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読書感想

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No.261〜270

[270] おりこうな アニカ

作・絵:エルサ・ベスコフ
訳:いしい としこ

ベスコフの絵本です。

ベスコフの絵は、さらさらっと描いているようで、ほんものみたい。アニカが砂で「プリン」をつくっているときの、牛(マイロス)の絵なんか。

また、小さいこどもの姿が、よく描けているなあと思います。あまり読んだことはないけど、酒井駒子さんとか、林明子さんの絵が思い浮かんだ。

マイロスがクローバー畑に逃げ出さないように、アニカはマイロスをみています。 ところがマイロスが逃げ出したので、柵をなおしたいアニカ。

その次の展開が、ちょっと意外なところにいった。非現実の世界なんだけど、あたりまえのようでもある。

なごやかな時間がながれます。

「ウッレ」って、スウェーデンではよくある男の子の名前なんでしょうか。 [79]『ウッレと冬の森』を思い出しました。

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[269] クリスマス・トムテン

作:ヴィクトール・リュードベリィ
絵:ハーラルド・ヴィベリィ
訳:おかもと はまえ

NHKの「びっくり法律旅行社」で、クリスマススペシャルはスウェーデンが舞台でした。

スウェーデンのサンタクロースは、「ユール・トムテ」って言っていたように思う。それを思い出しました。

サンタクロースのふるさとはスウェーデン、って番組では言っていたけど、私はフィンランドかラップランドのような感じと思っていました。

スウェーデンでは「ユール・トムテ」っていうんですね。

さて、このヴィクトール・リュードベリィのお話は、百年以上前に書かれたそうです。何人もの画家が絵を描いているそうです。 ハーラルド・ヴィベリィは、リンドグレーンの挿絵も描いている人だそうです。

[268]『とってもふしぎなクリスマス』と同じように、 クリスマス・イブ、留守番をしている貧しい家の子ども。そこへやってくるたずねびと。

不思議にも似たような絵本を2冊読む事になりました。また、『とってもふしぎなクリスマス』ではゴブリンなので小さいのですけど、こちらのサンタクロースもまた、こびとなのですね。

トムテンが引き出しをあけているところの顔、鼻が大きいのは、ムーミンのアニメの、「モラン」でしたっけ?なんかそういうのを思い出します。

大きなおやしきに運んだプレゼント。家族はあまり喜びません。感謝することを忘れている。

ご主人だけが喜ぶところ、

「こころのなかは こどもなのじゃよ」

の意味がどういうことをあらわしているのかな、と思いました。

子どものように喜んでいるのだから、まずまず、良いことじゃ、というのなら、 絵が黒々とした影が後ろの壁に広がっているのが不気味だし。

ウィグが自分へのプレゼントにふくれたこと、わかる気もするから、ひきがえるの場面や、トムテンの話で「はかり」が傾いたところは、ちょっとこわい気がする。

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[268] とってもふしぎなクリスマス

作:ルース・ソーヤー
絵:バーバラ・クーニー
訳:掛川恭子

チロル民話から再話したお話だそうです。

チロルの山に「ゴブリン」「ローリン王」がいて、王女さまのためにバラ園をつくったので、その色が山にうつって、山やまがバラ色にてりはえるのです。

そこを読んで、[189]『ドロミテの王子』を思い出しました。

確か、ドロミテの山は輝くとかそういうのがあったような…。

また、あれはイタリアの民話でしたが、ドロミテもチロル地方にあたるのかな。

そうすると、イタリア側と違う側かもしれませんが、同じ山のことを言っているのかな、と感じました。『ドロミテの王子』ではゴブリンじゃなくて、サルヴァーニでしたが。

さて、そんなチロルの谷間のお話です。

貧乏な靴屋の三人の兄弟、「フリッツル」「フランツル」「ハンスル」がであった不思議なこと。お父さんがでかけてしまい、誰も入れないように言われたけれど…。

兄弟のところに来たのは、ローリン王なんでしょうか? もうひとつ、「ラーキン王」という名前も出ているんですけど、その関係がわからなかった。

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[267] 児童文学の旅

著:石井桃子

[261]『雑誌「ミセス」2008年3月号 特集「石井桃子の宇宙」』 から知ったんだったか、石井さんの『児童文学の旅』の本、読みたいと思って、達せられました。読むのも長いことかかったし、なかなか感想を書けず、きちんとした書評になりません。

人もたくさんでてきて、名前もなかなか把握して読みすすめられません。

とにかく、読み応えがあって、石井さんて、すごい人だなと圧倒されます。

1950年代に船でアメリカへ留学。それをはじめとして、何度も、海外へ。児童文学にかかわる人、図書館員、作家さん、さまさまな人との交流。

[7]『児童文学論』の、リリアン・H・スミスさんともたいそう仲が良くて、その他有名な人たちともすぐ仲良くなってしまうみたいに思えて、なんてすごいんだろうと思います。

『ミセス』に載っていた、トロント公共図書館の「少年少女の家」の書架じゃないか、って言っていた写真も載っていました!

