子育てサークル
      Welcome to our homepage





 
Home>「ひとり読みへ導く」12のコツ>STEP11 「ひとり読み」した本は親も読んでおこう♪
 「ひとり読みへ導く」12のコツ

STEP11 「ひとり読み」した本は親も読んでおこう♪
「いっしょ」という気持ちを大切に♪
1.お子さんがひとりで読んだ本は、親御さんも読んでおきましょう。 
  いつしかお母さんが知らぬ間に、お子さんがひとりで読んだ本が生まれることがあるでしょう。そんなとき、お子さんが気に入って本には親御さんにも関心をもっていて欲しいものです。そうしておけば、お子さんが読んだ本の内容や登場人物や言葉が共通の話題になるチャンスに出会ったときに、とっても楽しいひと時を過ごすことができるでしょう。
  お母さんも絵本が大好きだということをお子さんは感じるでしょうし、そのことで本を通して親子の絆をお子さんは感じてくれることでしょう。

2.お子さんが読んだ本のことばをさりげなく言ってみましょう。
  いつも「さりげなく」です。遊びや食事のひと時に、お子さんが気に入った本のなかのことばを言ってみましょう。だからと言って、お子さんが読んだ本の内容をチェックしたり、感想を聞き出したりするようなことは控えましょう。「どう思った?」「お母さんは・・・こう思ったけど、あなたは?」とか、いうのは、お子さんを本から遠ざけることになりかねません。お母さんの問いの形は、お子さんには答えにくいものばかりのことが多いのです。
 そうではなくて、語りかけるような気持ちで話してあげたらいいのです。例えば、アイスクリームを食べるときに、「はらぺこあおむしも、アイスクリームたべたね」という程度です。具体的に、本の中のストーリーをちょっとだけ思い出して聞かせるのです。そうしたら、お子さんは何か応えてくれることでしょう。本の内容に触れた対話が生まれるでしょう。親子の絆を深めるにはそれで十分です。くどくなく、あっさりと、さりげなくです。
 大人同士でも、同じ映画を観て感動した人がいれば、その映画にも、その相手にもなんとなく親しみを覚えますし、「ちょっと話してみたいな」という気持ちになるものです。しかし、「あれこれ詮索されたり、チェックされるのはイヤだな」という不安もありますね。
 お子さんと親が同じ本を読んだ場合もこれと似ています。お子さんはその本にも親しみを抱きます。ですから、お子さんと同じ本を読んでいて、楽しい会話に繋がるように、「さりげなく」言葉を使ってみるということからはじめてみましょう。そして、その言葉が綿菓子みたいに口の中で甘く溶けてなくなれば、もうそれで良いのです。



[演習]
お子さんがひとりで読んだ本のことを思い出してください。
  そしてその本をお母さんも読んでみてください。
お子さんがひとりで読んだ本をお母さんも読んだ本は何ですか?
  そのなかでお母さんが気に入った場面を、思い出してください。

 直線上に配置直線上に配置