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STEP7 「いっしょ読み」のバリエーションを楽しもう♪ |
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「暗唱していることば」は増えてきましたか?
大切なポイントのおさらい・・・
「お気に入りの絵本」ができ、「お気に入りのことば」ができました。すると、お子さんには暗唱している台詞や言葉が徐々に増えてきていることでしょう。STEP6で紹介しましたが、お子さんが暗唱していることばを、お子さんは一人で言うようになりましたか?チェックはいけません。自然にお気に入りのことばをお子さんが言いたくなるように仕向けていくことが大切でしたね。
そのためにはお子さんが「暗唱していることば」を見つけることですが、お母さんにとってそのことばを発見するということが楽しいゲームであるとしたら、「いっしょ読み」は旨く行くことでしょう。
お気に入りの絵本、何度も読んでいる絵本、この絵本を読み聞かせしていると、ある場面になったらお子さんも声を出す、そしてその場面になったらお母さんは徐々にお子さんにバトンタッチする、この繰り返しが一緒読みを更に発展させることでしょう。その際に大切なことは、お子さんが一人で言っているお気に入りのシーンに、お母さんは楽しそうに耳を傾けるということです。笑顔で耳を傾ける、これがポイントです。「あ、聞いてくれている。ボク(ワタシ)が言ってるのをお母さんは嬉しそうに聞いている」とお子さんが感じている様子をお子さんの表情から読み取りましょう。
「いっしょ読み」のバリエーション
(1)大好きなことばをいっしょに言う。
(2)大好きなことばを一人で言ってもらう。
(3)大好きなページを(暗唱しているものを言って)読んでもらう。
(4)登場人物の役割を決めて、大好きな登場人物の台詞を言ってもらう。
(5)ページごとにお母さんとお子さんと交互に読み聞かせする。
(1)〜(2)は既に記しましたので、(3)〜(5)までについてご紹介します。
(3)⇒お気に入りの絵本を何度も読み聞かせしているうちに、お子さんは内容を殆ど覚えていることでしょう。そこで、特にお気に入りのページやクライマックスのページをお子さんに言ってもらいます。やり方は、これまでに何度か記した方法です。先ずは、@お母さんが読み聞かせる、A次にお子さんとお母さんと合唱するようにいっしょに言う、B徐々にお母さんは聞き役に回っていく、という方法です。(1)〜(2)で旨くいっていたら、(3)もスムーズに行くでしょう。どのページが良いかと言うと、やっぱりお子さんがお気に入りの場面から探すと言うのが自然ではないでしょうか。
(4)⇒登場人物の役割を決めて交互読みというもの楽しいものです。ただ、最初はお子さんもやり方が解らないかもしれませんので、ある特定の場面だけから始めるのがいいでしょう。そして徐々に範囲を広げていけばいいのですから。
(5)⇒お母さんとお子さんとの交互読みは、最高のスキンシップになるでしょう。やはり上記に示したように@ABの手順でやってください。最初から最後まで交互読みになら無くても良いでしょう。いっしょに読んでいるという気分を親子で味わっていたら良いのですから。「はい、次めくって、ここは○○ちゃんが読んで、お母さんに聞かせてちょうだい」というように。
*「ページめくり」はSTEP4で紹介していますが、お子さんにお気に入りのことばを読んでもらうためにもポイントなることです。「ページめくり」をやっていないお子さんでしたら、再度STEP4の「ページめくり」をご参照ください。
指差しと眼差しは気長に継続しましょう。
◆STEP6でご紹介しましたように、お気に入りのことばを読んでもらっているときに、文字や絵への指差しと眼差しを継続してください。文字の指差しの仕方は、「ことば単位」で指差してください。ひらがなの一文字ずつではなくて、読んでいる「ことば」をなぞるようにすると良いでしょう。
◆文字の「ことば」と絵が結びついてきたら、今度はお子さんの名前の一部のような親近感が持てそうな文字だけ指差して、教えてあげると良いでしょう。例:達也君に読み聞かせをしていて、「これ『たつや君』の『た』だよ」というように。
再度掲載しますが、
@文字意識が芽生えたら、五十音表を壁に貼ってみましょう。
Aお子さんの名前を書いて貼ってあげましょう。
Bものの名前を書いて、そのモノに名札を貼ってみましょう。
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[演習]
読み聞かせのとき、お子さんが「お気に入りのことば」を自分も言おうとしているシーンを想像してください。さて、そのときお母さんはどうしますか?
◆シーン1:
お子さんは殆ど文字は読めないし、言葉も出ないが、「あうあう」と何か言おうとしてる。そのときのお母さんの気持ちは如何ですか?自分なりに表現してみましょう。
◆シーン2:
お子さんは幾つか文字が読めています。そしてお母さんとの交互読みもしますが、読み間違いをお母さんから指摘されます。そのときのお子さんの気持ちを表現してみましょう。
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