは原ノ町駅です。相馬駅を1列 車早くスタートしたため原ノ町駅で30分ぐらいの 待ち合わせになりました。 15:46発いわき行きの電車に乗車。いわき、 土浦と乗換えをして21:17に上野駅9番ホーム に到着。 夕食を食べていませんでしたので中央改札口 近くの「いろり庵」でネギトロ丼付きのそば定食を 頂きました。そばは味、香りはいまいちでしたが 茹でぐあいがよくそばの感じは悪くありません。 一介の旅行者の私が上野駅を懐かしむことは おこがましいことですが、東北に生まれ育った私 にとって東京に初めて踏み入れたのが45年ほど 前の上野駅ですから、やはり思い出深いところな のです。 この蕎麦屋の前の13番14番ホームが東北か らの玄関だったのですね。 「ふるさとの訛なつかし、停車場に 人ごみの中に そを聴きに行く」と刻まれたプレートが設置されてい ます。あとは伊沢八郎の「ああ、上野駅」ですね。 そんな臭いを今でも上野駅は漂わせています。 土浦駅から私たちと同じボックスに座った東京の おばさん二人としばし携帯電話談議。メールの打 ち方が判らないと言う。メールが必要とかいらない とか、二人の会話はまるで漫才を聞いている感じで 面白かった。 JRの一日切符で水戸の偕楽園の梅を観てきた と言うおしゃべり好きのおばさん達との1時間はあ っと言う間でした。 腹ごしらえも終わりましたので13番線22:01発 高崎線の電車に乗客が乗り込むのを見ながら山手 線外回り電車で東京駅に向かいます。 夜の10時 過ぎの東京駅はさすがに行きかう人も少なくなりホ ームも閑散としています。日中は風はあったものの 暖かだったのですが夜は別です。 南のほうに出掛けるからと少し春めいた格好で出 掛けてきたのが間違いで寒いです。 東海道本線大垣行きの「臨時 ムーンライトなが ら」は23:10に10番ホームから出発します。 この電車は全座席指定席ですので、昔のように 何時間も前から並んで待っていることはなくなりまし たが、大きな荷物を持った旅行者が集まってくる光 景は昔も今も同じです。 この電車の指定席はJR東日本「えきネット」とい うサイトで購入することが出来ます。JRの指定席は 乗車1ヶ月前から発売開始ですが「えきネット」に登 録してあるとさらにその一週間前に予約登録が出来 ます。 駅に出掛ける必要も無く自宅で予約をして、当日に 自動の指定席発券機でカードで購入が出来るので すからすごく便利です。 電車は出発時刻の5分ぐらい前ホームに入って きました。先頭車両のヘッドマークを写真に撮ろうと したのですが立ち入り禁止で出来ませんでした。ち なみにこの電車には「快速」としか書いてなく「ムーン ライトながら」のヘッドマークは見ることが出来ません でした。 この車両はかつての特急電車で東北本線を走って いた「ひばり」と同型の車両です。ですから結構古い です。 インターネットの記事によるとこの車両は、繁忙期 には臨時の「ムーンライトながら」として走らせていた 車両だそうです。 春休み、夏休み、冬休みには定時の列車のほかに 臨時列車がきちんと組まれる人気の電車でしたが今 年の3月14日のJRのダイヤ改正で季節運行の臨時 列車になってしまいました。 23:10に東京駅を出発した電車は明朝5:55に岐 阜の大垣に着きます。 |
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