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2006年2月

2月24日 アンデルセン

埼玉大学広報誌、欅(けやき)のページに、アンデルセンのことがあるのを見つけました。教授の安達忠夫さんの文章です。

欅第13号より、『アンデルセンの文学 − 魂の葛藤と真珠』

(欅のトップページはこちら)

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2月17日 モイラ・シアラーさん

2月初旬、新聞をみていたら、モイラ・シアラーさんが1月31日に、80歳でお亡くなりになったという記事がありました。

古いイギリス映画の『赤い靴』というのをみたときに、主演だったのが、モイラさんでした。アンデルセンの赤い靴の話をモチーフにしたバレエの映画です。『赤い靴』の舞台を演じるバレリーナの、愛と悲劇の物語で、踊り続けなければならない赤い靴、ということが象徴されているようで印象的でした。

このあいだアンデルセンを読んでいて、赤い靴の話もあり、その映画のことを思い出していたから、ご死去の記事をみて、ああ…と思いました。

もうだいぶ忘れているけれど、また観てみたい映画です。

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2月8日 GARM

ひとつ下で書いたことですが、『農夫ジャイルズの冒険』で、「ああ!北の丘のむこうのずっと先の」と言うせりふは、犬のガームがジャイルズに言うわけですが、ガームというのは本来、北欧神話にでてくる犬の名前、ということです。

テレビで、ムーミン博物館のことをやっていたとき、トーベ・ヤンソンさんはかつて、風刺雑誌「GARM」に絵を載せていたということが出てきました。その番組では「GARM」は「ガルム」と表現されていて、ガルムかガームか知りませんが、トーベさんはフィンランドのかたですから、フィンランドの雑誌→フィンランドは北欧、と考えると、雑誌GARMの名前は北欧神話のあの犬からきているのかなあ…?

2005年10月のムーミン博物館の記述へ

フィンランド航空のウェブサイトより、トーベ・ヤンソンさん関係のページ(風刺雑誌GARMのことも出ている)

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2006年1月

1月29日 丘を越えて

鷲津名都江さんの本、『英国への招待 マザー・グースをたずねて』(筑摩書房)を読んでいたら、以前気になっていたことに関して載っていた。

「Tom, he was a piper's son,」と始まる歌の中で、「Over the hills and far away」という言葉がある。笛吹きの息子トムの吹けるただひとつの曲のタイトルだ。そして、

「トムの得意曲のタイトル「丘を越えてかなたへ」は、何世紀もの昔からイギリスの詩人や作詞家に好んで使われてきた愛唱句で、今も"遠くへ行く"という表現の一つによく使われる言葉になっています。」
(p.31)

とあった。

この、over the hills and far awayという言葉が気になっていた。

吉田新一さんの『イギリス児童文学論』の中で、書いてあったことに目がとまったのがはじめだ。J.R.R.トールキンの『農夫ジャイルズの冒険』の中で、「ああ!北の丘のむこうのずっと先の、石柱が原なんかよりずっとむこうです」というセリフに、「over the hills and far away」という言葉が使われている、というように書いてある。(p.115)

このことは、『農夫ジャイルズの冒険』の感想のところにも書いたのだが、吉田さんの本にも笛吹きの息子トムの詩は載っているからその時もわかっていたはずだけど、古い成句ということだけ覚えていたので、今回、鷲津さんの本で、マザー・グースだったんだ、と思った。

吉田さんの本では、

「この句の起源はこのわらべ唄よりもっと古いバラッドにまでさかのぼるからひじょうに古い。」(p.115)

とあるのに、新たに気づく。そうか、このマザー・グースよりもまたさらに古いんだ。

それはそうと、鷲津さんの本で、

「昭和初期に、このマザー・グースからタイトルをとったと思われる『オーバー ザ ヒルズ』というアメリカ映画があり」
「この映画のタイトルにヒントを得て作られたのが」
「藤山一郎さんのヒット曲「丘を越えて」だそうです。」
(p.31)

とあったのにはびっくり! そうだったのか〜。

『英国への招待 マザー・グースをたずねて』
(ブックリスト2のデータへ)

『イギリス児童文学論』(ブックリスト2のデータへ)

『農夫ジャイルズの冒険』(ブックリスト2のデータへ)

『マザー・グースの唄 イギリスの伝承童謡』
(ブックリスト2のデータへ)

over the hills and far awayについて(8月の記述へ)

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1月22日 ディケンズ

オリバー・ツイストが映画になるんだなー。

ディケンズでしたっけ。読んでみたいな。

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1月10日 チップス先生さようなら

『チップス先生さようなら』のドラマを見た。

ビデオに撮っておいて、見ないでそのまま…なんてことも多いけど、今回はその日じゅうに見た。

良かったなあ・・。本も前に読んだけど、もう忘れている。また読んでみたい。

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1月4日 八犬伝

2日と3日の夜、『里見八犬伝』のドラマを見ました。3日は『新撰組!!』とどっちにしようかとも思ったけど。

両日とも途中からしか見れなかったし、CGなど、ちゃちいなーと思う部分もあったけど、面白かった〜。「テレビ(か何か)で<日本のロード・オブ・ザ・リング>とか言ってた」と聞いて、なるほど〜、そういう見方もできるか〜。仲間が増えていくところなんか似てるかも。

衣装はワダ・エミさんだったかな。

里見のお殿様が長塚京三さんで、あら、「理想の上司」(笑)

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1月3日 紅白

おおみそかは、紅白歌合戦でユーミンが映りました。あのメンバーの中に、イム・ヒョンジュさんがいました! 知らなかったー。

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1月2日 2006年です

あけましておめでとうございます。

年末からどうも体調がすぐれないです。食べるとむかむかするような感じ。かぜっぽいのと、足が痛い。しもやけと、巻き爪のためか、特に親指がいたくて。

冬の親指って、ぶつけると、とびあがるほど痛いんですよねー…。今年は特にこんな具合なので、困ります。

今年も、本や音楽を少しでも深めたいですね。本年もよろしく。

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