「「少年少女の家」提供」(p.107)と書いています。

同じく少年少女の家の「オズボーン・コレクション室」にての写真もありました(p.332)

老いたスミスさんのそばにいながら、おかしなエピソードを『児童文学論』の共訳者の瀬田貞二さんと渡辺茂男さんに話そうと思っていたとあり、しかし、「お話するまえに瀬田さんは亡くなった。」(p.339) と書いてあって、しんみりしてしまいました。

たくさんの、児童文学ゆかりの地も訪れています。

心にとまったこと、書きたいこともたくさんあるのですが、まとまりません。どうぞ、ぜひ、機会があったら、この本読んでみてください。

(追記)
(参考記事:[282]『あまがさ』

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[266] にぐるま ひいて

文:ドナルド・ホール
絵:バーバラ・クーニー
訳:もき かずこ

バーバラ・クーニーの絵本の中でも、よく名前を聞く本ですね。はじめて読みました。

訴えかけるものはまた違うけれど、[262]『満月をまって』に通じるものがあるな…と思ったら、あれもクーニーの絵の絵本でしたね。(港の船の絵もあったような気がする)

一年を通しての暮らし、手仕事や手作りを重ねる生活、それらを売りに出かける待ちわびた感覚とリズム。

『満月をまって』はもっと深刻な問題を持っていましたが、こちらは、穏やかな家族の日々を、読んでいるこちらも満足しながら味わえるような気がします。

和やかそうに見えても、おそらく現実的に見ると、つらいところもある暮らしかもしれませんが…。

とうさんが街へにぐるまをひいていく場面、街から帰ってくる場面は、ずっと横長の絵で道が続き、横からワイドに眺める感じで、道のりと、てくてく感がでている。

ほろ馬車まで売ってしまうんですねー。まったく無駄がない。(そして、とうさんはまた、次のにぐるまを作るのです。)

素朴な暮らし。絵本を読んでいると憧れるし、大切なことだと思わされる。

でも同時に、大人のとうさんとかあさんはともかく、むすことむすめの仕事の役割(ほうきづくりやナイフでものづくり、女の子はあみものやししゅう)が気になる…。19世紀はじめという時代や、自然に根ざした生活ということなので、あたりまえなのでしょうが…。

幌馬車に荷物を積み込むときの、幌馬車をまうしろから描いている絵が印象的。ほろを通して空が見える。

後ろに、作者の写真がのってて、クーニーさんてかわいらしい感じの人だな、って思いました。

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[265] アイウエ王とカキクケ公

原案:武井武雄
文と絵:三芳悌吉

むかし、「アイウエ王国」という国があり、「アイウエ王」が治めていました。となりの国は「カキクケ公国」

そんなふうに、「あいうえ…」で言葉遊びの要素がある絵本です。

最初は、日本の絵本だし、言葉遊びもなんだか…と感じました。

でも、外国の中世ふう(?)のような世界の絵が目にとまったのと、三芳さんの「あとがき」で、

「 なお、この絵本の風俗や背景については、ノルマン征服を描いたバイユーの「タペストリーの絵物語」(12〜13世紀)および、「ペリ公の絵暦」(14〜15世紀)の "ポール・ド・リンデンブルグ" と "ジャン・コローム" を参考にしました。」

とあるのが気になりました。

それは、いったいどんなもの? 気になります。

それはともかく、絵本を読んでみることに。

絵からして、「カキクケ公」はいかにも欲がふかそうな人です。

アイウエ王国のぼうさま、「サシスセ僧」。小鳥に囲まれ、温厚で質素な感じが、好きです。アッシジの聖フランシスコを思い出します。

カキクケ公国に占領されてしまい、困った人々が集まっている絵では、ランプの光が下からあたって、みなの顔を照らしています。ざざっと描いただけのように見える絵なのに、光が表現できるんだな、と思います。

「ヤイユエ夜けいかく」の絵は動きがありますね。

「ハ」とか「マ」とか、それぞれの言葉の事柄を描いたページの上にある、字を囲う四角い紋章のような小さな絵も工夫されています。また、「ン」の言葉遊びは、考えられていますね。

その物語の世界を挟んで、最初と最後の絵は、三芳さんが昔かよった、また「アイウエ王様」の物語に最初に出あったという、「活動写真館」の雰囲気でしょうか、幕が開いてまた閉じる、その間の劇としての設定になっています。

