|
|
Step8 時には遊び心で歌うように♪
|
|
耳にやさしい調べが赤ちゃんは大好き♪
読み聞かせが良い結果をもたらしたという多くの事例によりますと、幼児はリズミカルなことばの繰り返しや、聞いていて調子の良いことばを好んだということが分かります。幼児にとって耳に残りやすい音声やことば、心に響く調子と言うものがあるのかも知れません。
◆有名なストナー婦人のお嬢さん(5歳で8ヶ国語をはないしたというウィニフレッド)への読み聞かせによりますと、次のような参考になる話があります。
「生後間もないときに、口調の良い『ベルギリウスのアエネイス』を朗読して聞かせると、赤子はすやすや眠りについた。ほかの赤ちゃんにもやったが、同じ結果だった。」
「生後6週間のウィニフレッドに色々な英語の名詩を朗読して聞かせたところ、詩の調子が変わるにつれて赤子は違った反応を示したのだった。テニソンのある詩は赤子を静かにし、マコーリーのある詩は赤子を興奮させたのである。」
「こうして、満一歳になるまでには『アエネイス』の最初の十行と『テニソンのCrossing the Bar』を自然に覚えてしまった。」
上の記述のように、赤ちゃんにとって受け入れやすい口調やリズムがありそうです。それをたくさん見出していくことが、お母さんの読み聞かせを一層楽しいものにするポイントとなりそうです。ぶっきらぼうだったり、平板だったり、きっとそんなことはお母さん方にはないでしょう。歌うような気持ちで、お子さんの表情を見守りながら読み聞かせをしてください。
◆わらべ歌(童謡)、子守唄そのものも子どもをうっとりとさせます。また、お母さんが歌うような気持ちでいるときのお母さんご自身の表情はいかがですか?恐い顔をしていますか?いいえ、わらべ歌や子守唄を歌うとき、お母さんご自身は優しい表情をしているのではありませんか?たとえ歌いだしたときには厳しい表情をしていたとしても、歌っているうちに表情が優しさへ転調するのではないでしょうか。わらべ歌、子守唄には、歌う側の気持ちを優しくする不思議な効果があるのかもしれませんね。
是非、ときには歌うような気持ちでの読み聞かせを試してみてください。
<演習>
「調子よく、リズミカルに読む」という工夫で、「遊び心」をもってということで、お母さんがやってみたこと、やってみたいことを考えてください。
・・・・・・・・・幾つか思いつきましたか?
◎事例をご紹介しましょう。
3人のお子さんに読み聞かせをしているお母さんのお話です。
「絵を見て歌を歌うときがあります。蝶を見て『ちょうちょ』を歌うというように。みんなで一緒に歌いだすこともありますので、結構楽しめます。」
「また、絵本の登場人物が3人(匹)だったら、子どもの名前に読み替えてみんなで笑いながら読むこともあります。みんな楽しくなります。」
いかがですか?あなたスタイルのヒントは見つかりましたか?
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|