北神戸 丹生山田の郷
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山田の街道有馬街道以前の山田と兵庫・神戸を結ぶ道)(*20)(*26)

(下谷上農村歌舞伎舞台歌舞伎上演会(2004.4.25)のチラシより)
摂津国大絵図1
摂津国大絵図2

烏原谷越(からすはらだにごえ)(地図関連)

平清盛(解説)が福原(兵庫区)から丹生山に参詣するために整備した道と伝えられ、明治までは山田と兵庫を結ぶ幹線道路だったが、現在は全く使われていない。

兵庫から現在は神戸電鉄の電車が通っている烏原川沿いの谷を上り、神戸電鉄車庫付近(鈴蘭台駅の南)から西小部にあたる現在の北五葉・泉台の住宅地を抜け、中一里と奥一里の境界である長坂山(山田町参照)の東側を越えて山田川(志染川)沿いの東下の七社神社に至る。

谷川沿いの狭い道だが、江戸時代には米俵を背に積んだ牛や、牛を引きながら自分も米を担った屈強な男達が往来していた。

鵯越(ひよどりごえ)(地図関連)

有馬街道が整備されるまでは、藍那から兵庫に出るほとんど唯一の道であった。藍那の下ノ町(神戸電鉄藍那駅の西)から現在の星和台、鵯越墓地内の高尾山越えで神戸電鉄鵯越駅付近に出る。

現在は道路や団地などにより分断されているが、鵯越七不思議の伝説や七景などが道の諸所に散在する古道である。

再度越・狼谷道(ふたたびごえ・おおかみだにみち)

下谷上上谷上から再度山越えで神戸方面へ抜ける道。

狼谷道は、神戸電鉄谷上駅の西、下谷上の寿福寺から、再度越は、谷上駅の東、上谷上から森林公園西の五辻、柿ノ木塚を経て、再度山を越えて神戸方面に達するルートで、現在も森林植物園内に「山田道」の名前で残っている。往時の主要道路で道幅も広かったが、現在はすっかり山道になってしまった所が多い。

天王谷越・湯乃山街道・黒甲越(てんのうだにごえ・ゆのやまかいどう・くろこうごえ)

有馬街道参照

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