「アイウエ王様」の話を絵本にしたいと思っていた三芳さんは、のちにその話は武井武雄さんの童話が元だと知ることになり、諒承を得て絵本をつくったそうです。

物語部分の内容や絵は外国的なのに、日本の昔の時代の活動写真館を前後にしているところは、あとがきを読んでいなかったら、なんだか不思議に思ったところです。

アイウエとかカキクケとか日本語の遊びがあるのに、外国の雰囲気が味わえた絵本でした。

(追記)
この絵本を読んでから、TVで、NHKの番組『美の壷』「レトロな絵本」の回を見ました。昔の雑誌の『コドモノクニ』のこと。武井武雄さんの名前も出てきました。絵本を読んだばかりで、グッドタイミングでした。
(参考:ブログの、該当記事

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[264] オズの魔法使い

作:L・F・バウム
画:W・W・デンスロウ
訳:渡辺茂男

やっと読みました。本の『オズの魔法使い』。

映画『オズの魔法使』、『ウィズ』とみてきた。本はどこの版か一度読んだことがあるけれど、完訳ではなかったかもしれない。

(参考:ブログの、映画『オズの魔法使』の記事映画『ウィズ』の記事

他にも訳があるかもしれないけれど、やはり絵は、デンスロウのを見たかった。

デンスロウでは、[210]『クリスマスのまえのばん』を読みました。

この『オズの魔法使い』を読んで、その絵の素晴らしさにびっくりしました。思っていたような、「挿絵」という段階ではなかったから。文章と話とひとつになって美しい本となっています。(絵と文章がかさなって少々字が見にくいところもありましたが…)

それぞれの国によって変わる色
(映画『オズの魔法使』はこのあたりを参考にしたのでしょうか? 国ごとに色が変わるわけではないけれど…)

また、章の最初の文字が大きく装飾されたようになってて、そこに絵が組み込まれています。

ライオンは、単に弱虫というのとは違いました。もう少し奥が深い感じ。恐ろしい怪獣カライダーがでてきたときも、ふるえてはいたけれど、ちゃんと立ち向かいます。ドロシーたちをかばって。

『オズの魔法使』の映画では、南の魔女グリンダは、マンチキンの国で既に出てきますが、まずは北の国の魔女がでてくる。これは、映画『ウィズ』のほうが近いよう。

また、「銀のくつ」を手に入れるドロシーですが、映画『オズの魔法使』ではルビー色をしていませんでしたっけ。『ウィズ』では銀だったかなあ…?

オズの大王に会ってから、まだ終わらないんだなということを知りました。

森の木が動く場面なんかは、ここででてくるんですねえ。 映画『オズの魔法使』では旅の途中で出てきました。『ウィズ』ではもしかしたら、地下鉄の柱の場面なのだろうか…?

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[263] のうさぎのフルー

文:リダ
絵:ロジャンコフスキー
訳:いしいももこ/おおむらゆりこ

[251]『かわせみのマルタン』[255]『くまのブウル』に続き、「ペール・カストールの画帖」より。

先の2冊は、童話館出版から復刊したもので、絵本のように大きな版になっていました。

今度は、以前の、福音館書店の版のほうで読みました。本のサイズは童話館のものより小さいです。

(先の2冊は絵本のほうに入れましたけど、こちらは本に入れました。文章も多いような気がします。童話館のは「訳編」となっていたので、丸のままの文章ではないのでしょうか?)

また、こちらのほうは、石井桃子さんと大村百合子さん2人の共訳になっていたのですね。

フルーは、のうさぎ。
のうさぎのきまりは、あまりおかあさんうさぎが面倒をみないこと、だそう。 のうさぎの赤ん坊は、そのかわり、うまれながらに3つのおくりものをもらっています。

「かくれみのに、まほうのみみ、それと七里ぐつです。」(p.8)

「七里ぐつ」という言葉がいいなと思いました。

のうさぎの生態を描きながら、物語としても楽しかったり、ハラハラしたり。

野菜ばかりだけど、「フルーのこんだて」(p.19)の絵のおいしそうなこと。

「オードブル(ぜんさい)」は、「セロリ くきのまま」
「おもなごちそう」は、「ぬきたてかぶら」
「とりあわせサラダ」もあります。
「のみもの」は、「つゆ」ですって。
つゆの隣のガラス瓶の赤いものは何でしょうね?

