今期 平成27年度春の自然塾初回開講
—実践野草の種まき—
平成27年3月19日 13:00~15:00 於 新軽井沢分館
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平成26年度収支報告
平成27年度予算ならびに活動計画 |
<実践種まき>
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初めに発芽温度や播き後の管理など事前確認、知識の整理の後、外は生憎の雨模様であったため、玄関ホールに大きなシートを敷き、準備された参加人数分の霜害を防ぐ屋根付き セル・トレイに挿し芽種子播き用土を入れ、各自秋に採取し、前回持ち寄って準備されていた種子を各自思い思い2~5粒ずつトレイの升に播き、軽く覆土して、水遣りは自宅に持ち帰り行うこととした。
未だ当地の寒さから、発芽までどのくらいの期間を要するか、不安要因は多いが、高い発芽率の成功を祈るしかない。
野草種子として、レンゲショウマ、オミナエシ、キキヨウ、ワレモコウ、アヤメ、ミソハギ、オオバギボウシ、ウバユリ、ホタルブクロ、ツユクサなど
また一部野菜種子として、ハナオクラ、ムカゴ、オオバ
ほかに挿し穂として、希望者に西洋ニワトコ(エルダベリー)が100本程用意された。
和のニワトコは此のあたりでも沢山自生するが、わが国では食べるものとしては馴染みがない。
西洋ではエルダベリーとして、花は乾燥してエルダベリー茶、.また赤から黒に熟した実は大きさが和のニワトコの3~4倍はあり、ジャムやソースとして馴染みが深い。
挿し木をトライされるには別途挿し木向きのトレイに用土として挿し木用の赤玉土など、.発根促進剤(例えばルートンなど)の購入を要することが伝えられた。
またこの挿し穂は群馬の平野部にあるナーセリーで毎年増殖として、挿したものと同じものであり、当地の気候では1カ月程早く、未だ寒いので成功するか否か心配である旨伝えた。
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~27年(2015年)5月 自然塾 食べられる庭創り実践編後半 植生観察と試食会~
2015年5月21日 於 中軽井沢 こぶしざわ山荘
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今回は,昨年6月に開催した食べられる庭の実践編後半の一例として、中軽井沢太郎山の麓、こぶしざわ山荘の庭の植生観察と今の季節を代表する山菜などの試食会とした。
山葵やモミジガサ、二輪草、コシャクが繁茂する庭観察の後、試食会では初めての体験をされた参加者が試食物を口に入れた時の神妙な顔が笑いを誘う。
試食会となると人気が高く通常の倍近い参加者のため、小さな山荘では一度では収容しきれず、前半2時間、後半2時間の2回に分けて実施した。 |
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<試食会メニュー>
山菜: モミジガサ、ナルコユリ、ツリガネニンジン(トトキ)のお浸し
ハーバルティー: クールミント、マロー
ジャム: ラズベリー、マルベリー、エルダベリー
燻製: チーズ、蒲鉾のワサビ醤油(Fさんご夫妻のお手製)、糸巻き豚肉のホースラディシュ醤油
その他:香草ディルの浅漬け胡瓜
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参加者に土産として実践植栽の鉢苗が準備された。 ヒレアザミ、ノアザミ、サクラソウ、ルリソウ、バーバスカム(魔女のローソク)、斑入りラミューム |