写実的な絵も見ごたえがありますし、フルーが走り回った跡が線で表されている、地図のような絵が面白い。

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[262] 満月をまって

文:メアリー・リン・レイ
絵:バーバラ・クーニー
訳:掛川恭子

ひさしぶりの、バーバラ・クーニーの絵本。今度は、他の人の文章に絵をつけた絵本でした。

「著者あとがき」を見ますと、100年以上前のこと、ニューヨーク州のハドソンからさほど遠くないところに、かごを作って暮らしをたてているひとびとがいたということです。その人たちを題材にとった、絵本です。

「ぼく」のとうさんは、満月の日になると、かごをもって町へ売りに行きます。歩いて売りにいかなければならないので、帰りが遅くても道を照らしてくれるから。

原題は、「BASKET MOON」
なんか、いいですね。

バスケットを売りにいく日の月、ということを単純に表しているのか、それとも、もっと深い意味があるのか…。

山の木の声をききたいと、「ぼく」は思う。
ビッグ・ジョーは言います。

「きく耳があれば、きこえるよ」

バスケットを売りに町へ行きたい少年。待つこと、仕事をてつだうこと、成長…。希望がかなえられても試練が少年をはばんだ。

おかあさんと少年を横から見た絵が印象的。少年の、いちばん暗い心の時の絵。ぎゅっとこぶしを握った少年と、少年の肩に手をおくお母さん。

少年は、風に、山に耳をすますことを覚えました。

(追記)
奥付をみていたら、これは1999年の著作権で、クーニーさんは2000年に亡くなられているので、もしかすると、クーニーさんの最後の絵本になるのでしょうか。

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[261] 雑誌ミセス 2008年3月号 より 特集 石井桃子の宇宙

以前、[228]『雑誌ミセス 2007年9月号 より 特集 イギリス湖水地方』 を読みましたが、その前から読みたかった、この石井桃子さん特集の号。 やっと読むことができました。(特集以外のところは読んでません。)

最初に、石井さんの字で、「本は一生の友だち」という言葉が載っています。*1

「本は友だち。一生の友だち。
 子ども時代に友だちになる本、
 そして大人になって友だちになる本。
 本の友だちは一生その人と共にある。
 こうして生涯 話しあえる本と
 出あえた人は、仕あわせである。
           石井桃子」(p.218)

まさに、子どもの本に生涯をささげた、石井さんならではの言葉ですね。

『プー横丁』や、[254]『ノンちゃん 雲に乗る』の、古い版の本の写真などが、カラーで載っていたのは嬉しい。
(私の読んだ『ノンちゃん雲に乗る』は、水色の表紙で、それ以前に賞をもらっているはずだけど、それがどんな版かわからなかった。)

『白い象の秘密』 エラリイ・クイーン。へえ、こんな本もあるんだな。

『ティモジーの靴』 ユウイング。あっ、ユウイングって、児童文学の歴史の中なんかにでてくるユーイング夫人のことだろうか?

江國香織さん、朝倉摂さん、金井美恵子さん、中川李枝子さんが、言葉を寄せています。

江國さんが、

「むしろ、石井さんが日本語に訳した「うさこちゃん」が読めない(中略)他の国の子どもたちはかわいそう、とさえ思ってしまうくらい。」(p.222)

に、石井さんがかかわった本に触れた日本のこどもたちは幸せ、と書いていました。

んー…。子ども時代に、そんなにたくさん、石井さんのも、他の人の訳の本もじっくり読んだことがないので…。

中川さんの文章中にでてきた石井さんの言葉、

「つまらない本を読まされる子どもはかわいそう」(p.228)

グサっ。んー…。ま、幼い頃はともかく、もう少し大きくなってもたくさん読書しなかったのはもったいなかったと思うけど…。

石井さんの開いた「かつら文庫」の写真もいくつか。

また、カナダ・トロントでの写真が気になります。後ろに書架があるのは、これが、「オズボーン・コレクション」なのかな?*2 書架に書いてある文字、「LOFTING」 「MACDONALD」…。わー、本がたくさん。

1979年、そんな昔に訪れておられたのだなあ…。

「知っておいてほしい石井桃子の本」のリスト。まだまだ読んでいない本がたくさん。読んだ本、載ってなかったりする…。ま、マイナー本からせめていくのも、面白いですね。

(追記)
*1 この言葉は、『ミセス』が初出ではないのではないか? どこから取ってきた言葉か調べてたら、どうも、「教文館 ナルニア国」に飾ってある言葉なのではないかと。とすると、100歳のフェアの時の直筆だそうです。
(参考サイト:教文館のサイトより、「ナルニア国イベント情報 追悼:石井桃子さん」のページ

(追記)
*2 「一九七九年、カナダ、トロントの「オズボーン・コレクション」を訪ねる。」(p.227) とあったので、そう思ったのだけど、書架のある部屋の写真、これは、たぶん、コレクションのある、トロント公共図書館の「少年少女の家」の書架ではないかと思う。(オズボーン・コレクション室での写真も、別に載っている。)

(追記)
追記2に関しては、後日読んだ[267]『児童文学の旅』を参照。

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